金色のコルダ(ゲーム・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
「金色のコルダ」とはコーエーから発売されている女性向け恋愛シミュレーションゲーム。原案はルビー・パーティー。それを元にキャラクターデザイン担当の呉由姫が白泉社「LaLa」で連載していた漫画作品。コミックスは全17巻。テレビ東京系6局でアニメも放映された。音楽に関して全くの素人だった日野香穂子が音楽の妖精・リリに導かれて音楽の魅力にはまり、コンクールを通して知り合った人々との交流を深めていく物語。
CV:岸尾だいすけ/子供時代:真田アサミ/演奏:遠藤慎
音楽科3年B組。フルート専攻。身長172cm。6月18日生まれ。
実家は由緒ある華道宗家。成績優秀、容姿端麗、物腰が柔らかく女子生徒から絶大な人気を誇る。親衛隊という熱心なファンが居る。誰にでも分け隔てなく接し、完璧な優等生である。しかしそれは表の顔であり、香穂子にしか見せない裏の顔を持っている。普通科の香穂子がコンクールに参加するのは大変だから辞退しても良いのではないかと香穂子を心配する様子を見せていたが、香穂子がコンクールに対してやる気を見せるとその態度が豹変し、「辞退しろ」と迫ってきた。以来香穂子に対しては裏の顔を多く見せるようになる。裏の顔を見せてもへこたれない香穂子を気にいっている。
家族内で力を持つ祖母には逆らえず、音楽でも何でも兄を立てるように、兄を支えられるようにと育てられてきた。そのため、音楽も高校でやめ、祖母の気に入るような大学を受験しようとしていたが、香穂子に意見され、その真っ直ぐな言動に影響を受け、祖母の言いなりから脱却しようとしている。
火原に対して本当の素顔を覗かせた時もあるが、どんな柚木も柚木だ、と火原の態度は変わらず友情が変わることもなかった。
冬海 笙子(ふゆうみ しょうこ)
CV:佐藤朱/演奏:西崎智子
音楽科1年B組。クラリネット専攻。身長158cm。
内気で大人しく、控えめな性格をしている。クラリネット専攻の中でも高い実力を持つが、音が内向的過ぎると指摘を受けることがある。学内コンクールを経て、自分の音楽をたくさんの人に聞いてもらいたいという気持ちが出てきた。実家はお金持ちで音楽室がたくさんある別荘を所持しており、学内コンクールメンバーで合宿をした際にその別荘を借りた。男性が苦手で、他人にも自分にも厳しい月森や一見怖く見える土浦を当初は怖がっていた。学内コンクールのメンバーに選ばれた際、それをやっかんだ生徒から嫌がらせを受けたが、それを庇った香穂子を慕うようになった。
金澤 紘人(かなざわ ひろと)
CV石川英郎/歌唱:所谷直生
学内コンクール担当の音楽教師。3年B組担任。33歳、独身。身長183cm。3月1日生まれ。
何事もめんどくさがる傾向にあるが、生徒へのアドバイスは的確なため、生徒からの人気は高い。火原や土浦、天羽などから「金やん」と呼ばれている。
元オペラ歌手でイタリアでプロとして活躍していたが、年上のオペラ歌手との恋に破れ、自暴自棄になり喉を壊してしまった。一時期抜け殻のようになってしまった金澤を心配した後輩で星奏学院理事の吉羅暁彦が金澤を星奏学院の教師にし、金澤が立ち直るように尽力した。
天羽 菜美(あもう なみ)
CV:増田ゆき
普通科2年1組。報道部所属。身長165cm。2月9日生まれ。
明朗快活、好奇心旺盛な姉御肌。取材対象を定めると執拗に追い回し、時に取材対象に嫌がられることもしばしば。「スッポンの天羽」と自称している。学内コンクールの取材を精力的にこなし、メンバーたちのこともよく観察していた。香穂子を巡るメンバーたちの思いにもいち早く気づき、その成り行きを見守っていた。カメラを持ち歩き、各種イベントでよく撮影している。香穂子の写真など香穂子を慕っている加地に売り捌き部費の足しにするようなちゃっかりした面も持つ。(金澤には報告済み、上がりの2割は生徒会に渡す)。
王崎 信武(おうさき しのぶ)
CV:小西克幸/子供時代:恒松あゆみ/演奏:室屋光一郎(Va.:松本有理)
音楽科卒の大学3年生。ヴァイオリン専攻。身長175cm。10月17日生まれ。
温かく穏やかで誰からも尊敬されるOB。オーケストラ部の手伝いをしている。前回の学内コンクールの優勝者。ヴァイオリン教室や施設をめぐって演奏のボランティア活動をしている。
魔法のヴァイオリンが消滅した後、香穂子に頼まれ。香穂子の指導をしていた。
加地 葵(かじ あおい)
CV:宮野真守/演奏:松本有理
普通科2年2組。身長180cm。11月12日生まれ。
公園で香穂子の演奏を聴きファンになり、香穂子に会うために東京の国立付属の男子校から星奏学院に転校してきた。成績も良く、スポーツ万能、人当たりも柔らかで爽やかなイケメン。女子から多くの好意が寄せられるが、香穂子一筋のため他の女子は目に入らない。父は代議士、祖父は総合病院の院長をしている。以前は王崎と同じヴァイオリン教室に通っていたが、ヴィオラに転向した。
リリ(りり)
CV:水橋かおり
音楽を司るファータという妖精。階級はアルジェント。星奏学院の創設者に弱っていたところを助けられ、その恩返しのため星奏学院に音楽の祝福を与えている。普段は人には見えないが、リリの意思で魔法を弱め相性の良い人間に姿が見えるようにできる。今回の学内コンクールでは香穂子しかリリを見ることはできなかった。
リリが見える香穂子をコンクールに出場させるため誰にでも弾ける魔法のヴァイオリンを授けた。
コンクール終了後は香穂子にも姿は見えなくなってしまった。
『金色のコルダ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
自分がもっと楽しまなくちゃ
全くの素人でありながら音楽コンクールに参加しなければならなくなった香穂子。魔法のヴァイオリンがあるといえども知識も技術もやる気もない。普通科でありながらコンクールに参加できる香穂子をやっかんだ音楽科の女生徒に絡まれ、実力を示せばやっかみなど吹き飛ばせると報道部・天羽に香穂子の実力を示す場を用意されてしまった。彼女たちに笑われないように、懸命に練習するが思うような音が全く出せずに香穂子は焦っていた。そんな時、コンクール参加者で3年の火原和樹が練習しているところに出くわした。明るく楽しい演奏を披露してくれる火原に、自分は全然うまくできないと弱音を吐いてしまった。難しい顔をして悩む香穂子に火原が言った一言。「そんなにむずかしい顔しちゃダメだよ、日野ちゃん。せっかくこんなに楽しくてかわいい曲なんだから、自分がもっと楽しまなくちゃ」この一言で気負っていた気持ちが和らぎ、せっかくの楽しい曲、自分がもっと楽しまなくてはもったいない、という気持ちになった。その気持ちが魔法のヴァイオリンと共鳴し、演奏当日とても楽しい演奏ができ、絡んできた女生徒たちを見返すことができた。
引用:金色のコルダ 1巻
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目次 - Contents
- 『金色のコルダ』の概要
- 『金色のコルダ』のあらすじ・ストーリー
- 学内コンクール
- それぞれの進路
- 『金色のコルダ』の登場人物・キャラクター
- 日野 香穂子(ひの かほこ)
- 月森 蓮(つきもり れん)
- 土浦 梁太郎(つちうら りょうたろう)
- 志水 桂一(しみず けいいち)
- 火原 和樹(ひはら かずき)
- 柚木 梓馬(ゆのき あずま)
- 冬海 笙子(ふゆうみ しょうこ)
- 金澤 紘人(かなざわ ひろと)
- 天羽 菜美(あもう なみ)
- 王崎 信武(おうさき しのぶ)
- 加地 葵(かじ あおい)
- リリ(りり)
- 『金色のコルダ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 自分がもっと楽しまなくちゃ
- 君の指はヴァイオリンを弾く指だろう
- 第1セレクション 伴奏者に裏切られ、棄権させられそうになった香穂子を土浦が伴奏をかってでて香穂子を助けたシーン
- 魔法のヴァイオリンの力で好成績を取ったが、罪悪感に押しつぶされそうになり、コンクールを辞退しようとするが、いつの間にかヴァイオリンが大好きになっていた自分に気づき、ヴァイオリンを弾きたいと香穂子が心から思うシーン
- 君にとってそれは意味のあることなんだろう?
- 香穂子を学内コンクールに参加させるという役目を終えて、音楽の妖精・リリが香穂子に別れを告げるシーン
- 周りの目を気にして委縮して立ち止まって何になる?
- この感情に言葉をのせるとしたら…それは恋と言うのだろうか
- 学外のコンクールで香穂子が月森に教えてもらったことを全て出し切り演奏で月森に応えたシーン
- 月森が屋上で香穂子に思いを告げるシーン