映画 ギヴン(劇場アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『映画 ギヴン』とは、キヅナツキのBL漫画が原作のテレビアニメの2作目として、劇場版アニメ化された作品である。フジテレビの「ノイタミナ」で放送されたアニメでは、高校生の真冬と立夏の恋を中心に描いていた。だが、劇場版では、バンド内で大人組の春樹と秋彦、秋彦の元恋人の雨月の、苦く熱い恋を中心に描いている。春樹は長年にわたり、密かに秋彦に恋心を抱いていたが、秋彦は、天才ヴァイオリニスト・雨月の家に居候していた。秋彦と雨月は元恋人だが、きっぱりと離れることが出来ず、ズルズルと関係を続けていた。

『映画 ギヴン』の用語

カウントダウンフェスアマチュアコンテスト

カウントダウンフェスアマチュアコンテストでライブ審査を受けるギヴン。

「カウントダウンフェスアマチュアコンテスト」通称「CAC」は、メジャーシーンへの登竜門である。
ギヴンは、審査を通過し、最終審査の実技(ライブ)審査に挑むことになった。

『映画 ギヴン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

伸ばしていた後ろ髪をバッサリと切ってしまった春樹

長かった髪を短く切ってしまった春樹(リーフレット表紙)。

初めて大きな喧嘩をしてしまった春樹と秋彦。
秋彦との喧嘩によって、自分では秋彦の心を埋められず、何も求められていないと知って絶望感に打ちひしがれてしまった。
秋彦への失恋のショックから立ち直る為、長くのばしていた後ろ髪をバッサリ切ってしまう。
その姿は、来場者特典のリーフレットにも描かれていた。

秋彦と雨月の別れの場面

今まで何度も別れ話をしながら、きっぱりと別れることが出来なかった秋彦と雨月。
ズルズルと同居生活をしていたが、秋彦が雨月の家を出ていき、真正面から「別れ話」をしたことで、ようやく決着がついた。
雨月はまた秋彦を引き止めようと思ってしまうが、真冬の歌に後押しされて、グッと堪えることが出来たのだった。
いつもは飄々としている雨月も、秋彦が去った後は、涙を流して「……ばいばい、秋彦」と呟いた。

秋彦が春樹に告白する場面

映画のラストシーン。
バイトを辞めて、本気で音楽に向き合い、大学のヴァイオリン発表会に挑んだ秋彦。
その演奏を見に来た春樹は、秋彦の変化を、自分ではない「誰か」の影響だろうと、勘違いしていた。
発表会終了後、会場で見つけた春樹を追いかけて、秋彦は辺りを探し回り、ようやく春樹の姿を見つける。
そして、勘違いしていた春樹の誤解を解いた。
バイトを辞めたのも、ヴァイオリンを頑張ったのも、全部「春樹に見合う男になる為だったんだ」と伝えた。
秋彦は改めて、「好きです。俺と付き合って下さい」と春樹に告白した。
何度も迷い、もがきながら、やっと、二人は両想いになれたのだった。

『映画 ギヴン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

期間限定トーク&バンド・ギヴン「冬のはなし」特別映像付き上映

期間限定トーク&バンド・ギヴン「冬のはなし」 特別映像付き上映。

通常上映に特別映像を追加した上映が、8月22日(土)〜8月28日(金)までの期間限定で行われた。
特別映像の前半は、矢野奨吾(佐藤真冬役)、内田雄馬(上ノ山立夏役)の"高校生組" と、中澤まさとも(中山春樹役)、江口拓也(梶 秋彦役)、浅沼晋太郎(村田雨月役)の"大人組"の2組にわかれ、『映画 ギヴン』を観た感想やお気に入りのシーン、アフレコ時に意識したことなど、ここでしか観られないトークを繰り広げる。
後半は、矢野奨吾がギターボーカルをつとめるバンド「ギヴン」が、TVアニメ9話の舞台となったライブハウス・町田The Play Houseで演奏した「冬のはなし」のライブ映像が流れる。

4週連続、週替わり「来場者特典」配布

来場者特典。

『映画 ギヴン』の来場者特典として、「原作・キヅナツキによる描き下ろし4コマ漫画リーフレット4P」が配布された。
描き下ろし4コマ漫画は、映画の後日談で、メインキャラクターのその後の日常が見られる内容。
全4種で、リーフレットの表紙は立夏、真冬、春樹、秋彦がそれぞれに、"ネタバレ有り"であることを警告するデザインとなっている。
週替わりで、毎週1種類ずつ配布された。

『映画 ギヴン』の主題歌・挿入歌

主題歌:センチミリメンタル『僕らだけの主題歌』

「僕らだけの主題歌」初回生産限定盤

センチミリメンタル 『僕らだけの主題歌』 Music Video

劇中歌:ギヴン『夜が明ける』

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