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yomogiseo125のレビュー・評価・感想

HUNTER×HUNTER / ハンター×ハンター
7

魅力がないキャラなど一人もいない

「HUNTER×HUNTER」は、主人公のゴン・フリークスが失踪した父親を探すため「ハンター」と呼ばれる特殊な職業を目指すところからスタートします。最初は、仲間とともにハンター試験合格を目指すジャンプ作品らしい熱い展開も見られますが、登場キャラクターたちの関係性や設定などが複雑に絡み合うサスペンス的な要素も魅力の一つだと言われています。
最初の「ハンター試験編」と呼ばれる部分ではゴンとともに旅をする暗殺一家出身の少年キルア=ゾルディック、一族を皆殺しにされ復讐に燃えるクラピカ(性別不詳)、医者を目指す医学生レオリオ=パラディナイトの4人で試験に挑むわけですが、最終的にはこの中の1人をのぞいてみんな合格します。

そして、無事にハンターとなった後もゴンたちの冒険は続き、敵・味方それぞれに個性豊かで、時には変態的なほど強烈なキャラクターも出てきます。特に、人気が高いのがクラピカの一族を皆殺しにしたとされる盗賊集団「幻影旅団」。13人の男女で構成されるこの集団はファンの中でも非常に人気が高く、まさに「悪のカリスマ」ともいうべき風格です。他にも、戦闘狂の奇術師・ヒソカ、キルアの実兄で一度見たら忘れられないおどろおどろしい様相のイルミなど主人公たちの行く手を阻む悪役たちも非常に魅力的に描かれています。

果たして、「ゴンは父親と会えるのか?」「ゴンと行動をともにする中でキルアはどう変わっていくのか?」「クラピカは一族の復讐を果たせるのか?」「レオリオはゴンたちと別れた後どう行動していくのか?」などなど......。物語の序盤だけ、と思って読み始めると続きが気になって仕方なくなる、そんな作品です。

H2 / エイチツー
10

あだち充らしさが詰まった名作!野球と恋愛が交錯する漫画「H2」

「H2」は「タッチ」などで知られるあだち充原作で、週刊少年サンデー(小学館)で連載されていた青春野球漫画である。
コミックスは全34巻、ワイド版全17巻、文庫版全20巻となっている。
中学時代に野球の才能を発揮していた主人公で投手の、国見比呂(くにみひろ)と捕手の野田敦(のだあつし)は、
肘と腰にそれぞれ爆弾を抱えているとの診断を受け、野球部のない千川高校へ進学していた。
しかし、その診断は医師免許のない医師による誤診だった。
大好きな野球を再びやるために、比呂達はまず「野球愛好会」を「野球部」にすべく奮闘する。
ライバルとなる明和第一高校には、国見の親友でありライバルの橘英雄(たちばなひでお)と幼馴染の雨宮ひかり(あまみやひかり)が進学していた。
比呂、英雄、ひかり、そして千川のマネージャー古賀春華の四角関係がどのような結末を迎えるのかが大きな見所の一つとなっている。
あだち充の漫画といえば、間の取り方が独特である。
キャラクターに多くを語らせすぎず、読者に「このキャラはこう考えている」と考えさせるのが上手い。
このH2においては、その間が様々な場面に散りばめられている。
会話の中でキャラクターの表情だけを見せるコマ割りをすることで、読者の想像力を掻き立てるのだ。
あだち充の「間」が詰まったこの作品を読んで、野球の面白さや恋愛の切なさなど、青春を感じてほしい。

オールド・ボーイ(2013年の映画)
8

愕然のラスト

ハリウッドのリメイク版だけあって、韓国版に比べ内容が凝縮されてる感じ。韓国版は無駄なシーン多すぎ。話もオチもハリウッド版の方が強烈。自堕落だった男が監禁生活の中で、娘の為に生まれ変わろうとする姿はよかったですね。20年も監禁されたらそうなるか…。自分がその境遇になったらどんな生活をするかを考えるだけでもちょっと楽しい(?)かと思います。外に出てからは、ミッションがあるのがよかったですね。やることないと困りません?復讐シーンは痛い描写が多いですが、見れるレベルなのでご安心を。
それにしてもジョー強すぎ。演じたジョシュ・ブローリンほとんどゴリラ。ヒロイン役のエリザベス・オルセンはめっちゃきれいだった。ベッドシーンは必見かも…ただなんで大事な部分をモザイク処理してるのかわからなかった。演技じゃないのか……?エイドリアンは只々気持ち悪かったですね。髪をあげる仕草など、中身も……かなりヤバい!ラストシーンは自分の映画史に残るほどの衝撃がありましたね。すべての謎が解き明かされた時のインパクトは強烈なものがありました。韓国版に比べて、ネタ明かしの手法もよかったですし、最後に下したジョーの判断も涙ものでした。