記憶にございません!

記憶にございません!

『記憶にございません!』とは、2019年に公開された日本映画。舞台演出を経て、日本を代表するコメディ映画監督となった三谷幸喜の長編映画第8作目。史上最低の支持率を記録する、身勝手で横暴な総理大臣・黒田啓介は市民の投石が頭に命中し、記憶を失くしてしまう。首相の記憶喪失で引き起こされる、周囲の官僚、家族、そして日本国全体を巻き込んだドタバタ喜劇となっている。中井貴一や石田ゆり子など、実力派俳優陣のコミカルな演技に注目。

zkoayummy03011のレビュー・評価・感想

記憶にございません!
9

初めから最後まで面白い

初めから最後まで飽きることなく見ることができた面白い作品です。

史上最低と言われている総理大臣黒田が記憶を無くしたところから物語が始まる政界コメディ映画です。
記憶喪失前は史上最悪と言われていた総理大臣が、180度ひっくり返したような別人に生まれ変わり、3人の秘書官に支えられながら総理大臣として、男として、父親として更生していく様が、テンポよく描かれていて、最後まで退屈することなく観れると思います。
最後はなんだかクスッとほっこりする展開になっています。

政治の内容は現実味の無いものかもしれないですが、難しく考えずにコメディ要素を思いっきり楽しんで観ることをおすすめします。

豪華俳優陣が揃う中、一つ一つのキャラが濃い!三谷幸喜ワールド全開でした。
主人公の総理大臣を演じる中井貴一さんをはじめ、総理大臣を支える秘書官のディーン・フジオカさん、小池栄子さんは観てて気持ちいくらい役にピッタリです。
その他にも「え、こんなところにこんな人が!?」といったチョイ役の役者さんも見所の一つです。
また、音楽も三谷幸喜監督らしいコミカルな感じがマッチしています。

老若男女を問わず、どんな人でも楽しめる映画だと思います。