zkoayummy03011@zkoayummy03011

zkoayummy03011
zkoayummy03011
@zkoayummy03011
6 Articles
4 Reviews
0 Contributions
0 Likes
zkoayummy03011

zkoayummy03011のレビュー・評価・感想

アルスラーン戦記 / アル戦 / The Heroic Legend of Arslan / アルスラーン戦記 風塵乱舞
10

原作者も驚いたアルスラーン戦記(漫画版)

田中芳樹さん原作の小説『アルスラーン戦記』を荒川弘さんが漫画にした作品です。原作者である田中さんがこの作品をぜひ小説化したいとジョークを述べるほどの出来です。

主人公は強国パルスの王子アルスラーン。気弱で頼りないと評価される一方、優しく好奇心もある彼は14歳で初陣を迎えます。相手は遠国ルシタニアの異教徒たち。強国であるパルス軍は圧勝も同然と信じていましたが裏切りによって軍は罠に嵌り負けてしまいます。アルスラーンは殺されそうになったところを「戦士の中の戦士」ダリューンの助けもあり生き残りました。
初陣の負け戦から始める彼の戦いはなかなか見ごたえのあるストーリーです。田中さんの作品はキャラクターの個性がたっていて漫画版でもビジュアルや表情やアクションがキャラクターと上手くマッチしています。
そして原作者も気に入った荒川さんの漫画力はすごいです。ダリューンがアルスラーンを助けに来たときの戦いのシーンは迫力がすごくあり、彼の戦士としての凄さを見事に表現しています。
アルスラーンは戦いだけでなく、自分の出自についての謎や王国の秘密などもでてきて問題が山積しています。
そして敵国ルシタニアだけでなく他の隣国も関わってきます。
ただ敵を倒すだけの物語ではなく敵国や隣国の事情なども出てきてとても深い人間物語も観られます。

アイドリッシュセブン / IDOLiSH7 / アイナナ
9

女性向けコンテンツ?

アイドリッシュセブンは女性向けコンテンツですが、性別問わずお勧めしたいと思う作品です。
ストーリーは芸能事務所の新米女性マネージャーが主人公となり、アイドルグループのマネジメントをすると言う、それだけ聞くとどこにでもあるような女性向けコンテンツです。しかし実際はアイドル達の苦悩やそれぞれのキャラクターの家族間の問題、アイドルグループにおける人気格差、それによる劣等感、ライバルグループとの関係、果ては芸能界の闇に触れるような問題まで色濃く描かれていきます。
主人公はアイドルグループのマネージャーという立場ではありますが、彼女の居ない所で問題が大きくなったり、逆に解決に向かったりと一般的な女性向けコンテンツ、乙女ゲームなどとは全く異なる展開を見せて行きます。
勿論、暗いだけのストーリーではなく楽しい場面やギャグパートもありますし、アイドル同士の友情や結束といった、どちらかと言えば少年漫画のような展開もあり、最後には爽やかな気分になれる作品だと思います。
それに加え劇中で流れる楽曲も素晴らしく、中には小室哲哉さんやいきものがかりさん等著名人も参加されており、作品を盛り上げてくれます。
キャラクターも個性的で、アイドル達は勿論ですがライバルグループのマネージャーや社長に至るまで、全員魅力的です。
是非、今のうちに体験してみて欲しいと思います。

記憶にございません!
9

初めから最後まで面白い

初めから最後まで飽きることなく見ることができた面白い作品です。

史上最低と言われている総理大臣黒田が記憶を無くしたところから物語が始まる政界コメディ映画です。
記憶喪失前は史上最悪と言われていた総理大臣が、180度ひっくり返したような別人に生まれ変わり、3人の秘書官に支えられながら総理大臣として、男として、父親として更生していく様が、テンポよく描かれていて、最後まで退屈することなく観れると思います。
最後はなんだかクスッとほっこりする展開になっています。

政治の内容は現実味の無いものかもしれないですが、難しく考えずにコメディ要素を思いっきり楽しんで観ることをおすすめします。

豪華俳優陣が揃う中、一つ一つのキャラが濃い!三谷幸喜ワールド全開でした。
主人公の総理大臣を演じる中井貴一さんをはじめ、総理大臣を支える秘書官のディーン・フジオカさん、小池栄子さんは観てて気持ちいくらい役にピッタリです。
その他にも「え、こんなところにこんな人が!?」といったチョイ役の役者さんも見所の一つです。
また、音楽も三谷幸喜監督らしいコミカルな感じがマッチしています。

老若男女を問わず、どんな人でも楽しめる映画だと思います。

GP-1
5

スーパーファミコンのバイクゲームソフト「GP-1」を今さら斬る!

スーパーファミコンソフト「GP-1」はアトラスが1993年に発売したゲームで、オートバイをモチーフとしたレーシングゲームです。
レーシングゲームの中でもF1などをモチーフとした4輪車のゲームは多いのですが、オートバイのような2輪車のゲームは少ないのでやや珍しいかと思います。
内容は世界GP(現在のMotoGP)をシミュレートした内容で、最終的にはポイントトップとなり世界王者をめざすというものなのですが、レーシングゲームとしての難度は正直言ってそれほど高いものではないと思います。
ですから、やり込み甲斐があるほど奥深いゲームと言えるかどうかはかなり微妙です。
レースごとの結果次第で賞金(もちろんゲームの中だけのものです)がもらえ、その賞金で自らのバイクをチューニングし強化していくというシミュレーション的要素もあるにはありますが、強化すればするほどゲームの難度は下がってくるので、ゲームバランスとしてはあまり良いものとは言えないと思います。
このゲームで良い面を1つ挙げるとすれば、サウンドに関してはかなりハイレベルのものを持っていると思います。
もちろんサウンドというものは好みや主観もありますので万人に素晴らしいと言えるかどうかはわかりませんが、たぶんこのゲームのサウンドを聴けば、このゲームの音楽面においては好印象を受ける人はかなり多いと思われます。
ちなみに続編として、これまたスーパーファミコンのソフトで「GP-1 RS RAPID STREAM」という作品も1994年に発売されていますが、こちらは前作と比べればゲーム全体の奥深さがあると言えます。
両作ともお世辞にも大ヒットしたとは言えない作品なので、中古での入手はかなり困難なものになると思われますが、バイクレーシングゲームというやや珍しめのジャンルをやってみたいと思う初心者の方には、特に初作の「GP-1」には興味を示してみても面白いのではないのでしょうか?