ポルカドットスティングレイ（Polkadot Stingray）の徹底解説まとめ
ポルカドットスティングレイとは、福岡出身のロックバンドである。「ポルカ」と呼ばれることが多い。所属レーベルは、ユニバーサルミュージック内の社内レーベルであるユニバーサル シグマであり、所属事務所はUNIVERSAL SIGMA ARTISTS（ユニバーサルシグマアーティスト）。紅一点のボーカル雫（しずく）が圧倒的な存在感を放っており、デビュー後、急速なスピードでブレイクした。キャッチコピーは「福岡出身、何かを企む超常ハイカラギターロックバンド」である。
「ICHIDAIJI」はミニアルバム「一大事」のリード曲である。ミュージックビデオはボーカルの雫がシナリオを手がけた。「ICHIDAIJI」は2018年6月23日公開の映画「わたしに××しなさい！」の主題歌として雫が書き下ろした楽曲でもある。今回ディレクションを担当したのは、ミュージックビデオ監督であるスミス監督だ。ドラマシーンには女優の北村優衣や芸人の流れ星が出演しており、話題となった。バナナの皮が降ってくることによって様々な「一大事」が解決されるというストーリーが面白く、ポルカドットスティングレイの独特の世界が生きたミュージックビデオである。
リスミー
「リスミー」は2018年5月に発売された2ndミニアルバム「一大事」の収録曲である。このミュージックビデオは東京・Ark Boxで行われたイベント「半泣き黒猫団ゲリラアジト密会」で初公開された。中村ゆりか演じるミイと須藤蓮演じるオサムの不思議な関係を描いた作品となっており、シナリオは雫、ディレクションは映像監督であるスミス監督が担当した。「夏の問題作MV2本立て企画」として事前に制作が発表されていた2タイトルの内の一つである。
内容としては「男性を家に連れてきては殺してしまう」という異常行動を繰り返すミイ（中村ゆりか）を、オサム（須藤蓮）が甲斐甲斐しく世話していたものの、結局は彼も殺されてしまうという、少々ホラーな独特のストーリーである。
白い鹿の角を生やしたボーカルの雫が、今までにない新鮮なポルカドットスティングレイらしさを醸し出している。
パンドラボックス
「パンドラボックス」のミュージックビデオは、2018年6月26日（火）にEX THEATER ROPPONGIにて開催された『ポルカドットスティングレイ “ポルフェス29 ＃一大事” ワンマン』の公演中に観客を交えて撮影されたライブMVとなっている。この曲の歌詞は、アーティストのことを批判する観客に対してのメッセージのような意味が込められているという。
観客全員が「半泣きビビ」の仮面をかぶっているのが、ライブ会場をどこか異様な空間にしている。メンバー登場シーンで、雫が付けていた目隠しを取るのも意味深で面白い。新規のファンも、ポルカドットスティングレイのライブに行ってみたいと思わせるようなミュージックビデオである。
ポルカドットスティングレイの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
バンドと会社員をかけ持ち
ゲーム好きとして知られるボーカルの雫は、バンド活動と並行しゲームアプリの制作会社に勤務し、ゲーム開発ディレクターとして携わっていた。現在は、バンド活動に専念しているようだ。代表作は「さわって！ぐでたま」である。
子供の頃から、ゲームに携わる仕事がしたいと思っており、ゲーム制作が夢だったそうだ。元々は音楽は趣味の一環としており、学生時代のバンドサークルに所属していたが、ギターを触ったこともなかった。就職の内定が決まり、卒業までバンドがやりたいと思い、その旨をTwitterに投稿すると、ポルカドットスティングレイのメンバーが集まったそうである。その後、メンバーチェンジなどを経て、現在に至る。
バンド活動と並行して会社勤めしていた頃は相当、多忙だったであろう。ゲーム会社でも「ゲーム業界で有名になる」と言われていたようで、こちらの才能も大いにあったようである。会社員時代に学んだマーケティングをバンドに生かしているようで、彼女自身がプロモーションに携わったことで、急激なスピードで人気を獲得したのにも頷ける。
芸人の流れ星がMVに出演
「ICHIDAIJI」はポルカドットスティングレイが2018年5月9日に発売された2ndミニアルバム『一大事』に収録されており、玉城ティナと小関裕太がW主演を務める映画『わたしに××しなさい！』（6月23日公開）の主題歌である。
「ICHIDAIJI」のミュージックビデオは、ボーカルの雫がシナリオを書き、スミス監督（ミュージックビデオの監督）とタッグを組んで制作した。バナナの皮が降ってくるという現象によって、登場人物たちの様々な「一大事」が解決されていくというユーモアのある作品である。
なんとこのミュージックビデオには芸人の「流れ星」の二人が出演している。なかなかネタが決まらず、二人で悪戦苦闘しているところにバナナの皮が降ってきたことで、そのバナナの皮を使った「バナナンダム（バナナガンダム）」の一発芸が生まれるというストーリーだ。このシーンの演出は「流れ星」本人たちが手がけている。
半泣き黒猫団
半泣き黒猫団とは、ミュージックビデオ「シンクロニシカ」に登場するポルカドットスティングレイが扮する怪盗集団である。また、ポルカドットスティングレイのファンの総称として使われることもある。
ポルカドットスティングレイの公式キャラクターである「半泣きビビ」は、この「半泣き黒猫団」の世界から来たものといえる。黒猫のビビは、ボーカルの雫の飼い猫である黒いノルウェージャンフォレストキャットである。
また、「半泣き黒猫団のテーマ」という楽曲が存在し、これはポルカドットスティングレイのファンからTwitterで言葉を募り繋ぎ合わせて歌詞にしたものである。「半泣き黒猫団のテーマ」は、ミニアルバム「一大事」に収録されている。また、メンバー達による振り付け動画も公開されており、ライブでは盛り上がること間違いなしの楽曲である。
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目次 - Contents
- ポルカドットスティングレイの概要
- ポルカドットスティングレイのメンバー
- 雫（しずく）
- エジマハルシ
- ウエムラユウキ
- ミツヤスカズマ
- ムロ（旧メンバー）
- ポルカドットスティングレイの活動経歴
- ポルカドットスティングレイのディスコグラフィー
- シングル（自主制作）
- 夜明けのオレンジ（2015年4月29日発売）
- 極彩（2015年6月13日発売）
- テレキャスター・ストライプ（2016年3月4日発売）
- アルバム
- 骨抜きE.P.（2016年11月9日発売）
- 大正義（2017年4月26日発売）
- 全知全能（2017年11月8日発売）
- 一大事（2018年5月9日発売）
- ポルカドットスティングレイのミュージックビデオ
- 夜明けのオレンジ
- テレキャスター・ストライプ
- 人魚
- エレクトリックパブリック
- シンクロニシカ
- BLUE
- サレンダー
- レム
- ICHIDAIJI
- リスミー
- パンドラボックス
- ポルカドットスティングレイの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- バンドと会社員をかけ持ち
- 芸人の流れ星がMVに出演
- 半泣き黒猫団