どうしても触れたくない(それでも、やさしい恋をする)のネタバレ解説・考察まとめ

『どうしても触れたくない』とは、ヨネダコウのBL漫画作品。単行本全1巻で、『CRAFT』(大洋図書)に2007年から2008年に掲載された。『それでも、やさしい恋をする』は『どうしても触れたくない』のスピンオフ作品であり、単行本全1巻で、同じく大洋図書から出版されている。傷つくことを恐れて素直になることができないゲイの嶋と家族をなくした過去があるストレートの外川。二人の心情が細やかに描かれ、切ない恋愛の醍醐味が詰まった作品。

『どうしても触れたくない(それでも、やさしい恋をする)』の用語

NEXT社

外川と嶋と小野田が勤めている会社。

TAG社

嶋がNEXT社に移る前に勤めていた会社。出口もこの会社に勤めている。

金魚

出口が、小野田が飼っている熱帯魚を呼ぶときの呼称。

『どうしても触れたくない(それでも、やさしい恋をする)』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

嶋俊亜紀「どうして俺は男なんだろう。不毛だと知りながら、どうして恋をするんだろう」

外川との関係が続いている中で、外川の京都異動の話を聞き、人生はきっとどうにもならないことばかりだと考える嶋。嶋は「どうして俺は男なんだろう。不毛だと知りながら、どうして恋をするんだろう」と心の中で独白する。身体の関係だけではなく、気持ちの上でも外川に惹かれていることを嶋が自覚する場面。

外川陽介「愛情だって、同情だって、なんだって情は情だろ。俺はお前に情が湧きまくりだよ」

外川が京都に異動すると知った嶋は、外川に割り切った関係のつもりだったと、別れを切りだし、ゲイではない外川との恋愛は上手くいかないと言う。それに対して外川は、「愛情だって、同情だって、なんだって情は情だろ。俺はお前に情が湧きまくりだよ」と言って告白する。

出口晴海「相手はノンケだ。毛色が違う。人種が違う。俺にとってもはや、異性といってもいい」

小野田と付き合い始めて約3ヶ月経った頃、出口は、小野田のズボンのポケットにあった名刺の裏に携帯の番号が書いてあるのを見つける。誰かが小野田に好意を寄せてアプローチした証拠だと出口は考える。しかし、小野田自身はまったく気づいていない。その名刺を見つけた際、出口は心の中で、「相手はノンケだ。毛色が違う。人種が違う。俺にとってもはや、異性といってもいい」と毒づく。

『どうしても触れたくない(それでも、やさしい恋をする)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

漫画コーナーで展示された作者直筆の色紙

紀伊國屋書店新宿店の漫画コーナーには、ヨネダコウ直筆の色紙が展示されていた。

『どうしても触れたくない』の英語版のタイトルは『No Touching At All』

『どうしても触れたくない』の英語版のタイトルは、『No Touching At All』である。

高評価だった『どうしても触れたくない』の英語版

『どうしても触れたくない』は2011年2月8日に英語版も販売されている。英語版のAmazonUSAでの評価は評価数116で星4.5個、AmazonUKでの評価は評価数109で星4.5個だったことから、高い評価を得ていることがわかる。

ドイツ語版でも発刊された『どうしても触れたくない』

『どうしても触れたくない』は2011年12月15日にドイツ語版も販売されている。

Sh3I2Doun1
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