プリンセス・プリンシパル(Princess Principal)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『プリンセス・プリンシパル』とは、株式会社3Hz、株式会社アクタスによって共同制作されたオリジナルアニメーションである。
19世紀末、アルビオン国は特定の範囲を無重力にする「ケイバーライト」を生み出す。それにより巨大な軍事力を有することとなり、覇権国家となる。しかし、革命により「アルビオン王国」「アルビオン共和国」へ分断された。国内の名門校クイーンズ・メイフェア校に通う「博物倶楽部」の5人は共和国のスパイという裏の顔を持っていた。

ゼルダ

CV:園崎未恵

第11、12に登場した。
「コントロール」に所属しており、アンジェたちの先輩に当たる。スパイとしての能力は高く、アンジェとプリンセスの入れ替わりを言動から見抜いた。戦闘でも武器を駆使してちせと渡り合った。
プリンセス暗殺計画の際にはアンジェのサポートを務めた。女王の暗殺も命じられていた。作戦を成功したとしても国家転覆は難しいと考えていたが、女王の暗殺犯としてプリン説を殺害して王国を弱らそうとしていた。

イングウェイ

CV:小野大輔

第11、12に登場した。
植民地育ちの王国の軍人。王国内の差別や貧困などを正すためにゼルダのもとで女王暗殺計画に参加した。ゼルダがプリンセスの命を狙っていることは知らず、イングウェイ自身はプリンセスに感謝と尊敬の念を持っている。
プリンセスにより、武力による革命の愚かさ、プリンセスが国を変えるためにどれだけの覚悟と決意を賭けているのか、を聞かされ、プリンセスをかばって暗殺の中止を決意する。しかし、プリンセスを殺害しようとするゼルダによって撃たれ死亡した。

『プリンセス・プリンシパル』の用語

アルビオン王国

ロンドンを首都とする国。ケイバーライトを作り出したことにより、強力な軍事力を持つ王立航空軍・通称「空中艦隊」を有することとなった。それにより、世界の1/3を植民地とする覇権国家となった。しかし、国内で革命が起こり「アルビオン共和国」が樹立され、国は2つに割れた。
二国は停戦協定を結び、巨大な壁で分断されているが、今もなお緊張状態が続いている。

アルビオン共和国

10年前、アルビオン議会共和派が主体となった革命軍「アイアンサイド党」の働きによって生まれた国家。こちらの国でもケイバーライトを生産することが出来る。むしろケイバーライトの加工技術はアルビオン王国よりも優れている。現在は穏健共和派が政治を行っているが、過激な思想を持つ革命推進派も台頭してきている。

カバー

諜報員が敵国に潜伏する際、正体を知られないように装う経歴や、状況のこと。「カバーストーリー」とも言う。
諜報員は作られた経歴や情報を徹底し、架空の人物を完璧に装わなければならない。アンジェは植民地出身の女の子、ドロシーは中流階級の高校生ということになっている。

クイーンズ・メイフェア校

アルビオン王国内にある名門校。アンジェたちが潜入している。
「多くの階級に開かれた学校」を目指しており、中流階級、植民地の人間など、様々な階級の者が通っている。さらに女王の意向によりアルビオン王国の王女・プリンセスも通っている。
理想通りオープンな学校に思えるが、王国内に残る階級制度の影響で、上流階級を優遇する差別も存在している。

ケイバーライト

特定の範囲の重力を遮り、無重力を実現する物質。名前は開発者のケイバー博士に由来している。ケイバーライトにより、強力な軍事力を持つ王立航空軍・通称「空中艦隊」が生まれ、それにより世界の情勢が大きく書き換えられた。
蒸気機関の熱を利用して操られる。

ケイバーライト障害

主にケイバーライトの採掘や精製に携わる者に発生する症状。
視野に異常をきたす。軽度の症状では視野が歪む程度だが、酷いものは失明に至る。原因は明らかになっていないが、ケイバーライトの粉末が視神経に作用したものだと考えられている。

コントロール

アルビオン共和国のスパイ組織。表向きはアルビオン共和国大使館文化事業局ということになっている。
王国内に潜伏している工作員たちを統括している。アンジェ達もこの組織に属している。共和国軍事情報部と対立関係にある。関係緩和のために軍人の派遣が行われている。

Cボール

高濃度ケイバーライトを用いて作られた個人型重力制御装置。蒸気などを利用しなくても体温ほどの熱で重力操作ができるようになっている。ただし、連続使用すると熱を持って制御不可になるので、冷却時間を設けなければならない。
開発には国家予算が投じられており、共和国の最高機密となっている。共和国内でもその存在を知っているものは極わずかで、これを使える諜報員も重要任務についている者だけである。

チェンジリング作戦

mossan0825
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@chi-san0825

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