PUI PUI モルカー(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『PUI PUI モルカー』(プイプイ モルカー)とは、モルモット型の車である「モルカー」が活躍する、日本のパペットアニメ作品である。現実の車がモルモット型になった世界で、人間とモルカーが仲良く暮らし平和な日常を過ごしながらも、トラブルや事件に巻き込まれるほのぼのストーリー。車ならではのトラブルを中心に、友情・冒険・アクションなど多彩な要素が盛り込まれ、毒を効かせた社会風刺の一面も持つ。ふわふわの質感、豊かな表情、ちょこちょこ動き回る可愛らしいモルカーが人気。
とあるビルの中、謎の組織がモルカーを捕まえ檻に閉じ込めていた。彼らはこのモルカーと交換に大金を手にする計画を立てているようだ。
囚われたモルカーを救うためチョコとテディはビルに忍び込む。仲間を助けるため、危険を顧みず謎の組織に立ち向かったのだ。
チョコとテディが無事モルカーを檻から解放するも組織に見つかり、追手のメカシャークが放たれる。逃げるチョコたち、追いかけるメカシャーク、激しい激闘の末チョコたちはメカシャークを倒して救出撃は幕を閉じた。
皆に思いやりの気持ちを
とあるレース場、モルカーたちはレースのためスタート地点に並んでいる。
スタートの合図で勢いよく次々走り出すモルカーたち、しかしアクシデントにより道路に大量のニンジンが転がり出てしまう。モルカーたちはニンジンに夢中になりレースは一時停止状態、しかし一台だけ遅れていたアビーはそのニンジンを手に入れられなかった。
ニンジンを手に入れられなかったアビーが落ち込みながらも1人先にゴールすると、なんと優勝賞品は豪華な野菜の盛り合わせだった。大喜びするアビー 、後続のモルカーたちはそんなアビーを羨ましく見ている。するとアビーは自分のものでありながらも他のモルカーたちに賞品を分け与え、皆で野菜を食したのだった。1人だけニンジンを食べられなかったにも関わらず、野菜を独り占めせず、皆と共に楽しんだ心優しいアビーだった。
『PUI PUI モルカー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
モルカー誕生のきっかけは監督のペット愛
モルカーが誕生のきっかけは、監督である見里 朝希(みさと ともき)の「車がモルモットになった世界」というアイデアから生まれた。
見里は自身のペットとしてモルモットを飼っており、第11話で巨大モルモットとして登場している。名前は「つむぎ」、モルカーの声もこのペットのモルモットが担当している。
モルカーは世界に向けて作られた
『PUI PUI モルカー』は日本のみならず、全世界の人が見られるものを目指して作られた。
作中にはほとんど台詞がなく、あったとしても擬音語のみ。アニメ内では、音楽、動き、表情などで物語を進行させている。メッセージを言葉で説明しないことで、視聴者が思い思い好きなように感じ取ってくれたらとの考えがあったという。
また短編シリーズにして見やすくすれば子どもたちに届きやすくなり、さらに世界に広がるのではないかとも考えられ、1話が約2分半という短い作品となった。
制作期間は驚きの1年半
『PUI PUI モルカー』は制作に約1年半も費やして完成された。
本作はストップモーションの技法で撮影されており、少しずつ人形や物をずらしてアニメとしての動きをつけていく地道な作業によって作られている。1秒につき24枚分写真を撮るのだが、多数のキャラが動くシーンではその1秒の撮影に1日かかることもあったようだ。
アニメ内に監督が登場
『PUI PUI モルカー』ではアニメ内に監督が登場している。第1話に登場するDJモルカーのドライバー、迷惑ドライバーが実は見里氏本人だ。
また第1話から登場するポテトのドライバーであるスーツ姿の女性は、監督の実姉である見里 瑞樹(みさと みずき)が担当している。
放送ごとにファンを獲得
『PUI PUI モルカー』は放送後、急激にファンを増やした作品である。放送前はほとんど注目されず公式Twitterのフォロワー数も1000人程度だったが、第1話放送後から口コミで人気が爆発。放送を重ねるごとにファンを獲得し、2022年時点で公式Twitterのフォロワー数は39万人を達成している。
また台湾でも『PUI PUI 天竺鼠車車』の名前で放送されており、動画再生数は300万回を超えている。
名作映画のオマージュ要素も
『PUI PUIモルカー』には、作品内に名作映画へのオマージュがちりばめられている。
『インディ・ジョーンズ』、『ミッション:インポッシブル』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『ラ・ラ・ランド』など、映画内の一部の印象的なシーンやアイテムを登場させている。
『PUI PUI モルカー』の主題歌・挿入歌
OP(オープニング):「モルカーのテーマ」
全12話共通のオープニング曲。
歌はなくサウンドのみ。
楽曲を手掛けたのは小鷲 翔太(こわし しょうた)。
約9秒と短い。
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目次 - Contents
- 『PUI PUI モルカー』の概要
- 『PUI PUI モルカー』のあらすじ・ストーリー
- ポテトと渋滞
- アビーがヒーローに変身
- シロモが問題解決
- Let's モルカーパーティー
- ゾンビと対決
- モルカーでサプライズ
- 『PUI PUI モルカー』の登場人物・キャラクター
- メインのモルカー
- ポテト
- シロモ
- アビー
- チョコ
- テディ
- その他のモルカー
- DJモルカー
- 救急モルカー
- パトモルカー
- ハンバーガーモルカー
- ゾンビモルカー(シロモ)
- トレジャーモルカー
- ウェディングモルカー
- 痛車モルカー(アビー)
- タイムモルカー
- モルカーを取り巻く人たち(その他の登場人物)
- お姉さん(演:見里 瑞樹)
- お兄さん
- オタクのお兄さん
- 迷惑ドライバー(演:見里 朝希)
- 銀行強盗
- 警官
- 猫
- ポイ捨てドライバー(演:高橋 博海)
- ゾンビ
- 誘拐犯
- メカシャーク
- カップル
- 魔法天使もるみ
- 博士と少女
- 古代人
- 巨大モルモット(演:つむぎ)
- 『PUI PUI モルカー』の用語
- モルカー
- 『PUI PUI モルカー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ポイ捨てはダメ
- 危険に飛び込み仲間を助ける
- 皆に思いやりの気持ちを
- 『PUI PUI モルカー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- モルカー誕生のきっかけは監督のペット愛
- モルカーは世界に向けて作られた
- 制作期間は驚きの1年半
- アニメ内に監督が登場
- 放送ごとにファンを獲得
- 名作映画のオマージュ要素も
- 『PUI PUI モルカー』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):「モルカーのテーマ」
- ED(エンディング):「モルカーのテーマ」(エンディング)