新暗行御史(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『新暗行御史』は、『サンデーGX』で連載されていた史実を元にしたファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ映画。
作者は原作・尹仁完、作画・梁慶一の二人の韓国人。
聚慎(ジュシン)という国の滅亡後、訳あって暗行御史となった元将軍文秀(ムンス)が放浪の旅でお供の山道(サンド)や房子(バンジャ)に出逢い、行く先々で遭遇する問題を解決していく。
道中で聚慎滅亡・親友・恋人の死全ての原因となった阿志泰(アジテ)に再会。
過去への葛藤を乗り越え、悪魔の圧倒的な力に勇敢に立ち向かう様を描く。

摩利(マーリ)

CV:朴璐美

アニメ映画オリジナルの女剣士。
柳義泰の部下。

『新暗行御史』の用語

暗行御史(アメンオサ)

暗行御史とは、世の中を平和に導くために旅する特殊官吏。
韓国の歴史に1509年から1892年まで存在した。
国王直々に任命し、変装して町を調査、悪政が発覚すればその場で処罰し、国王に報告する。
正義のヒーローのようであるが、実際は旅の経費の殆どが実費で身分を隠しながら旅をしなければならずとても過酷な仕事だったようだ。

馬牌(マハイ)

精製したのは元大魔法士弥土。
暗行御史が持つ水戸黄門の印籠のようなものである。
悪い領主を成敗する時に掲げ、「暗行御史の出頭だ!」と名乗りをあげる。
馬牌は三種類あり、一馬牌は馬が一頭描かれており、国の兵士の支援を受けることが出来る。
二馬牌は二頭の馬が描かれており、術をあやつれる道士を授けられる。
究極の三馬牌は三頭の馬が描かれており、幽幻兵士を蘇らせることができる。
ミス黄の持つ馬牌は二馬牌を二つ繋げた四馬牌で、改造前の文秀が持つ三馬牌より強力。

幽幻兵士(ファントムソルジャー)

三馬牌から、正義を行うときのみ召還できる兵士部隊。
文秀が召還するのは、当時共に戦い快惰天との戦争で全滅した両班仮面をつけた特殊部隊。
ミス黄が召還するのは、元述により殲滅されてしまった当時女性のみで構成された伝説の諜報部隊である閣氏部隊。
両隊共に最強クラスの戦力を誇る。
文秀の召還する幽幻兵士は何故か妖魔退治が出来ない。

山道(サンド)

山道とは、暗行御史の護衛であり闘士(スレイヤー)。
新暗行御史では、普段は姿を消しており、御史が呼ぶと現れる。
文秀とミス黄の山道はみる人によって人間にみえたり、獣にみえたりする。
山房の元主、阿里亜(アリア)の山道は無口な男。

房子(バンジャ)

房子とは、暗行御史の身の周りの世話をする従者。

合気(ハブキ)

武杖(ムジャン)という男が編み出した、人間の身体に流れる気を自由自在に操る述。
活貧党や春香も弟子入りして習得した。
元述の殺形刀は合気ではなく、自らの殺気を具現化している。

『新暗行御史』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

文秀「これから起こることはすべて偶然だ!だから2度とこんなことが起こるなんて思うなよ。」

序章で暗行御史に助けて貰おうと待っていたロロと市民たちに軌跡や希望なんて戯言だと確認し、文秀が放った言葉。
助けを待つばかりでなく、自ら立ち向かって欲しいという願いが見え隠れする。

房子「房子たる者、死ぬまで房子です!いつか再び別の暗行御史に出合い、死ぬまで悪と戦い続けます!!」

房子が前に仕えていた暗行御史と山道が、聚慎が滅び解散して故郷に帰った1か月後、領主の悪政を正すのを失敗し斬首される。
2人の墓の前で涙をこぼしながら誓いを立てる房子の言葉。
その言葉通り、文秀に仕え、亡き後も新しい暗行御史を探し使える。

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