青春の記録(韓国ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『青春の記録』とは、韓国で2020年9月に放映を開始したロマンティックヒューマンドラマである。芸能界を舞台にそれぞれの夢を抱える若者の成長を描いている。家柄が重視される業界で自分だけの力で成功しようと努力する主人公やヒロイン達が厳しい現実に直面しながらも挑み続ける日々はまさに青春の記録である。多くの若者が夢を諦めざるを得ない韓国社会の現実を描いている。主演のパク・ボゴムがドラマの役柄と同様に撮影入隊することが決まっており話題を呼んだ。
ヘヒョの両親がヘヒョの事でけんかをする。
これまであまり干渉しなかったヘヒョの父が母親に対して、最近のヘヒョの活動がうまくいってないことを指摘する。ヘヒョに対しても「今のままでは俳優として成功しない」と指摘して、兵役に行くべきだと告げる。
ジョンハは美容院の店長に辞表を提出する。いじわるな先輩に動画を見せてみんなの前で謝罪させる。
ヘジュンが主演男優賞を受賞する一方でヘヒョは新人賞を逃す。授賞式にはジョンハもヘヒョに同行していた。受賞後のヘジュンは家族と一緒でヘヒョはジョンハを食事に誘う。
ヘヒョはストレスで気分を悪くしてしまいジョンハが介抱する。
ヘジュンの受賞スピーチを、以前ヘジュンに援助すると言っていたデザイナー、チャーリー・チョンがテレビで見ていた。
受授賞式翌日、事務所に向かうヘジュンに警察から電話がかかる。チャーリー・チョンが死亡したので参考人として出頭してほしいと言われる。デザイナーのチャーリー・チョンが自殺したとニュースで報道される。
第11話
警察に行ったヘジュンは刑事から最後の連絡先がヘジュンだったと知らされる。どうして連絡をしてきたか心当たりを尋ねられるヘジュンだが、わからないと答える。
警察署から出てくるヘジュンを見ていたのは女性記者で、ヘジュンを恨む前事務所の代表イ・テスから「ヘジュンがデザイナーのお気に入りだった」と吹き込まれていた。
ネットではヘジュンの評判は悪くなる一方である。記者からチャーリーの事を追求されたマネージャーは事実無根だと訴えるが、相手にされない。そして噂のネタ元が前事務所社長のイ・テスではないかと疑いはじめる。
元カノのジアがヘジュンに連絡してきて、記者のインタビューを受けたと伝える。二人が付き合っていた頃の話をした記事が出るという。それを聞いたヘジュンは怒りを抑えられない。
第12話
元カノのジアはヘヒョを通じて自ら記者へインタビューを申し込んでいた。
それを知ったヘジュンはヘヒョに対して事前に話さなかったことを責めた。そんなヘジュンにヘヒョは「以前のお前なら他人の善意に感謝したはずだ」と言い返した。
お互い譲らない中で、ジヌとヘナが付き合っていた事を黙っていたヘジュンにヘヒョは怒り出した。
ジアはヘヒョに「自分がヘジュンと上手くいけばジョンハとの関係に望みが持てるかも」と言い、記者を紹介させていた。
ヘナとジヌの交際を知ったヘヒョの母親は、「恋愛は許すが結婚は別だ」とヘナに話す。抵抗するヘナに対して「親の言うことを聞かないなら」と車のキーを取り上げる。そのやり取りを聞いたジヌは意外にも平気でヘナに愛していると告白する。
ヘジュンはジヌと二人で飲みに行きヘヒョと喧嘩したことを話す。ジヌはジアのインタビューをジョンハが見たらどう思うか心配する。
その頃YouTubeの配信でヘジュンとの事を公表しようとしていた。そこへヘジュンから着信があり配信を中断する。
ジアの記事の事を聞いたジョンハは結局ヘジュンの事は言わなかった。ジアのインタビューを複雑な思いで見るジョンハ。
第13話
ドラマの相手役の女優と熱愛説が出たヘジュンは、撮影前にジョンハに会いに行く。ジョンハは「あなたの言葉だけを信じる」と逆にヘジュンを励ました。
ヘヒョはパク・ドハからSNSのフォロワーが金を出せばフォローする業者のものだと言われる。その場ではドハに怒りをぶつけたものの、母親のこれまでの言葉を思い出し、SNSのフォロワー数を操作したことを確信した。
帰宅したヘヒョは母親を問い詰めると開き直って認めた。ヘヒョの怒りは爆発し号泣して抗議した。
食事の時間を潰してジョンハに会いに行ったヘジュンに対して、スキャンダルの心配をするジョンハ。
ヘジュンは恋愛を公表しようと提案するが、もし別れたらと不安を理由に断るジョンハ。そんなジョンハに「別れるのか?」と聞き返すと、「未来はわからない」と冷静な答えが返ってきた。このやり取りでお互いの想いがすれ違い微妙な雰囲気になる。
仕事の時間になりヘジュンは現場に向かうと、テスからさらなる暴露記事が出ると教えられる。
第14話
暴露記事の事で心配したジョンハが事務所を訪ねる。
ミンジェは記者と新聞社を訴えることや反論記事も準備してあることを伝える。安心したジョンハに、ヘジュンが食事や睡眠の時間を削ってジョンハに会いに行っていることを伝えるミンジェ。愛されていることを伝えたかったのだが、ジョンハは負担になり申し訳なく思うと言う。
キム記者がヘジュンから名誉毀損で訴えられたと上司に報告するが、更なる熱愛記事を出すように指示される。熱愛記事を見たミンジェがジョンハとのデートを止めるが、ヘジュンはジョンハに会いに行く。
同じ熱愛記事を読んだジョンハも今は会わない方がいいと伝えるが、ヘジュンは今から行くとスタジオに向かった。スタジオは鍵がかかっており、ジョンハからは今日は会えないとメッセージが届いた。
数日後事務所で会ったヘジュンとジョンハ。やっと会えたと喜ぶヘジュンにジョンハは別れを告げる。
第15話
キム記者の突撃取材を受けたジョンハ。
いつから付き合っているのかと聞かれ「彼は大事なお客様のひとりです」と交際を否定した。挑発するキム記者に対し負けずに応じるジョンハだったが、帰りのバスの中で自分に対する中傷記事を読んで落ち込む。
ジョンハからヘジュンに連絡があり二人は事務所で会うことになった。ジョンハは「愛してる。別れましょう」と言う。ヘジュンは驚いて理由を訊ねる。ジョンハはヘジュンに謝られることが耐えられないと言った。
ヘジュンは家に帰り自分の部屋で悲しんだ。
ミンジェは誹謗中傷に耐えかねて、無断でチャーリーの最後のメッセージをマスコミに公開してしまう。ヘジュンの潔白が証明され訴訟が不利になったキム記者は、会社からも見放されジアへ助けを求めた。
ヘジュンを標的にする理由をキム記者に尋ねた。
キム記者はテス代表を裏切った卑劣な人だからと答えた。ジアはそれが全くの嘘で、逆にギャラの未払いなどでヘジュンを苦しめていたのはテスだったと伝えた。キム記者は自分がテスに利用されていたことに気づき、これまでの事を問い詰めた。テスの言い訳にキム記者は怒り今度はテスを潰してやると言った。
ヘジュンはジョンハの最後の言葉を思い出し後悔の涙を流す。撮影を全て終えたヘジュンはジョンハのスタジオへ行き、別れられないと告げる。
第16話(最終回)
いつもの公園に集まるヘジュン、ヘヒョ、ジヌの3人。
ヘヒョはヘジュンに「ジョンハが別れを切り出したのはヘジュンのためだ」と言った。ヘジュンがジョンハを選ぶことで多くの犠牲が出ると言った。ヘジュンは、最後は黙ってしまう。
ヘジュンは母親からジョンハを家に招待する日を尋ねられ、別れた事を伝える。
ジョンハはYouTubeを辞めることにする。これまで安定を求めてきたが不安定を楽しむと視聴者へ挨拶した。ヘヒョは優待券を口実にしてジョンハに会いに行き入隊することを告げる。チャンポンエンタとの再契約を話し合うためにヘジュンはミンジェと会う。ヘジュンは入隊期間を含めて3年契約をと返事する。
2年後メイクアップアーティストとして撮影所を忙しく行き来するジョンハ。ヘジュンはミンジェと供に仕事を再開させる。
30代を迎えるヘジュン、ヘヒョ、ジヌは再び公園に集まる。撮影中のヘジュンは別の撮影で来ていたジョンハと再会する。二人で話をするとお互い何もなかった友達のように会話が弾んだ。
『青春の記録』の登場人物・キャラクター
主要人物
サ・ヘジュン(演:パク・ボゴム)
モデルで俳優を目指す26才。優れたルックスと明るく思いやりのあるキャラクターでみんなに愛される人気者。子供のころから勉強のできる兄と比べられ、父親や兄が苦手。現実主義者で好き嫌いがはっきりしており頑固な面もある。祖父や母親から応援され俳優になる夢に向かって努力している。実家が裕福でないため芸能界でも後ろ盾がなく媚びる性格でもないため俳優としての仕事を中々得ることが出来ない。これまで一人としか付き合ったことがなく、振られ方がトラウマになっている。友達思いで幼馴染のヘヒョやジヌとは大人になっても事あるごとに集まっている。
アン・ジョンハ(演:パク・ソダム)
メイクアップアーティストを目指す26才。安定を望む一方で大企業を辞めメイクの道に進むため美容院に転職するなど大胆な一面もある。30年ローンで家を買い夜遊びもせず仕事に打ち込む毎日。幼いころの両親の離婚によって恋愛や結婚には夢を持たない。先輩からの嫌がらせにも耐えながら反撃もする強いメンタルの持ち主。ヘジュンとの恋愛に幸せを感じる一方で恋愛に振り回される事を憂慮する。母親とは理解し合えないが、別れた父親は頼れる存在となっている。ドライな性格で仕事での付き合い以外女友達はいない。
ウォン・ヘヒョ(演:ピョン・ウソク)
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目次 - Contents
- 『青春の記録』の概要
- 『青春の記録』のあらすじ・ストーリー
- 第1話
- 第2話
- 第3話
- 第4話
- 第5話
- 第6話
- 第7話
- 第8話
- 第9話
- 第10話
- 第11話
- 第12話
- 第13話
- 第14話
- 第15話
- 第16話(最終回)
- 『青春の記録』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- サ・ヘジュン(演:パク・ボゴム)
- アン・ジョンハ(演:パク・ソダム)
- ウォン・ヘヒョ(演:ピョン・ウソク)
- ヘジュンの家族
- サ・ミンギ(演:ハン・ジニ)
- サ・ヨンナム(演:パク・スヨン)
- ハン・エスク(演:ハ・ヒラ)
- サ・キョンジュン(演:イ・ジェウォン)
- ヘヒョの家族
- キム・イヨン(演:シン・エラ)
- ウォン・ヘナ(演:チョ・ユジョン)
- ヘジュンに関わる人々
- キム・ジヌ(演:クォン・スヒョン)
- イ・ミンジェ(演:パク・ミヒョン)
- イ・テス(演:イ・チャンフン)
- ジョン・ジア(演:ソル・イナ)
- チャーリー・チョン(演:イ・スンジュン)
- 『青春の記録』の用語
- クスムジョ(金のスプーン)
- 兵役
- チャンポンエンターテイメント
- 『青春の記録』の名言・名セリフ/各シーン・名場面
- パク・ボゴムのコスプレ
- ヘジュン「僕のこと好きなの?」
- ヘジュン「付き合う?」
- 子宮頸がんワクチン
- ヘジュンのピアノ弾き語り
- ヘジュン「愛する人を守れないで誰かの癒しや力になれるのか?」
- 『青春の記録』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 主役ヘジュンを演じたパク・ボゴムは実際にこのドラマ撮影を最後に入隊した
- 人気俳優パク・ソジュンがカメオ出演している
- 同時間帯での月・火ドラマ初回視聴率歴代1位を記録した
- 『青春の記録』の主題歌とOST(オリジナルサウンドドラック)
- 主題歌:スングァン(SEVENTEEN)『GO』
- 『青春の記録』のオリジナルサウンドトラック