あそびあそばせ(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『あそびあそばせ』とは、涼川りんによる漫画作品。白泉社の漫画雑誌『ヤングアニマル嵐』2015年6号に読み切り作品として掲載後、白泉社のWebコミックサイト『ヤングアニマルDensi』にて2015年6月26日より連載開始された。
2018年7月からアニメ化されている人気作品だが、かわいらしい表紙とは裏腹に凄まじい顔芸の連続で普段の絵柄と激しいギャップがあり、そのギャップにはまった読者によってSNSで話題となった。

オカ研に所属する2年4組の生徒。

魔法使いのようなとんがり帽子がトレードマークのオカルトマニア。
オカ研の部員が足りず、集まらなければ同好会に降格と言われ悩んでいたところ、あそ研がこっくりさんで遊んでいる現場に遭遇し、一緒に遊んだ事から接点を持つ。
呪いの儀式に詳しく、入院中のあぐりの病気を治すため作ったわら人形に針を刺すなど、回復のおまじないではなく呪いとしか思えない儀式をあそ研と一緒に行っている。

痔の手術から退院して学校に戻って来たあぐりの発言によると、件の儀式が行われた直後から身体中の痛みに苦しんでいたようで、呪いは実際に効き目がある模様。

間桐あぐり(まとうあぐり) / アグリッパ CV: 戸田めぐみ

オカ研に所属する2年1組の女子生徒。岡曰く「転送された」と行方不明扱いだったが、実際は痔の手術で入院していただけで、後にオカ研に戻る。
とんがり帽子を除けばごく普通のかわいらしい外見の女子中学生だが、岡同様筋金入りのオカルト好きであり、祖母による本物の魔法グッズを所持しているなど一般人から見るとアブノーマルな趣味を持っている。

あそ研を取り巻く人物

樋口千紗都(ひぐちちさと)CV:前川涼子

華子たちのクラスの副担任で、担当科目は英語。
華子達と同じ中学校の卒業生で、教師と生徒に加え先輩と後輩の関係でもある。
幼稚園から大学までずっと女子校育ちで、異性と関わりを持つ事なく育った結果、母親が自分を生んだ年齢を追い越していたアラサー未婚女性。

リア充になるべく遊び人を目指すというあそ研の活動目的を聞いて華子達に興味を持つが、リア充とも、遊び人とも、恋人とも程遠い活動内容に絶望する。
更に、ネット上で出会いを求めるため華子に作って貰ったTwitterアカウントのプロフィールで勝手に「あそ研顧問」と書かれるなど、知らぬ間にあそ研の顧問となっていた。

中学時代(映画『タイタニック』が上映された時代)は合唱部と掛け持ちで、今のあそ研が使っている教室で活動していた「映研」という部活に所属していた(教室には当時彼女が使っていたノートなど懐かしい物が残されている)。

友人で映研メンバーだった安藤、聖とともに「15年後にこの教室に集まって一緒に開こう」というタイムカプセル的なノリで当時の最新機種だったiMacに将来の自分に向けてメッセージを残しているが、紫の薔薇の人(彼女の愛読書である『ガラスの仮面』の登場人物)と運命的な出会いを果たし、子供を二人くらい産んでいるという実現不可能な夢を書き残していた。
なお、そのPCは彼女が赴任という形で学校に戻って来た時には処分されており、当事者全員メッセージとして何を書いたかも忘れていた。

余談だが、あそ研の部室には最後に入ってくるため、登場する時のセリフは「みんな遅れてゴメン」が大半である。

済南(さいなん)CV:増谷康紀

華子たちのクラスの担任で国語を担当している。作者の前作『りとる・けいおす』の教師と同じ容姿である。

あそ研の遊びに対しリアクションを取ろうとするなど生徒思いの面もあるが、ビニールプールで遊んでいた時に外に流れて来た水を舐めて二週間入院したり、オカ研特製の異様な見た目のクッキーを食べてクッキー依存症(たまたま生徒が持っているクッキーを見ただけで凶暴化する)になったりするなど、作中では最も酷い目に遭っている。

高柳(たかやなぎ) CV:斎賀みつき

華子達の学校の生活指導教師。

男性のような顔と体格で、顔だけ見たら性別が分からない。
『バナナ文書』では3年生の水泳部部長とは姉妹と書かれているが、容姿も似ているため誰もが納得しており、秘密でも何でもない。
生徒の持ち込みには厳しく、漫画雑誌を持ち込むオリヴィアの「天敵」である。

前多(まえだ) CV:置鮎龍太郎

華子の家が雇っている執事で、華子にとっては一緒に暮らす家族のような存在。
幼少の頃から慕ってくれている華子を「華子様」と呼び、執事として全力で華子の期待に応えるよう努力する仕事熱心な性格だが、後述の「将棋」が原因で華子から「キモい」と避けられるようになる。

大学生6年生(2留)の頃、全身黒づくめの男たちに拉致された際に尻を改造され、尻からビームを出せるようになった(その「ビーム」は家の屋根や便器を破壊するなど強力な威力を誇る)。
トイレを使用する度に便器を破壊してバイトもクビになるなど危機的状況に陥っていた時、偶然出会った華子の祖父によってビームの調整法を教わり、本田家に執事として仕える事になる。

幼少時の華子に「将棋を教えて」と言われた時に将棋の細かいルールを教える事が出来ず、自身の特技である尻からビームを将棋と言って偽るが、そのデタラメを華子が信じてしまった事により、本当の将棋部と出会うまでは尻からビームを出す事を将棋だと思い込んでいた。
尻からビームを出す行為がすぐに異常である事を理解した健太郎と違って、華子はつい最近まで前多の尻からビームが出る様を見て喜んでいたので、弟として姉の精神面を本気で心配されていた。

本田健太郎 (ほんだけんたろう) CV:筆村栄心

華子の弟で、姉からは「健ちゃん」と呼ばれかわいがられている。
姉譲りの優秀な学業成績に加え、精神年齢も華子以上に高い。
華子に前多と周囲の人間が常識外れな影響か真面目な性格で、小学生ながら作中の登場人物では1番まともな人間である。
あそ研と一緒に遊ぶ事もあり、遊んでみれば意外と悪くないと楽しんでいる描写もあるが、華子によって台無しにされる事が多い。

じいじ CV:島田敏

華子の祖父。
華子を「華ちゃん」と呼びかわいがっているが、恋人が欲しいという孫のためにアンドロイドを作ってプレゼントするなど、愛情の向け方が何処かズレている。

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