こみっくがーるず(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『こみっくがーるず』とは、はんざわかおりによる4コマ漫画作品、及びそれを原作としたアニメ作品である。15歳の女子高校生・萌田薫子、ペンネーム 『かおす』 は、文芳社のまんが雑誌で4コマまんがを描きながら、ルームメイトの恋塚小夢、先輩まんが家の色川琉姫や勝木翼と一緒に、寮生活をおくるのであった。カワイイ女の子たちの織りなす日常を覗き見ることができる、ガールズ・シチュエーション・コメディ。

CV: 川澄綾子
髪は水色で、アップにしている。上品で厳しい。翼が、まんがばかり描くことに反対している。
琉姫のことを、なぜかとても信頼している。

翼の兄

CV: 三浦勝之
髪はダークブルーで、ハンサム。
翼のことを 「マイエンジェル」 と呼ぶことがある。

にゃおす先生

CV: 赤尾ひかる
萌田薫子に拾われた白猫。
花園莉々香が作ってくれた、赤い帽子をかぶっている。動揺すると思わず口から 「にゃばばばば」 という鳴き声を出す。

『こみっくがーるず』の用語

文芳社

ぶんほうしゃ
萌田薫子、恋塚小夢、色川琉姫、勝木翼が所属している、まんが雑誌の出版社。
実在の会社である芳文社(ほうぶんしゃ)がモデルとなっており、東京都文京区の水道橋駅と東京ドームシティの間にある。東京都文京区後楽1丁目2番12号

文芳社女子まんが家寮

ぶんほうしゃじょしまんがかりょう
東京都文京区にある文芳社の近くで、高台にある二階建ての日本式家屋。建物は古いがリフォームされており、部屋は綺麗である。2019年4月頃に建て直す予定だ。その昔日本の住宅では、土間(この場合は炊事場)に風呂釜があり、薪で湯を沸かす時代があった。あるいは、もともと風呂のない家も多かったので、あとから設置するために増築することもあった。その名残から、台所の隣に風呂場ができるのである。現代人からすれば、少々変わった間取りのようにも映るが、このような住宅は、意外にまだ残っている。まんがを描くのに必要な資料室も完備されている。居間には 『今日の夕食 おおしながき』 が掲示され、寮生が確認できるようにしてある。

RINTIQ

リンティック
萌田薫子が愛用している、液晶ペンタブレット。
実在の電子機器開発メーカーであるワコムの 「Cintiq(シンティック)」 が、モチーフとなっている。
薫子のに近いものとしては 「Cintiq 13HD DTK-1301/K0」 があり、価格は約8万円ほど。 外形寸法: 375 × 248 × 14 mm 重さ: 約1.2 kg (本体のみ) 表示サイズ: 13.3型

TLまんが

ティーンズラブの略。
少女まんがのような可愛らしい絵で描写されつつ、成人向けまんがのような性的表現がストーリーの中で展開される、少女向け作品のこと。TLまんが家である色川琉姫が所属している、文芳社のモデルでもある実在の出版社 「芳文社」 には、ティーンズラブだけを扱ったレーベルは存在しない。

『こみっくがーるず』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「一生懸命やろうとしたのは伝わる。そういうヤツは、成長するから大丈夫だ。命よりだいじな原稿に、命かけてくれて、ありがとう」

第1話で、締め切り間近のある夜、新人まんが家である萌田薫子と恋塚小夢が、プロまんが家である色川琉姫とともに、同じくプロまんが家である勝木翼の原稿を手伝おうと奮闘するシーンで、翼が薫子に言ったセリフである。原稿の扱いにとても慣れている小夢と、嫌でも比べられてしまう残酷な状況の中、デジタル作業と勝手が違い、時間がかかってしまう薫子は、焦ってミスをしてしまう。「だいじな原稿をすみません。せめて、遺書を書く時間をください」 と謝る薫子。しばらくして薫子が 『皆すごく真剣、本当にまんが描くのが大好きなんだ』 と、感動する場面がある。これだけでは、熟練者の制作風景を目の当たりにし、圧倒された新人の一方的な感想で終ってしまう。そして薫子には、漠然としたプレッシャーしか残らないだろう。だが実は、翼も薫子が真剣に取り組んでいる姿に、しっかり気付いており、薫子の気持ちを理解しているのが、このセリフから分かる。

「まさにわたしのネームはゴミ。わたしはゴミ以下。ゴミのゴの字の点々の片方」

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