GAD GUARD（ガドガード）のネタバレ解説・考察まとめ

ハヤテ

アラシの鉄鋼人。
作中に出てくる鉄鋼人の中で唯一空を飛ぶことが出来る。
基本的に戦闘には参加せず、アラシの移動手段となる。
最後はチェニス島でハジキの手助けをして消滅してしまう。

如月 タクミ（きさらぎ タクミ）

CV：佐藤ゆうこ

鉄鋼人「サンダーボルト」を持つ美少年。
親を失くし遺産を受け継いで一人で暮らしている。
中性的な外見を持ち男か女か分からないが、男性である。
サンダーボルトを使い、街の平和を守ろうとしている。
鉄鋼人を正義のために使うのを良しとし、ユニットブルーで起こる事件を調べている。
カタナを敵視して何度も挑むが毎回負けてしまい、次第に相手にすらされなくなる。
融通の利かない性格で、そのため脆くもあった。
カタナとの戦いや、法の番人である警官が生活のためなら法を破っても多少は仕方ないと口にしたのを聞き、自分の思っていた正義とは何なのかと迷いが生じる。
その不安や迷いがサンダーボルトに伝わったのか、サンダーボルトはタクミの命令を無視して暴走し、メッサーシュミットを傷つけた後消滅してしまう。
その後、ハジキの母に話を聞いてもらい、自分の感情を整理をし、街を出て行くカタナの手助けをした。

アイコとはセットで出てくることが多く、作中では恋仲にまで発展しなかったが、その兆しがあるような雰囲気がある。

サンダーボルト

タクミの鉄鋼人。
名前の通り発電する事が出来る。
5人の鉄鋼人の中で最初に消滅してしまう。

アイコ・マリー・ハーモニー

CV：倉田雅世

鉄鋼人「メッサーシュミット」を持つ、資産家のハーモニー家の養女。
謙虚で穏やかな性格で、少々マイペースであるが、自分の意見をしっかりと持っている。
鉄鋼人を持つ自分が何をすべきかで思案していた。
相手に寄って態度を変えず、ハジキに対してもカタナに対しても友達になろうとしていた。
しかし、アイコは対等に付き合いたいと思っても、アイコに対しては学校でもどこでもハーモニー家の人間であるという枷が付きまとう。
さらにアイコはハーモニー家の唯一の後取りであり、両親は自分を跡取りのためだけに養子に取ったのでは無いかと悩んでいた。
そんな時、父のコレクションであったGADに触れてしまい、鉄鋼人メッサーシュミットが誕生した。
メッサーシュミットの腕の中は、アイコの居場所となった。
メッサーシュミットの事を家族に打ち明けられず、しかも大事な父のコレクションのGADを使ってしまったことで罪悪感を感じていた。
ハジキ達に出会ってからは仲間が出来た嬉しさからか、事件があると好奇心で顔を出しに来るが、戦闘には参加しない。
アイコがジャックに攫われた時、父「ラリー・ハーモニー」はアイコのためならコレクションのGADを全て渡しても良いと思うほどアイコを愛していると分かり、アイコはずっと隠してきたメッサーシュミットを父に紹介した。
メッサーシュミットが壊れてしまった後は意図的に修理をせず、消えてしまってもそれで良いとした。
この時には、両親への疑念も晴れ、タクミ・ハジキ・アラシなどの家柄関係なく接することが出来る友人を持ち、もうアイコの孤独はメッサーシュミット無しでも満たされていたのである。

ハジキが旅立ってからは出番が少なくなったアイコとタクミであるが、この二人は始めに鉄鋼人を手放し、自分の力で生きていこうとし始めた二人でもある。

メッサーシュミット

アイコの鉄鋼人。
ゴツくて大きなガタイをしているが、アイコの性格上戦闘に使われる事は無かった。
サンダーボルトに攻撃されても反撃せず無抵抗で壊されてしまう。
メッサーシュミットはアイコの心の居場所となり、具体的に何かに使うのではなく、ただアイコと一緒に過ごす役割を担った。

サユリ

CV：井端珠里

ゼロと共にカタナの前に現れた謎の少女。
カタナと行動を共にし、時折子供とは思えない不思議な雰囲気を醸し出す。
カタナにご飯を買ってきてあげたり、カタナの面倒を見ているようなシーンがある。
しかし年齢相応な面も多く、猫をカタナの住処に連れて来てしまったり、さらにその猫が子猫を生んで、流石のカタナも頭を抱えた。
物語後半ではカタナの元を離れ、チェニス島に行きロケットで空へ行きたいとハジキに頼んだ。
一方サユリが居なくなった事に気づいたカタナは不安からサユリを探しに街を出て、執着心だけでサユリの元まで辿り着いた。
ハジキの元にいたサユリは、持っている人形でカタナごっこをして遊んでいた。
ゼロと融合させられそうになるが、サユリは特に抵抗せずカタナに身を任せていた。
しかしカタナが寸前で思い留まったことで、「一緒に居ても良いんでしょ？」と笑いかけ、カタナとまた一緒に居る約束をした。
その後、エピローグで寿命を向かえ消えていってしまう。
正体はカタナの孤独に反応して生まれた亜鉄鋼人で、ゼロが誕生する時に一緒に生まれた。
カタナの幼少時代に関係のある人物である。

蜂須賀 小五郎（はちすか こごろう）

CV：石塚運昇

ハジキのバイト先である蜂須賀運送の社長。
裏社会に精通しており、お金さえ貰えば何でも詮索無しに荷物を運んでくれる。
ハジキを裏社会と関わらせるのは否定的。
カトリーヌとは旧知の仲であった。

カトリーヌ・フローベル

CV：井上喜久子

蜂須賀の知り合いの美女。偽名を使っている。
物語の最初に取引された二つのGADを貰い受けるはずであった人物。
記憶を一部失っており、その記憶に関係するGADに強い執着を持っている。
バルトとも知り合いで合った様子。
カトリーヌの過去は不明なままであるが、作中では若い頃のカトリーヌと蜂須賀はユニットコバルトでGADに関わる何らかの機関で働いていてた事が示唆されている。
ユニットコバルトはGADの暴走によって滅びた街とされている。
能天気な性格で、トラブルを運んでい来るトラブルメーカー。
いつも違うファッションで現れる。

バルト

CV：中田譲治

ユニットブルーの特務警察官。
ユニットブルーの犯罪組織を撲滅しようと動いている。
ハジキにカタナと戦うようにけしかけた。
カトリーヌと蜂須賀と同じ場所で働いていた過去を持つようで、カトリーヌからは嫌われ恐れられている。
カタナから始まったユニットブルーで起こった諍いは、バルトが参加した事で悪化し、バルトが去ったことで沈下した。