僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件(しょびっち)のネタバレ解説・考察まとめ
「僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件」は松本ナミルがKADOKAWAのWEBコミック誌「コミックNewtype」で2015年7月より連載している漫画。平凡な高校生である篠崎遥(しのざきはるか)と成績優秀で容姿端麗な美少女だが羞恥心がズレているクラスメイト香坂秋穂(こうさかあきほ)の日常を描いたラブコメディ。公式の少年コミック誌に掲載されているはずだが特にヒロインが息を吐くように下ネタをぶっこんでくるのが特徴である。
『僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件(しょびっち)』の概要
『僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件』とは、松本ナミルによる日本のマンガ作品。
コミックNewtype(旧ニコニコエース)にて2015年7月20日より連載された。
連載誌上と作者のツイッターアカウント上でアニメ化が発表され、2017年10月より12月までAT-X・TOKYO MXほかにて『僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件』というタイトルに変更されて放送された。アニメーション制作はディオメディア×スタジオブランが担当。
また、インターネットラジオ音泉にて『悠木碧のマジメ過ぎてしょびってるラジオな件』が2017年10月17日から2018年1月16日放送された。
1話完結であり、そのタイトルも毎回いかがわしいものが付けられている。
主人公、篠崎遥と香坂秋穂の恋愛を軸に少しエッチでおバカなラブコメが人気となった作品であり、およそアニメでは表現できないような「オギャヌーン」「ぬぎゃがーん」といった突飛な効果音も特徴の一つである。
『僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件(しょびっち)』のあらすじ・ストーリー
高校2年篠崎遥(しのざきはるか)は、同じクラスの容姿端麗の上に成績優秀であるクラス委員長、香坂秋穂(こうさかあきほ)に片思いをしていた。告白しようか迷い続けた遥は「憧れだけにはしたくない」と秋穂を呼び出し、「好きです!付き合って下さい!」と勇気をだして告白する。告白を聞いた秋穂の表情があまりにも変わらない為、あっさりフラれるかと思ったが、逆に即OKされ、秋穂と付き合うことになる。しかし、彼女になった直後、秋穂は「良い彼女になるために、まずは四十八手を暗記します」と言い出し、遥は大きく戸惑ってしまう。彼女は真面目で性知識豊富になってしまった処女ビッチなのだった。
その後も秋穂は「どのようなこだわりをお持ちですか」と性癖を訊いて遥を混乱させる。また、遥の幼馴染である有山雫(ありやましずく)が焼きもちをやいたことで、ある事ない事を吹き込まれた秋穂は「ロリペドM野郎」と遥を誤解したりするが、概ね仲良く二人は付き合い続ける。もともと友達の少なかった秋穂も、遥と一緒に過ごすうちに少しずつ友達も増えていき、共学の経験がなく女子高上がりの西城梨奈(さいじょうれな)が転校してきた際には遥と共に甲斐甲斐しく世話を焼くことで仲の良い友達に変わっていった。ただし、女子を侍らせることに慣れていた梨奈に女王の素質があると知った遥は、梨奈と秋穂が仲良くするたびにヤキモキしてしまう。
遥は女子にモテモテだが男友達が一人もいない星川聖夜(ほしかわせいや)と親しくなるが、星川のホモ気質に気づいた秋穂は二人の親密さにヒヤヒヤしてしまう。特に野球大会での二人の特訓を見てしまった時や、星川と遥が二人でトイレに行く姿を目撃した時には距離の近さに大いに慌ててしまう。さらに遥が星川と二人きりになった後、ことあるごとに「星川君は凄かった」や「星川君激しかった」と言ったりするので秋穂は星川から遥を守ると使命感に駆られる事となる。結果として星川の存在は遥と秋穂の仲を引き裂くものではなく、護ろうとする秋穂が遥にべったりするのでラブラブな状態になるのだった。
その後も秋穂はエロい妄想を捗らせてしまい、林間学校では二人の始めての旅行であったので遥が夜這いに来たらしっかり相手をしようと念入りに準備をする。しかしこの時の遥が秋穂の部屋に訪れたのは外へ夜景を見に行くという普通なものだった。またある日には、秋穂は遥たちに美味しい手料理を振舞おうと猛勉強をする。秋穂といえば自炊が得意な雫に習う前まで、料理はかなり散々なものだったが、この日は料理本を100冊も読んだと自信満々で電マとお玉を片手にクッキングを始める。結果、秋穂の料理は気合が入っていたが、試食した梨奈は一口食べた後であまりのマズさに星になってしまい、結局料理はお蔵入りとなる。
そんな日常が続くある日、遥たちの高校で「全校写生大会」が開かれることになる。思いのほか真面目な星川や、写生大会を射精大会と勘違いしてエキサイトする雫や梨奈たちに振り回され、遥が辿り着いたのは秋穂のところだった。遥は秋穂をモデルに絵を描こうとするが、あまりにもキレイな秋穂をまじまじと眺めているうちに「好きです。」と本音を呟いてしまう。それを受けた秋穂は一瞬だけ不思議そうな顔をするが、真っ赤になってしまい「少々お待ちを!」と顔を隠してしまう。秋穂も遥もお互い照れながらもしっかりと気持ちを確認し合うのだった。
『僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件(しょびっち)』の登場人物・キャラクター
篠崎 遥(しのざき はるか / CV:市来光弘、八木侑紀[幼少期])
平凡な男子、高校2年。同じクラスの秋穂に片思いをしており、ダメ元で告白したのだがあっさりOKされる。真面目過ぎる秋穂による性知識の暴走にいつも振り回されている苦労人。彼女である秋穂からは、自身の性癖を「ロリペドM野郎」と決めつけられており、その誤解は解けないままとなっている。さらに他のメンバーに振り回された結果、「はだか保育園帽(黄色)でしか興奮できない超ロリペド男」「下半身御乱心男」など不本意な呼ばれ方をされている。
基本的にツッコミを担当しているが、言葉の裏に込められた意味が分からない場合や状況を理解していない場合はボケのような結果となって、いつもツッコミをいれているヒロイン達に逆に突っ込まれている。ホモの星川を相手にする時は彼の発言の裏を把握できず、いつもそのままスルーする結果になっている。ところどころで鈍感のため、ヒロインたちがやきもきする結果となっているが、自分にとって一番大切な彼女は秋穂であると言動・行動で示している。また、大切な場面では秋穂のことを最優先に考えて勇気のある行動をとることができ、かつて皆と親しくなりたいと秋穂が空回りし、陰口を叩かれている中で遥だけは彼女を理解しようと努力していた。これは彼女である秋穂にとって幸せな思い出となっている。
香坂 秋穂(こうさか あきほ / CV:悠木碧)
成績優秀で容姿端麗な高校2年の女子高生。篠崎遥の彼女。真面目過ぎるゆえにヘンな方向へHな知識を伸ばして、恋人である遥を困惑させている。無駄にハードな性知識を学ぶ一方で、遥と手を繋ぐことや二人っきりで出かけることなどには覚悟が必要となってくる。真面目だが天然な所があるため、同性のクラスメイトたちからは距離を置かれている。みんなと親しくなりたいと空回りする中で本心から向き合ってくれたのが遥であり、告白の後はすぐに恋仲となった。また、胸のサイズは「Cカップ以上」と告白しているが、実際にはバスト90のFカップであり、現在も成長の途中にある。彼氏となった遥の性癖を交際開始直後から勘違いしまくっており、遥かの幼馴染である雫が吹き込んだ「遥はロリペド野郎」という出まかせも本人は本気で勘違いしているため、誤解が解けるどころかどんどん強固なものに変わっている。告白を受ける前は遥とは殆ど話したこともなかったが、初めから好感度は高め。料理は絶望的に苦手であり、簡単な料理でもダークマター化し試食した梨奈は死線を彷徨った。
有山 雫(ありやま しずく / CV:武田羅梨沙多胡)
遥の幼馴染であり年上の高校3年生。遥のことを「ハル」と呼び、遥には「姉ちゃん」または「雫姉(しずねえ・しずくねえ)」と呼ばれている。両親が不在がちな事もあって、遥の家へよく行き来している。秋穂と遥が交際を始めてからはいつも秋穂の前で遥にセクハラをして反応を楽しんでいる。いつも遥かに対しては押せ押せの状態だが、押される立場になると狼狽えてしまう純情なところもある。イタズラっ子だが朗らかな性格であり、男女分け隔てなく明るく接するため、クラス内の人気は高い。また、バスト79のAカップがコンプレックスであり胸の話題になると盛大に落ち込んでしまう。遥に対しては恋愛感情を持っているワケではないように見えるが、露骨に女性扱いされないと拗ねるため、全く意識してないわけではないようである。遥にまとわりつく行動が犬っぽく見えるため、効果音に「わんわん」と表記されることが多い。
西城 梨奈(さいじょう りな / CV:山田奈都美)
遥のクラスメイトの転校生。幼少期より女子校へ通学しており、高校も超お嬢様学校であった。登下校の際は黒塗りの車で送迎されており、授業中でも周囲を何人もの屈強なボディーガードに守られている。そのボディーガードの外見はターミネーターでお馴染みのアーノルド・シュワルツェネッガー。遥を含む異性との交流の仕方が分からず、さらに世間知らずなところもあるため周りを混乱させることも。しかし女性との交流は慣れており、百合かと思うほどほどハードかつ濃密な絡みをするため、元の学校では彼女の百合的なファンが多数いた。そのため、父親に心配されて共学である遥たちの学校に転校することになっている。ただし、転校してからも秋穂や雫を被害にあわせているため、あまり効果はない模様。一方で、母親には男性の交友関係を心配されており、携帯電話の所持も許されなかった。またバスト92のGカップという秋穂や早代以上の巨乳の持ち主である。自宅である豪邸は男にだけ反応する特殊なセキュリティシステムで守護されており、梨奈の来客で男を発見すると屈強なボディーガードが出動する。そのため遥が来客として招かれた際には、女装する羽目になっている。何か良いことを思いつくと瞳に星が写り、Hな事を考えるとハートが写る。花形になる場合もあり。
篠崎 奏多(しのざき かなた / CV:八木侑紀)
遥の妹であり、高校1年生のブラコン。兄への愛情に対して自信を持っており、遥の恋人である秋穂をライバル視している。そのため兄に対して露骨に密着するなど、対抗心をむき出しにしている。ただし、性的な知識はなく、下ネタを全く気付かず口走ったりすることもある。小柄な見た目に反してバスト87のEカップの持ち主であり、軽装になる度に兄に精神的ダメージを与えている。いつも猫耳の付いたパーカーを被っており、お尻に猫の尻尾を付けている。ちなみに耳と尾は奏多の感情に合わせてなぜか動く。
星川 聖夜(ほしかわ せいや / CV:ランズベリー・アーサー)
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目次 - Contents
- 『僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件(しょびっち)』の概要
- 『僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件(しょびっち)』のあらすじ・ストーリー
- 『僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件(しょびっち)』の登場人物・キャラクター
- 篠崎 遥(しのざき はるか / CV:市来光弘、八木侑紀[幼少期])
- 香坂 秋穂(こうさか あきほ / CV:悠木碧)
- 有山 雫(ありやま しずく / CV:武田羅梨沙多胡)
- 西城 梨奈(さいじょう りな / CV:山田奈都美)
- 篠崎 奏多(しのざき かなた / CV:八木侑紀)
- 星川 聖夜(ほしかわ せいや / CV:ランズベリー・アーサー)
- 愛川 美咲(あいかわ みさき / CV:水谷麻鈴)
- 五十嵐 沙織(いがらし さおり / CV:長妻樹里)
- 静森 早夜(しずもり さよ / CV:長谷美希)
- 黒野 清史郎(くろの せいしろう / CV:保住有哉)
- 笑澤 慎吾(えみさわ しんご / CV:野上翔)
- 小清水 葵(こしみず あおい / CV:野水伊織)
- 大森 一華(おおもり いちか / CV:中村慈)
- 香坂 冬美(こうさか ふゆみ / CV:齋藤綾)
- 香坂 夏雄(こうさか なつお / CV:宮本淳)
- 冴木 若葉(さえき わかば)
- 『僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件(しょびっち)』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 『もし数学でしたらπを2つ足してππにすればテンションが上がります』 「すみません、普通に頑張ります」
- いろいろダメな道具あれこれ
- ゴムの所持数はおいくつ?
- 『僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件(しょびっち)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 差し替えられたタイトル
- 『僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件(しょびっち)』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング)『永遠ラビリンス』 歌:悠木碧
- ED(エンディング)『恋のヒミツ』 歌:pua:re