修羅の門(第壱門・第弐門)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『修羅の門』・『修羅の門 第弐門』は川原正敏による漫画作品。主人公である陸奥九十九が古武術・陸奥圓明流の継承者として様々な格闘家と試合・格闘を繰り広げながら陸奥圓明流が地上最強であることを証明していく。陸奥九十九を初めとして登場人物の多くは戦いを通して相手と分かり合うため多くを語らないがその分、口を開いた時の言葉には凄み・説得力が有り、名言と称されるものも多い。
こちらも銃で脅してきたエドワードヒューズに対して陸奥九十九が放ったセリフ。幼少の頃から戦いに明け暮れてきた九十九がいつ金持ちと関わる機会があったのかは謎ではあるがファンからは「さすが陸奥、達観しているな」と称賛の声が挙がった。
言っとくがオレは怒ってるんだぜ…人を呼びつけておいて…メシも食わせずにそんなものを出して恥じないあんたの態度に…
こちらも陸奥九十九が銃で脅してきたエドワード・ヒューズと用心棒に放ったセリフ。
九十九が大食いぶりを発揮する場面や腹が減ったことをアピールする場面は作中でもたびたび描かれており「メシを食わせないから怒るとはさすが陸奥九十九」「メシ食わせなきゃそりゃ怒るだろ」と妙に納得・感心するファンも多かった。
ああ…一つ言い忘れた…勇気なんてものは人から与えてもらうもんじゃない…自分の中からしぼりだすもんだ…おぼえとけ…
陸奥九十九がフローレンス・ヒューズに告げたセリフ。最終的にヒューズ家と和解した九十九はようやく食事にありつけボクシングヘヴィ級トーナメントに出場できるようヒューズ家が協力する約束も取り付ける。ヒューズの屋敷を後にする際に九十九はフローレンスに冒頭のセリフを告げる。最初に冷たく突き放しておいてこのセリフを最後に出したところにファンからは「憎い、かっこよすぎる」と大絶賛され、「修羅の門史上最大の名言」との声も多い。
一連のヒューズ家とのやりとりは相手が格闘家ではないため会話が中心で話が進むが、その分普段は多くを語らない九十九が雄弁である本編でも貴重なパートであり九十九の人間味・内面的な強さが表現されている場面としてファンからも人気・評価が高い。
「御託はいいよ…リング上で…拳で語ってくれ…それだけだ」
陸奥九十九がヘヴィ級ボクサー、リック・ガンフォードに放ったセリフ。
ガンフォードはヴェトナム戦争で父親がヴェトナム人に殺された、だから東洋人は嫌いだと蔑視の言葉を九十九に浴びせるが九十九は動じず
「親父が殺されたのをあ~だこ~だと言ってるが、あんたの親父は死ぬまでに何人のヴェトナム人を殺したんだ?
戦争で死んだってことは…殺し合いをしてきたってことだ。ヴェトナムで死んだのはアメリカ人だけじゃないだろう…
自分だけが悲劇の主人公って顔にはつきあってはいられない。
御託はいいよ…リング上で…拳で語ってくれ…それだけだ」
と返し「拳で語ってくれ」というシンプルで重みのある言葉にファンからは「渋い、かっこよすぎる」との声が挙がった。
スタンド アンド ファイト 立って、そして戦いなさい…
ボクシングの名トレーナー、テディ・ビンセントが陸奥九十九に語ったセリフ。
ボクシングヘヴィ級トーナメントに挑む中でほとんどのアメリカ人が九十九に敵意を剥き出しにする中、温和な性格で日系アメリカ人のテディは九十九の強い味方となる。
テディは基本的に九十九が戦いに挑む際に細かい指示などは出さずこのセリフしか言わないが、九十九もそれが力になったと語っており、ファンからも「ほっこりする」「修羅の門の癒し」と評価されている。
「人は…自分以外のものにはなれない…お前は四年半かけて毅波秀明を磨いただけだ そしてそれが答えで誇っていい 正解だ」
陸奥九十九が空手家・毅波秀明に語ったセリフ。かつて九十九に惨敗した毅波は過酷な修行を積んだ後に九十九と再戦する。
以前とは比べ物にならないほどに実力を上げた毅波はかなりの所まで九十九を追い詰めるが力及ばずまたも敗れる。
リングに崩れ落ちる間際に「自分は結局何者にもなれなかったのか」と嘆く毅波に九十九は冒頭のセリフを告げる。
ファンからは「修羅の門連載開始直後に登場しながら九十九にあっさりと敗れファンの記憶にも残らず当初はウィキペディアにも載っていなかった存在がここまで出世して認知されてよかったね」と温かい声が挙がった。
空手の「空」とは因果を読み 受け入れ 呑み込み 崩し…一撃を放つ ただそれだけの事
天才空手家・海堂晃が師匠・龍造寺徹心に語ったセリフであり空手の究極の形。連載初期の陸奥九十九のライバルだった海堂は師匠の龍造寺徹心が理想とした空手の型を完成させて九十九の最後の敵として立ちはだかった。相手が出すどんな攻撃だろうとすべて受け流して一撃必殺のカウンターを叩き込むという空手の極意で海堂は九十九を追い詰める。初期のライバルが最後の敵として登場するという展開には感慨深いというファンの声もある一方で、数年間世界の強豪と戦い続けてきた九十九に対してその間山籠もりで修行していただけの海堂が互角以上の戦いを見せるという展開にファンから不満の声も挙がった。
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『修羅の門』とは、川原正敏が『月刊少年マガジン』において連載されていた漫画。千年不敗を誇るとされる架空の古武術・陸奥圓明流の継承者である陸奥九十九を主人公とし、陸奥圓明流が地上最強であることを証明するため、様々な強敵達と戦うストーリーは幅広い層に熱い支持を受ける。前作あした青空においての格闘シーンが好評を得たことで、制作が決定した。1987年5月号から1996年12月号まで連載の後に長期休載。2010年11月号より『修羅の門 第弐門』として連載を再開し、2015年7月号で完結している。
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目次 - Contents
- 『修羅の門』・『修羅の門 第弐門』の概要
- 『修羅の門』・『修羅の門 第弐門』の名言・名セリフ
- 陸奥圓明流 千年の歴史に 敗北の 二字は無い
- 今…また一人男が門をくぐった…その門の名は修羅の門
- 「くだらないな…もう少しましな答えをかえせよ…忘れるなよ…圓明流は人殺しの技だ。しょせん影と闇に生きてきたものだ。それを…今のこの平和な日本で誰に教える!?しかも ただ人を殺すだけなら銃を持った方がはるかに簡単だ」
- オレが光の下に出てきたのは…圓明流をおれの代で終わらせるためだ…
- 「オレだったら戦って敗れたい…」
- 「戦うのが怖いなら戦わなくていい…戦わずに死ぬのが好きなら…死ねよ Piggy girl!」
- 「ちがうね…死ぬ気なんてさらさらないよ」「そんなもの一つでオレが倒せると思ってるならやってみるがいい」
- 「だから金持ちはキライだよ…いくら頭を下げても高い所から降りなきゃ見下ろしていることに変わりがないって事に気がつかない…」「金持ちらしいな…自分の思うとおりにならないと すぐ笑顔が消える」
- 言っとくがオレは怒ってるんだぜ…人を呼びつけておいて…メシも食わせずにそんなものを出して恥じないあんたの態度に…
- ああ…一つ言い忘れた…勇気なんてものは人から与えてもらうもんじゃない…自分の中からしぼりだすもんだ…おぼえとけ…
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- 「人は…自分以外のものにはなれない…お前は四年半かけて毅波秀明を磨いただけだ そしてそれが答えで誇っていい 正解だ」
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