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yuasaのレビュー・評価・感想

ヴァニタスの手記
10

まじで神作品!

まず、「ヴァニタスの手記」を読んでとても良かったと思っています。
この話は吸血鬼(ヴァンピール)のストーリーです。
2022年度現在7月時点で、10巻まで出ています。
私は特に、9、10巻がとても印象に残っていて、自分のことを全く語らないヴァニタスの過去を少しずつ知っていくノエと、ヴァニタスが普段とは違う表情を見せているところがたまらなく好きです。
ここだけの話、なんと10巻の最後にはとあるキャラクターについて書かれていました!
気になった方は是非見てみてください。
この作品は、2021年7月頃からアニメの放送が開始されました。
アニメは、漫画の21話(4巻)まで放送されました。
ヴァニタスの声優さんが花江夏樹さんで、ノエの声優さんが、石川界人さんでした。
豪華CVキャストだと思いませんか?
アニメも作画が綺麗で、とても見やすかったです。
2022年1月からアニメの第2クールが始まり、漫画の55話(10巻)まで放送されました。
原作者である望月淳さんの描く漫画の表紙や中身はとてもオシャレなのでそこも注目して欲しいポイントです。
ヴァニタスにとっての「復讐」と、ヴァンピールであるノエとの物語を是非読んで欲しいと思います。
漫画アプリからも試し読み出来るので、私のレビューを読んで少しでも興味を持って読んでみようと思えて貰えたら嬉しいです。

グレイテスト・ショーマン / The Greatest Showman
10

歌声に魅了されるグレイテスト・ショーマンについて

夢を必死で追うP.Tバーナムの人生をミュージカルとして描いている。見ている側も思わず手拍子してしまうような迫力や心奪われる美しい歌声で、一度ではなく何度でも観たいと思える作品。
主人公のバーナムは幼い頃から貧乏な家庭で育ち、裕福な家の娘と恋に落ちやがて結婚、2人のかわいい娘に恵まれる。しかし、彼の働いていた会社が急に潰れてしまい、職を失う。妻に「困らない暮らしをさせる」と言ってしまったことに負い目を感じ、なんとかしようとサーカスを立ち上げるが、軌道に乗らず失敗してしまう。
しかしあることがきっかけでフリークスを使ったサーカスを思いつき、それが人々の関心に触れ爆発的にヒットする。そこから彼の逆転人生が始まるが、その中でもいろいろなハプニングがあり、バーナムとサーカス団はそれらを一つずつ乗り越えていく。
この作品のいいところはただのミュージカル映画ではなく、その中で人種差別や社会的に受けいられない人々の葛藤や信念、またそれに関わっている人々の優しさや冷酷さが描かれており、自分も考えさせられる作品となっていること。なにより作中に登場する登場人物たちが披露する歌声や演出が素晴らしく、最初と最後で同じ場面が出てくるのだが、どちらも違った視点から観ることができ圧巻である。

キルミーベイベー / Baby, please kill me.
8

凄腕殺し屋女子と、空気読まない女子の日常

同タイトルの4コマ漫画作品がアニメ化した本作は、ほのぼの日常系作品です。

タイトルは英語として見ると造語であり、実在しない単語のためか、"Baby, please kill me"という英文が併記されています。これは直訳すると「赤ちゃん、私を殺してください」になりますが、ここでいう「ベイベー」は赤ちゃんではなく、キザな口説き文句などで大人相手にも使われる言い回しであると思われます。そこまで深い意味が込められているかは不明ですが、殺し屋のキャラクターとの愛憎劇を連想させられます。ほのぼの日常ギャグ作品ですが。

キャラクターは4人だけで、メインは2人です。
凄腕殺し屋のソーニャ、空気を読まない普通の女子やすながメイン。忍者のあぎりさん、没キャラの没キャラ(正式名称不明、または正式名称が「没キャラ」)が脇役で、合計4人。他には通りすがりのご老人や、ソーニャを狙う刺客が一話限りで登場したりはします。

作中に殺し屋としてのソーニャが仕事をするシーンは登場せず、命を狙う刺客と戦うことになる際にも命のやりとりというほどのシリアスさは皆無。あくまでもゆるゆるギャグといった演出です。

犬に怯えたり、幽霊が怖かったり、やすなにからかわれては確かな技術でやすなを懲らしめたりと、凄腕殺し屋なのか疑問に感じるところもあれば、やっぱり凄いんだな、と感じさせられる面もあります。
そんな緩い雰囲気やキャラクターの魅力を、アニメでは余すことなく描かれていて、アニメから原作漫画へ逆輸入された設定もあるほど。
熱狂的なファンの多い名作です。

第三の男 / The Third Man
10

第三の男

第三の男は1945年のイギリス映画です。
監督はキャロル・リードです。
モノクロで古い映画ですが、最高に面白い映画です。
脚本も素晴らしいですが、カメラワークが最高です。
撮影スタッフも優秀な人たちがそろっていたのだと思いますが、とにかく初めて観たとき鳥肌が立ちました。
この監督は本当に凄い人だと思いました。
そして主演のオーソン・ウエルズの圧倒的な存在感、暗闇の中から現れるハリー・ライムの顔、夜の街の逃走劇、観ていてわくわくします。
うすめたペニシリンを売りさばきぼろ儲けしたハリー。
ハリーが親友のホリーに、観覧車に乗りながら下に見える人々を虫けらのように言う場面は、何か戦争に加担した独裁者のようで、とても怖く印象的です。
ホリーは、ハリーがやった事があまりにも酷いと思い、ハリーの恋人のアンナを助ける条件で警察に協力します。
この映画は戦争、政治、ヒューマニズム的な要素も含まれていますが、その様な事をあまり気にしないで観た方いいかもしれません。
ラストシーンでホリーがアンナを待つシーンの解釈は、観た人がそれぞれ考えた方が良いのではないかと思います。
テーマ曲も有名で素晴らしいです。
とにかく映画が好きな人にはぜひ観てほしい作品です。