【半沢直樹】ホンモノの銀行員はどう解釈する?名作ドラマの感想・考察まとめ
「やられたらやり返す、倍返しだ!!」のフレーズが社会現象にもなったドラマ『半沢直樹』。銀行を舞台に繰り広げられるバンカー・半沢直樹の闘争を描いた物語ですが、実際に銀行員として勤務する人びとの間では本作はどのように評価されているのでしょうか。SNSなどネットに挙がっている声をまとめてみました。
支店長が自分の責任で融資を実行させておきながら、それが不良債権化するとその責任を部下になすりつける場面などは、思わずうなずいてしまった。
出典: diamond.jp
この他、融資先に粉飾されて夜逃げされれば本当に悔しい思いをするし、多少の誇張はあれ「人事がすべて」といったサバイバルな世界もまさにその通りだそう。
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出世頭だった半沢と同期の男性が、ストレスから病気を患い“出向という名の島流し”に。「一度失敗すると、やり直せないのがバンカー」とシビアな世界であることを強調していたが、じつはこれ、実際も同じであるらしい。
ドラマでも描かれていたが、この本でも「銀行では一発逆転はない」と著者は綴っているように、敗者復活することはほぼ絶望的だ。
半沢直樹見てるんだけど、この業界の出世争いとか人間関係とか誰がどこに飛ばされるとか、本当に反吐が出るし切なくなるし悲しくなる
— シンコ@エルアルください (@r7a7u7l) 2013.07.07 21:43
銀行の古臭さ
半沢直樹は地方銀行の縮図だね〜融資先の無い地方じゃこの手の話ざらでしょ。 T山第一銀行、F井銀行と粉飾決算に気づけず、貸出先の規模、ネームバリューだけで走った結果焦げ付いた。銀行のビジネスモデルって古いと思うわ。
— yohei oi (@heynckes) 2013.07.07 21:43
せめー。視野がせめー。行内の社会だけが世界全てというこの感じ。古めかしすぎて泣けるわ。
— たて融資第二部推進役 (@tate_it) 2013.07.07 22:36
ドラマ『半沢直樹』のように、行内での派閥抗争や責任転嫁にかまけているばかりの経営陣では、これからの厳しい競争に生き残ることは困難になる。
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半沢直樹は今の時代に活躍できるのか?
半沢のように自分の腹で責任やリスクを取る“サムライバンカー”の存在も今は昔。「最近の銀行員は金太郎アメみたいな感じ。さらに金融商品取引法が施行されて以降は、一度断られた先にはもう営業できないなど難しい世界になった」と悲しい現実を吐露するバンカーも。
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「昔は、弁当3つもって、融資させてもらえるまで帰りません! と言い放って、籠城覚悟で営業しているバンカーもいたんだけどね」。
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半沢直樹みたいな人がいれば、課長になる前に、とっくに協力会社とかに出向になっているはずです
半沢のように「やられたら倍返し」を真似でもした日には、「とんでもない事態」に陥るであろうことは言うまでもあるまい(笑)。
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ウエの方針に逆らっても、できることは限られている。銀行は、何もするにも上司の決裁が必要。支店長の知らないところで、差押ができるなどあり得ない話かと。銀行は、判子と序列承認の役所に近い形態…#半沢直樹
— らんたろう (@rantarouuu) August 15, 2013
銀行員の方とお話しする機会があったので「やっぱ半沢直樹観てるんですか」って聞いたら「あんな事言ったらすぐクビです」って教えてくれた。
— 矢井田瞳 - yaiko (@yaiko_official) August 17, 2013
こんな部下なら即出向させる。#半沢直樹 pic.twitter.com/8UNGHhPAks
— のり (@along_further) 2013.08.12 09:20
半沢に対して起業のススメ
実はこの『半沢直樹』は、起業家・経営者などベンチャー界隈ではあまり評判が良くない。とっとと辞めればいいのに、と皆が言う。
出典: biz-journal.jp
サラリーマンを長く続けたことがない人には、大企業で働くことの、ある種の呪縛の強さは分からないのだろうし、勤め先にしがみつく哀れさのようなものを感じるのだろう。
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主人公の半沢直樹さん、さっさと会社辞めればいいのに…と何度思ったことかわかりません。半沢さん、休日も会社のこと考えてますよねこれ。
今の時代に半沢さんが、同じ環境で仕事をしていたら、さっさと会社を辞めて、優秀な動機たちと金融系のベンチャーでも興すのでしょう。
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