ひとりぼっちの○○生活(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ひとりぼっちの○○生活』とは、カツヲによる漫画、及びそれを原作としたアニメ作品である。
極度の人見知り少女・一里ぼっちは、小学校までの唯一の友達・八原かいと交わした「中学卒業までにクラス全員と友達になること。できるまで絶交する」という約束のために友達を作ろうとする。しかし、コミュ障のぼっちには前途多難だった。約束から逃げてばかりのぼっちだったが、教室の前の席の少女・砂尾なことの出会いが、次第にぼっちを変えていく。脱ぼっち系日常コメディ。
CV:小原好美
ぼっちの幼馴染かつ親友で、小学校時代の唯一の友達。ぼっちのことは「ぼっちー」と呼ぶ。
ぼっちが大好き。コミュ障のぼっちを心配し、ぼっちと「中学卒業までにクラス全員と友達になること。できるまで絶交する」という約束をした。
『ひとりぼっちの○○生活』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「友達になりたいって言われるのも嬉しいもんだな。だからもう、変な気は遣うな」(第1話)
第1話にて、なことぼっちが相合傘をしているシーンにおける、なこのセリフ。ぼっちがなこと初めて話した日の放課後、外は雨が降っていた。ぼっちは傘を忘れたなこに「咳をしていたから」と言って自分の傘を渡し、そのまま逃げ出してしまう。なこはぼっちを追いかけて「傘が一つなら二人で入ればいい」と言ってぼっちと相合傘をする。ぼっちの「友達になりたい」という思いがしっかり届いていたことを表しているシーンである。なお、この時点ではぼっちはまだ「友達」にはなれていないと思っていた。
「夜の私はすごいんです」(第2話)
第2話より。ある夜、「サルでもわかる友達の作り方」という本を読んでいたぼっちは、その本に書かれていた「悩みを共有すれば仲良くなれる」という内容に感銘を受け、次の日決行すると意気込んで眠りにつく。しかし翌朝登校すると、ぼっちは完全に自信を喪失していた。落ち込んでいるぼっちを心配したなこが「どうしたんだ?」と聞くと、ぼっちは「夜の私はすごいんです」と答えた。ぼっちはなこに「夜中に気が大きくなる」ことを伝えようとしたが、言葉足らずのせいで別の意味に捉えられてしまった。
「別に完璧じゃなくても、いいと思うぞ。むしろ、ぼっちは残念なアルの方が好きかもな。私も嫌いじゃないし」(第5話)
第5話より。テニス部をサボり、ぼっち達と一緒に帰ることにしたアル。なこが「本当にいいのか?」と訊くと、アルは「今日ぐらいサボっても完璧な私のイメージが無くなるわけじゃない」と強がって答えた。なこはそんなアルに「別に完璧じゃなくてもいいと思う」と告げたのだった。アルに、自分を飾らずに接することが出来る、本当の意味での「友達」ができたことを表しているシーンである。
『ひとりぼっちの○○生活』の用語
本庄ミエル
第5話において、全身小学生スタイルで登校してしまった本庄アルが、別人を装い小学生のふりをした際の偽名。アルの妹という設定である。なこには一瞬で見破られるが、ぼっちは騙されている。
『ひとりぼっちの○○生活』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
集合写真でも残念ぶりを発揮して目をつぶるアル(第3話)
第3話より。職員室の照代の机に置かれている、入学式の集合写真。よく見るとアルは目をつぶっており、「残念あるある」になってしまっている。
ED(エンディング)における原作漫画のコマを使用した演出
ED(エンディング)『ね、いっしょにかえろ。』では原作漫画のコマが流れてきて、ぼっちと友達になった順番にキャラクターがコマから飛び出してくるという演出がされている。
パン屋「三ツ星ベーカリー」の名称の由来は『三ツ星カラーズ』
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目次 - Contents
- 『ひとりぼっちの○○生活』の概要
- 『ひとりぼっちの○○生活』のあらすじ・ストーリー
- 極度の人見知り・ぼっちの初めての友達
- 本庄アルと仲良くなりたいぼっち
- ぼっちに振り回される友人たち
- 忍者好きなソトカ・ラキター
- 押江照代先生の勘違い
- 八原かいとの再会
- 風紀委員の倉井佳子
- ぼっちと同じ悩みを持つ小條咲真世
- 中内柄音の卒業に号泣するぼっち
- 『ひとりぼっちの○○生活』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 一里ぼっち(ひとり ぼっち)
- 砂尾なこ(すなお なこ)
- 本庄アル(ほんしょう ある)
- ソトカ・ラキター
- 倉井佳子(くらい かこ)
- その他のクラスメイト・学校関係者
- 美奈川らう(みながわ らう)
- 押江照代(おしえ てるよ)
- その他の関連人物
- 八原かい(やわら かい)
- 『ひとりぼっちの○○生活』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「友達になりたいって言われるのも嬉しいもんだな。だからもう、変な気は遣うな」(第1話)
- 「夜の私はすごいんです」(第2話)
- 「別に完璧じゃなくても、いいと思うぞ。むしろ、ぼっちは残念なアルの方が好きかもな。私も嫌いじゃないし」(第5話)
- 『ひとりぼっちの○○生活』の用語
- 本庄ミエル
- 『ひとりぼっちの○○生活』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 集合写真でも残念ぶりを発揮して目をつぶるアル(第3話)
- ED(エンディング)における原作漫画のコマを使用した演出
- パン屋「三ツ星ベーカリー」の名称の由来は『三ツ星カラーズ』
- 『ひとりぼっちの○○生活』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):一里ぼっち(CV:森下千咲)、砂尾なこ(CV:田中美海)、本庄アル(CV:鬼頭明里)、ソトカ・ラキター(CV:黒瀬ゆうこ) 『ひとりぼっちのモノローグ』(第1話 - )
- ED(エンディング):一里ぼっち(CV:森下千咲) 『ね、いっしょにかえろ。』(第2話 - 第5話)
- ED(エンディング):一里ぼっち(CV:森下千咲)、砂尾なこ(CV:田中美海)、本庄アル(CV:鬼頭明里)、ソトカ・ラキター(CV:黒瀬ゆうこ) 『爆笑ぼっち塾 校歌』(第6話)
- 挿入歌:本庄アル(CV:鬼頭明里) 『まけるなアル かがやけアル』(第5話)