ベン・トー(BEN-TO)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ベン・トーとはスーパーダッシュ文庫(集英社)から刊行されているライトノベル作品。作家は「黄色い花の紅」で第5回スーパーダッシュ小説新人賞・大賞を受賞したアサウラ。半額弁当の購入をするため、毎晩のように閉店間際のスーパーマーケットに行き、殴り合いや駆け引きで弁当を奪い合うバトルコメディ。かなり現実離れしたストーリーではあるが、それが作品の面白さを際立たせている。

『ベン・トー(BEN-TO)』の概要

北海道出身の男性小説家兼ライトノベル作家であるアサウラの作品。スーパーダッシュ文庫(集英社)より、2008年2月から刊行されている。2011年10月から12月にかけてテレビアニメで放送されている。
宝島社発行『このライトノベルがすごい!2009』にて新規部門6位、また『このライトノベルがすごい!2010』においては総合8位、『このライトノベルがすごい!2011』では総合5位、『このライトノベルがすごい!2012』では総合3位に入賞。
3巻発行に併せて2009年1月にスーパーダッシュ文庫公式ウェブサイトで特集サイトが立ち上げられる。
半額弁当争奪戦というスーパーマーケット内で行われる戦いの場を舞台とし、半額弁当を購入するためだけに命を懸ける戦う人達の物語。
シリアスな場面でも笑いの要素が入るなど、ストーリーのほとんどがギャグ調で占められている。

『ベン・トー(BEN-TO)』のあらすじ・ストーリー

私立烏田高等学校1年の佐藤洋は、登校初日の夜に夕食を買うためスーパー「ホーキーマート」に行き、半額弁当を見つける。半額弁当に手を伸ばそうとした瞬間、彼は何かに巻き込まれ、気づいた時にはスーパー床に倒れていた。何が起こったか記憶になく、とりあえず家に帰ろうとした矢先、見知らぬ少女・槍水仙がこっちを見つめて何か言っていた。佐藤は自分に好意があるのではないかと勘違いしていやらしいことを考えすぎて、その場で倒れ込み救急車で運ばれる。
登校2日目、病院から登校する佐藤だが昨日のことを思い出せずにいた。登校中、佐藤の同級生である白粉花が声を掛けて来た。どうやら彼女は昨日の一部始終を見ていたらしい。そのことについて佐藤がたずねると「知る必要はありません」と目をキラキラさせながら語る。校舎に入ろうとした時、佐藤は校舎で昨日こっちを見ていたと槍水と目が合う。隣にいた白粉に彼女の話をするが、白粉はその場からいなくなっていた。佐藤の存在に気付いた槍水は、彼にゴミ捨てを手伝わせ、「もうスーパーには近づくな」と言う。その後、教室に入った佐藤は学級委員長の白梅梅に声を掛けられる。白梅梅の名前を軽くイジる佐藤だったが、ビンタの応酬を食らう。白梅から「白粉花さんにはこれ以上近づかないように」と警告を受ける。どうやら白梅は、白粉を溺愛しているらしい。
鳥田高校に入学した佐藤は専属寮から学校に通うことになった。この寮は朝食は出るが、昼食、夕食は出ない。そのため佐藤は「もうスーパーには近づくな」と槍水に言われたにも関わらず、今夜も「ホーキーマート」に向かう。そこには白粉も来ていた。半額弁当を見つけた佐藤は、購入しようとするが、またしても何かに巻き込まれ、床に倒れ込む。佐藤は薄れゆく意識の中、「氷結の魔女」という単語を聞く。そして、登校初日のスーパーでの記憶を思い出していた。記憶の中で氷結の魔女と呼ばれる人物のスカートの中があと少しで見えそうになるも「ホーキーマート」の半額神(弁当に半額シールを貼る店員のこと)であるアブラ神に水を掛けられて目を覚ます。その後、佐藤は半額神からスーパーで行われている半額弁当争奪戦(半額弁当を争奪する戦い)のことやそこを戦いの場とする「狼(半額弁当争奪戦での暗黙のルールを守り、前線で戦いを挑む者)」という存在について聞かされる。
半額弁当争奪戦には暗黙のルールがあり、半額神が売り場から消えるまで半額弁当には手を出さないことや半額弁当は一人一個まで、さらに「礼儀を持ちて、誇りを賭けよ」と言う教訓まである。
登校3日目、昨日と同様に白粉のことで白梅に詰められる佐藤。今夜も「ホーキーマート」に向かう佐藤と白粉は、狼たちの存在に気付き、熱気を帯びた激しい攻防が繰り広げられる戦場を目の当たりにする。佐藤は、半額弁当を購入するため戦闘に参加するも狼たちを相手に窮地に陥る。そこへ「氷結の魔女」という二つ名(力ある狼に付けられる通称)を持つ槍水が現れ、佐藤は窮地から救われる。「氷結の魔女」が槍水だと知って驚く佐藤だが、半額弁当を購入するため再び戦場に向かうも狼たちに倒されてしまう。倒れ込む佐藤に槍水は狼になりたければ、自身が会長を務める「ハーフプライサー同好会(烏田高校に存在する組織)」に来るように誘う。翌日、佐藤と白粉は「ハーフプライサー同好会」を尋ねる。

佐藤と白粉は、槍水に半ば強引に入部させられる。槍水から狼のルールを教えられた佐藤たちは、その夜「ホーキーマート」に出向くが、狼たちに敗れる。その後、別のスーパー「スーパーときわ」に出向くが、そこで大猪(半額弁当争奪戦での暗黙のルールを理解せず、迷惑な言動を行う者)に出くわす。スーパーに居合わせた坊主、顎髭、茶髪(本名不明の無名の狼たち)の3人は、大猪を止めるようと力を合わせて立ち向かうも彼女に倒されてしまう。その光景を見た佐藤と白粉は半額弁当を諦め、‟どん兵衛”やおにぎりで我慢する。
翌日、また白梅に詰められる佐藤。その夜「スーパーときわ」にはアラシ(半額弁当を大量に買っていく集団)に大猪、さらに「ウィザード」の二つ名を持つ男・金城優まで現れる。今夜は半額弁当を諦めようとする狼たち。佐藤も‟どん兵衛”にしようと思っていた矢先、ウィザードから「狼になりたいんじゃないのか」と言われる。佐藤は自分の本能に従い、ウィザードや狼たちと共に、アラシと大猪に立ち向かい、見事半額弁当を手にし、初勝利を収める。その後、部室に荷物を取りに戻る最中、佐藤の携帯に白梅から電話が入る。内容は、白粉と連絡が取れないようにするため、明日佐藤の携帯を使えなくすると脅迫に近いものだった。部室では、同じように脅迫に近い電話を受けた槍水が佐藤の帰りを待っていた。槍水は佐藤が取ってきた半額弁当が月桂冠(半額神が太鼓判を押した特別な半額弁当)と知り、初勝利で取れたことに驚き、佐藤を褒め称えた。

翌日、佐藤は教室で白梅に携帯を使えなくするため制服を脱がされる。その光景を見た同級生の内村宏明は、佐藤に「全身全霊で味わうが良い同士よ」と訳の分からないことを言い、立ち去る。部室に逃げ込んだ佐藤は槍水に事情を話し、制服を脱がされた時に壊れたボタンなどを縫ってもらう。だが槍水の力説する半額の寿司の話を聞いていなかった佐藤は、彼女の怒りを買い制服を窓から投げ捨てられてしまう。その頃、生徒会役員になった白梅の指示で校舎内で一斉ゴミ拾いを行っており、佐藤の制服はゴミとして回収され、焼却炉で燃やされようとしていた。佐藤は猛スピードで制服を取りに向かい、制服が焼却炉に廃棄されるところを見つけ、取り返そうとするが頭から焼却炉に突っ込むこととなる。
その頃、槍水の部に佐藤と白粉の2人が入部したことを知った「ダンドーと猟犬群(剣道部の顧問である壇堂健治が部員たちと共に半額弁当争奪戦を制するために立ち上げた組織)」の山原知昭は、2人を組織に引き込もうとする。その夜、「スーパーときわ」に出向く佐藤と白粉の前に、山原が現れる。佐藤たちは、山原に猟犬群に入らないかと提案され、丁度お腹の減っていたこともあり、軽い気持ちで仮入会する。半額弁当争奪戦では猟犬群のチームワークにより、あっさり半額弁当を手にすることに成功するも佐藤はどこか違和感を感じていた。連夜、猟犬群と行動を共にする中で違和感の正体は簡単に半額弁当を手に入れられてしまうことだと気付く。その後、山原に猟犬群に入るかの返事を迫られた佐藤は、後で返事をすると彼に言う。半額弁当争奪戦の中、佐藤は山原に「知ってますか山原さん。狼たちと死に物狂いで勝ち取った弁当の味、涙が出るくらい美味いってことを」と言い入会を断った後、狼として山原と戦い半額弁当を手にする。

佐藤が朝起きると、「湖の麗人」の二つ名を持つ従姉弟の著莪あやめが部屋の中にいた。著莪は、常々氷結の魔女と戦いたいと思っていたため、佐藤に烏田高校の女子の制服を借りてくるようにお願いし、烏田高校の制服を着て同校に入り込んだ。氷結の魔女(槍水)を見つけた著莪は、「ホーキーマート」にて決闘を申し込み、槍水はこれを承諾する。その頃、「ガブリエル・ラチェット(丸富大学庶民経済研究会に所属する会員有志10数名で結成された部隊)」が西区(私立烏田高等学校が存在する区域)を制圧するため情報収集に当たっていた。一方、著莪は槍水との決闘のため「ホーキーマート」に出向く。氷結の魔女と湖の麗人が半額弁当争奪戦にてバトルを繰り広げる。勝負は氷結の魔女に軍配が上がる。一方、佐藤は東区から来ていたガブリエル・ラチェットの頭目である二階堂連と一騎打ちになり、互角に戦うが最後は半額弁当を手にする。

「モナーク」の二つ名を持ち「ガブリエル・ラチェット」を支配下に置く男・遠藤忠明が動き出す。その頃、著莪に会うため丸富大学付属高校(著莪が通う学校)に訪れた佐藤だが、警備員のおっちゃんに侵入者と間違われて制服を脱がされ、追い回されていた。著莪に助けられる佐藤だが、その場にいた井ノ上あせびと関わったことで急にテーブルの足が折れたり、丁度その下に画鋲が落ちてたりと予想できない不幸が身に降りかかる。制服を警備員に脱がされたため、著莪に女子の制服を着せられる佐藤。その後、佐藤は女子の制服姿のままスーパー「ラルフストア」に出向く。佐藤の姿を見た二階堂は、彼を変態と軽蔑し「お前などモナークに叩き潰されるがいい」と言い放つ。
半額弁当争奪戦が始まる。槍水と著莪は共の半額弁当を手にする。一方、佐藤も彼女らに続こうとするが二階堂と「ガブリエル・ラチェット」のメンバーに囲まれる。そこへ、モナークが現れ「この男には東区と西区の全面抗争の生贄になってもらう」と言い佐藤を叩きつぶす。その後、佐藤は「ラルフストア」の休憩室で松葉菊(半額神)に手当てをしてもらう。

槍水は西区の狼たちに招集をかけ、モナークの西区制圧計画について話す。西区は佐藤や狼たちに任せ、自分はモナークを倒すため敵の本拠地「ラルフストア」乗り込む計画を立てる。1年前、東区最強のオオカバマダラ・松葉菊と西区最強のウィザード・金城優が激突した。力は互いに互角で壮絶を極めた戦いの末、ウィザードが勝利した。オオカバマダラの後輩だったモナークは、オオカバマダラが負けた事を根に持っていた。そのため、1年前の頂上決戦を自分の代で再現しようとしていた。モナークは、オオカバマダラの後継者を名乗る自分がウィザードの後継者である氷結の魔女を倒すことによって、真のオオカバマダラの後継者になろうとしていた。真の後継者になるため、オオカバマダラと同じ意味の最強の狼の二つ名「モナーク・バタフライ(王様蝶)」を得ようと目論むモナーク。
モナークは、最強の名前を得る為、部下を使って路上で氷結の魔女(槍水)を襲わせる。槍水は、ボロボロになりながらもモナークとの戦いの場「ラルフストア」に向かい、彼と対峙する。そんな中、卑怯な手で氷結の魔女を倒そうとするモナークに彼の仲間である二階堂が止めに入る。「あなたが本当に追い求めたものは、最強の名前なんかじゃない自由で美しかったあの蝶の姿だ。」と語るも、モナークに突き飛ばされる。そこへ、佐藤と著莪が助けに来てモナークを倒す。

「むっちゃハワイやんパーク」に行くことになった佐藤たち。そこで佐藤は二階堂と会うが、彼から自分の二つ名を「変態」と名付け、広めたことを打ち明けられる。その後、プールを戦場にした争奪戦が行われる。当然ながらいつもの狼たちが参加し、戦いを繰り広げる。佐藤は、見事月桂冠の半額弁当を手にする。

部室でセガのゲームをしていた佐藤たちだが、著莪、井ノ上、佐藤を相手に三連敗した槍水は、怒りに任せて佐藤のセガのゲームを部室から投げ捨てる。勢いに任せて部室から飛び降りた佐藤は、救急車で運ばれる。その頃、「オルトロス」の二つ名を持ち、丸富大学付属高校の生徒会長(姉:梗)と副生徒会長(妹:鏡)を務める沢桔姉妹は、強い狼と戦うため西区で名高い氷結の魔女の行方を捜索していた。一方、佐藤は全身包帯姿になり、井ノ上総合病院に入院する。沢桔姉妹は、氷結の魔女が井ノ上総合病院にいることを突き止め、院内の侵入する。そして全身包帯姿をした佐藤を氷結の魔女だと勘違いしてしまう。その後、病院に勤める看護師の女性から患者(佐藤)の包帯を変えるよう言われた姉の梗は、変えている途中に脚の筋肉や低い声から氷結の魔女ではなく変態(佐藤)だと気付き逃げ出す。

井ノ上は佐藤のために手作り弁当を作って部室に持ってくる。それを食べる佐藤だが、ヒレカツがバナナみたいな味がしたり、豆がマグロの刺身の味がしたりする味覚崩壊弁当だと気付く。井ノ上から「全部残さず食べてね」と言われ、大量の汗をかき食べきる佐藤だった。
その頃、丸富大学付属高校の生徒会長・沢桔梗と副会長・沢桔鏡が、烏田高校生徒会長・白梅梅を自校の生徒会室に迎えていた。梗は烏田高校の佐藤洋が丸富大学付属高校に不法侵入した映像を白梅に見せ、謝罪を要求する。一方、白梅は丸富大学付属高校の著莪あやめが烏田高校に侵入した写真を出し、謝罪を要求する。互いに謝罪をし、その場は収まった。その後、佐藤は白梅にビンタされる。

「オルトロス」が動き出す。オルトロスにより、数日で東区の名だたる狼たちが次々と倒されていく。佐藤は退院後、スーパー「かもしだマート」で復帰戦を行うが、そこへオルトロスが現れ倒されてしまう。翌日、佐藤は槍水と「ホーキーマート」に出向く。そこへ、オルトロスが現れ、氷結の魔女との戦いが始まる。だが圧倒的強さのオルトロスに氷結の魔女が倒されてしまう。

翌日、体調を崩した槍水は学校を休んでいた。佐藤は心配して彼女の家に向かうが、彼女の部屋に入った佐藤はやましいことを考えていた。槍水はオルトロスと再戦するため、「明後日、スーパーオードリーに来い」というオルトロスに向けた伝言を佐藤に託す。
佐藤は、二階堂に「スーパーときわ」に呼び出され、そこでオルトロスに遭遇する。佐藤と二階堂の2人は、オルトロスから皮肉交じりに2人の負け犬と言う意味で「ツードックス」の二つ名を提案されるが断る。その後、佐藤たちはオルトロスとの戦いに敗れる。
翌日、佐藤は槍水からの伝言を著莪に一任し、彼女はオルトロスに「明日夜、スーパーオードリーでの半額うなぎ弁当、氷結の魔女が待ってるってさ」と伝える。

槍水の体調は昨日より悪化していた。再戦は諦めるようにと言う佐藤に対して、槍水は彼に薬局で風邪薬と栄養ドリンクを買って来るように言う。
明日の夜までに戦える状態にすると槍水は言って体を休める。
一方、二階堂はオルトロスの情報を集める為、オルトロスの出身地である夢広町に行き、前線から退いた古狼から話を聞く。3年前、オルトロスは夢広町で活躍する狼だったが、「ヘラクレスの棍棒」の二つ名を持つ男により、駆逐(半額弁当争奪戦からの追放)された。その内容は、オルトロスが強すぎる為、先に好きな半額弁当を取らせ半額弁当争奪戦に参加させないというものだった。最近、オルトロスが復活したことでヘラクレスの棍棒が再び動き出すことを危惧した古狼は、ヘラクレスの棍棒からオルトロスを救ってやってくれと二階堂に言う。だが既にヘラクレスの棍棒は再び動き出していた。

槍水は体調が悪化する中、再戦の時間まで目覚ましを掛け体を休ませる。そんな槍水の姿を見た佐藤は、目覚ましを切り、必ず半額弁当を取ってくるとメモを残し「スーパーオードリー」に向かう。そんな中、佐藤の前にヘラクレスの棍棒が現れる。何故か佐藤の事情を知るヘラクレスの棍棒は、彼に「病状の槍水先輩にうなぎ弁当を食べさせたいんじゃないのか」と言葉巧みに話しかけ、オルトロスの駆逐に協力するよう持ち掛ける。その後「スーパーオードリー」に出向いたオルトロスの前にヘラクレスの棍棒が現れる。ヘラクレスの棍棒は、オルトロスを駆逐するため、前もって狼たちを協力を仰いでいた。彼のやり口に反論する狼がいない中、佐藤が現れ、腹の虫を叫ばせる。腹の虫の音を聞き、腹を空かせた狼たちが戦いの場に次々と向い、ヘラクレスの棍棒の計画は失敗する。ヘラクレスの棍棒との戦闘になるが、佐藤たちの勝利になる。その後、佐藤は約束通り槍水に半額弁当を持って行き、共に半額弁当を頂く。

『ベン・トー(BEN-TO)』の登場人物・キャラクター

主要人物

佐藤 洋(さとう よう)

CV:下野紘

主人公。私立烏田高等学校1年生。
黒髪の少年。
座右の銘は「バカと体力には自身あり」。
趣味はセガのコンピュータゲーム。
成績はそこそこ優秀。
寮に住んでいる。
槍水仙に誘われ、HP同好会に入部することになる。
戦闘では主に徒手空拳やカウンター技を多用する。
二階堂連から「変態」の二つ名を付けられる。
名前の由来は、スーパーマーケットに女子の制服を着て入店したことから。
後に、ある狼に実力を認められ『カペルスウェイト』の二つ名が与えられる。

槍水 仙(やりずい せん)

CV:伊瀬茉莉也

メインヒロイン。私立烏田高等学校2年生。
水色の髪で黒ストッキングと厚底ブーツを履いている少女。
クールだが、優しさも持ち合わせている。
HP同好会の代表。
趣味はテーブルゲーム。
「氷結の魔女」の二つ名を持つ。
名前の由来はチューハイの「氷結」をジュースと間違え、購入しようとしたことから(店員に止められたため買えなかった)。
戦闘スタイルは主に厚底ブーツ使用による足技が多い。

著莪 あやめ(しゃが あやめ)

CV:加藤英美里

丸富大学付属高校1年生。
長い髪に眼鏡を掛けている少女。
洋の従姉弟で母はイタリア人である。
趣味はセガのコンピュータゲーム。
ファミリーコンピュータ部に所属し、同部の井ノ上あせびと親友。
白梅梅を「梅様」と呼び、恐怖の対象にしている。
「湖の麗人」の二つ名を持つ。
名前の由来は、外見と公園の噴水近くのベンチで半額弁当を食べた後、寝てしまったことから。
戦闘スタイルは、主に徒手空拳を使用する。

白粉 花(おしろい はな)

CV:悠木碧

私立烏田高等学校1年生。
髪を後ろで束ね、眼鏡を掛けている小柄な少女。
梅から溺愛されている。
成績は学年トップ10に入るほど優秀。
ライトノベル研究会とHP同好会に所属している。
趣味は小説を書くことで、作風は「ボーイズラブ」を好む。
過去いじめにあっていたため、他人との接触を嫌う。

白梅 梅(しらうめ うめ)

CV:茅野愛衣

私立烏田高等学校1年生で生徒会長。
長い黒髪の美少女。
成績はトップクラスの優等生。
白粉花を溺愛しているため、仲の良い洋をを目の敵にしている。
男性には厳しい。

西区の狼

顎鬚(あごひげ)

cezero
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@cezero

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