スペースコブラ(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
「スペースコブラ」とは、寺沢武一氏の漫画「コブラ」を原作とした、1982年10月からフジテレビで公開されたSFアドベンチャーアニメである。全31話で構成され、主人公である宇宙海賊「コブラ」の宇宙で惑星と惑星の間をまわる冒険を描いている。サイコガンと言われるレーザーガンを操るコブラのその絶対に負けない力強さと、気の利いたセリフに日本中の人々が夢中になった。
魔術師と称する植物人間。
自らが作る種子を植え付けることで相手の自我を乗っ取り、脳から支配してしまう。
エネルギー反射衛星で頭部を守っており、サイコガンを跳ね返してしまう。
常に耐熱防具で全身を覆っているが、その中身は濃い緑色のメロンのような姿をしている。
植物であるため、定期的に光合成と水分摂取を必要とする。
自らの能力とエネルギー反射衛星からコブラに負けないと豪語していたが、エレベーターで移動する際に、エレベーターと壁の間に潜んでいたコブラに真っ二つに切断されて絶命した。
サンドラ(CV:田島令子)
出典: fanblogs.jp
「スノウ・ゴリラ」と呼ばれる女盗賊の長。
片目を失っている。
非常に冷徹で狡猾で、自らの部下でも歯向かうならば容赦無く殺す。
サイボーグ犬「ドベル」を飼っている。
ドベルはデータを解析する機能や、人物の本物偽物を見極める能力をもちながらも、サンドラを乗せて走り抜けられる馬力を持っている。
「最終兵器」を求め、コブラの後を追っていき、コブラが宝石や金貨に目が眩んでいた隙に最終兵器を入手した。
「最終兵器」によって最強の存在になったため、部下を皆殺しにし、「最終兵器」を回収しにきた海賊ギルドをも壊滅させた。
ブラッド(CV:飯塚昭三)
「ラグ・ボール」チーム、レッドサクソンズの1軍に所属しており、そのリーダーである。
目が4つある。
基本的に冷静で、些細なことでは怒らない。
コブラの実力には一目置いていたようだった。
オーナー(CV:徳丸完)
本名は「ランド」。
ラグ・ボールチーム「レッドサクソンズ」のオーナーであり、麻薬密輸を行なっている海賊ギルドの傘下の人物。
非常に力のあるコブラの腕を買っており、コブラが1軍で活躍することを期待していた。
コブラが2軍を率いて1軍を撃破しそうになった時には、1軍が無力化しないようにコブラに八百長を持ちかけた。
麻薬の密輸ルートが銀河パトロールにばれた結果、逮捕された。
サラマンダー(CV:柴田秀勝)
出典: tv.rakuten.co.jp
海賊ギルドを牛耳るトップ。
銀河系全てを支配下に置こうと企んでいた。
全身を日本の武士の鎧のようなものを纏っているが、その中身は本当は空っぽである。
正体は、強大なサイコエネルギーを蓄えたままミイラ化したアドルフ・ヒトラーであった。
その亡霊が影武者である武士の鎧を操っていたのである。
部下をも信用しない性格で、簡単に部下を使い捨てにする。
プロレス好きで、プロレスに気を取られて部下のバリアーから頭を出してしまった隙を突かれてコブラに頭を貫かれたが、その後すぐに復活し、コブラの仲間を自らの手で全滅させた。
最終的には正体を見破られたコブラに敗れ、2度と復活しなかった。
『スペースコブラ』の用語
サイコガン
精神力を原動力とするレーザーガン。
コブラの左腕についている。取り外しは不可能。
コブラの精神とともにレーザーが発射されるため、コブラが念じればその軌道は曲がる。
コブラ自身の精神によって威力調整され、相手の目玉だけを焼く程度から、人間を一瞬で蒸発させられるほどの威力まで変えられる。
強い精神力が必要で、コブラほどの人間でなければ扱えない代物である。
海賊ギルド
銀河系全体に散らばる宇宙海賊たちを束ねる組織。
トップにはサラマンダーがおり、最終的には銀河系全体を支配下に置くことを目標にしている。
様々な場所にスパイを送り込んでおり、刑務所や、時には銀河パトロール内部にまで潜入している。
タートル号
コブラの宇宙船。
非常に強度の高い金属でできており、小岩石群の中を突っ込んでも耐えられる。
巨大な宇宙船で、推測するにその全長は200m程度と思われる。
速度もその大きさに関わらず非常に速く、銀河パトロールからも逃れられる。
非常に広い船内で、プールも備え付けられている。
操縦は基本的にアーマロイド・レディが行なっているが、緊急時にはコブラが舵をとる。
細長い形にも変形でき、細い道を通り抜けることもできる。
銀河パトロール
銀河系の犯罪者を捕獲し、無力化するための団体。
銀河系全体を見張っている巨大な組織である。
ドミニクのように、時には海賊ギルドの潜入捜査を行うこともある。
基本的に、銀河系の脅威である海賊ギルドを追っている。
ラグ・ボール
宇宙で最も熱いスポーツの1つであり、最も危険なスポーツである。
基本的なルールはベースボールと同じであるが、ボールを持っていれば守備はランナーに何をしても良い、ランナーも守備に対して何をしても良いと言う乱暴なルールが適用されている。
ボールは鋼鉄でできており、ピッチャーによる機械での射出スピードは180kmにもなる。
試合のたびに死傷者が出ているが、試合中や練習中の殺しは合法で、ルール範囲内である。
『スペースコブラ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
Related Articles関連記事
懐かしすぎる!「ガンバと仲間たち」が3DCGで映画化決定したのでまとめてみた
TVアニメで放映されたのが1975年、それから2度の映画化をされてなお愛され続ける「ガンバの冒険」。今回3回目の映画化では素晴らしくスタイリッシュなガンバになっています。過去作と合わせてまとめました。
Read Article
今年で25周年の1991年のアニメ作品10本
今年2016年は、「きんぎょ注意報!」「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」などの作品の、25周年、四半世紀にあたる。1991年は、サンライズのロボットアニメが活況な年だった。エルドランシリーズの「ライジンオー」、勇者シリーズの「ファイバード」のほか、ガンダムシリーズも「F91」「0083」が競い合うかのように作られた。そんな時代を代表する、10本の作品を選んでみた。
Read Article
山下毅雄のアニメソング・特撮ソング
現在も新作が作られている「ルパン三世」。ルパン三世のテーマと言うと、第2シリーズ以降の大野雄二の曲が一般的には有名であるが、第1シリーズの山下毅雄の哀愁感のある曲も捨てがたい魅力がある。その他、山下毅雄の作曲した、アニメソング、特撮ソングの代表的なものを紹介したい。
Read Article
渡辺岳夫のアニソンの世界
アニメの顔とも言える、オープニングテーマのアニソン。アニメ創成期の作曲家の一人として、忘れてはいけないのが渡辺岳夫だ。1989年に56歳という若さで亡くなった渡辺岳夫だが、その楽曲はアニメ作品として残っていくことだろう。
Read Article
目次 - Contents
- 『スペースコブラ』の概要
- 『スペースコブラ』のあらすじ・ストーリー
- 「刺青の女」編
- 「黄金の男」編
- 「宇宙の大魔王」編
- 「雷電の惑星」編
- 「ラグ・ボール」編
- 「シドの女神」編
- 『スペースコブラ』の登場人物・キャラクター
- コブラ(CV:野沢那智)
- アーマロイド・レディ(CV:榊原良子)
- ビビ(CV:潘恵子)
- ジゴバ(CV:加藤精三)
- ジェーン・ロイヤル(CV:藤田淑子)
- キャサリン・ロイヤル(CV:佐々木祐子)
- ドミニク・ロイヤル(CV:高島雅羅)
- クリスタルボーイ(CV:小林清志)
- ドグ(CV:木原抄二郎)
- ターベージ(CV:内海賢二)
- サンドラ(CV:田島令子)
- ブラッド(CV:飯塚昭三)
- オーナー(CV:徳丸完)
- サラマンダー(CV:柴田秀勝)
- 『スペースコブラ』の用語
- サイコガン
- 海賊ギルド
- タートル号
- 銀河パトロール
- ラグ・ボール
- 『スペースコブラ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- コブラ「サイコガンにスコープなんて必要ないぜ。気配さえつかめれば目を瞑っていても当たるんだ」
- クリスタルボーイ「そうかな。それは並の人間の場合だ。奴がコブラだということを忘れるな」
- コブラ「俺がオリンピックに出りゃ、金メダルでオセロができる」
- コブラ「最後の発作にかけるか…悲しいね」
- コブラ「何が宇宙一の海賊コブラだ。何が…何が不死身のスーパーマンだ……こんな凄まじいパワーを持ちながら、か弱い女一人守ることができなかった」
- 『スペースコブラ』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):前野曜子「コブラ」
- ED(エンディング):前野曜子「シークレット・デザイアー」
- 挿入歌:TOMO「レディー」
- 挿入歌:清野由美「さよならMan's World」
- 挿入歌:清野由美「甘い出来事」
- 『スペースコブラ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- アニメ版「タートル号」はおもちゃ化するために変更された
- 原作ではドミニクの生死は不明
- 「コブラ」の声優には「山田康雄」の起用が検討されていた