『魔女マリー』とは、2010年より『Fellows』、2013年2月以降は『ハルタ』にて読切連作形式で不定期に発表されていた、天乃タカによるファンタジー作品。単行本は上下巻。
魔女と呼ばれる美貌の女性・マリー。マリーは時代も場所も越えて、人の願いを叶えるためにやってくる。その代償は、願う人の心ただひとつである。彷徨う魔女と悩める人間のダークファンタジー。
『魔女マリー』の概要
『魔女マリー』とは、『Fellows』、『ハルタ』にて読切連作形式で不定期に発表されていた天乃タカによるファンタジー作品。2010年12月15日発売の『Fellows!』volume14に初めて掲載され、その後は同誌volume16A、volume18からvolume21、増刊である『Fellows!(Q)』"Queen"、『Fellows!(Q)』"Q.E.D."、その後は2013年2月15日刊行分より『Fellows!』から誌名変更された『ハルタ』のvolume1からvolume3に掲載された。単行本は上下巻。
魔女と呼ばれる美貌の女性・マリー。マリーは時代も場所も越えて、人の願いを叶えるためにやってくる。その代償は、願う人の心ただひとつである。彷徨う魔女と、悩める人間のダークファンタジー。
"どんな願いでも叶える魔女"というファンタジックな存在をモチーフにしながらも、願う人間の方は「愛されたい」、「人をやめたい」、「自分だけを見てほしい」など生々しいのが印象的な、ほろ苦いファンタジー。
『魔女マリー』のあらすじ・ストーリー
魔女と呼ばれる美貌の女性・マリー
人が願いを強く求めた時に現れる神秘的な女性・マリー。
ある者は妹の病を癒すため、ある者は想い人を自分のモノにするため、またある者は誰かに愛されるがために、夕闇の先の彼女に会いにゆく。
ただ一つ、"心"だけを携えて。
「魔女」と呼ばれるマリーは、人間たちの日々の営みを、神の視点から静かに見つめる。
傷つきやすくもしたたかな人と、願いをかなえる宿業を背負った魔女。そして彼女を見守り続ける魔獣が織りなす、虚構と現実のはざまの物語。
『魔女マリー』の登場人物・キャラクター
マリー
マリー
本作の主人公である謎の美女。心を供物に、ありとあらゆる願いを叶えてくれる魔女である。
しかし彼女もまた、ある"願い"を叶えるべくさまよい続けているらしい。
ハルニレ
ハルニレ
マリーが連れ歩く魔獣。
言葉は語らずとも、穏やかにマリーを見守り続ける。
ジョシュア
ジョシュア
妹の病を治したいとマリーに願う少年。
学校では優等生、親には手間をかけない良い子で通しているが、それゆえにフラストレーションがたまっている。
レイチェル
レイチェル
しっかり者がすぎて冷めている少女。
父親の恋人に対して抱くやりきれない感情がマリーを呼び寄せる。
ローズ
ローズ
想い人を自分の夫にするべく魔女・マリーを頼った少女。
晴れて彼を夫にすることが出来たが、それと同時に自分の気持ちが冷やかになっていることに気づき困惑する。
ST(セイント)
ST(セイント)
魔女マリーを"探求"し続ける男。
どうやら彼の出生にマリーが一枚かんでいるらしい。
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