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yamaのレビュー・評価・感想

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

ufotableの映像美に引き込まれ、声優の迫真の演技に酔いしれる作品!

私が『アニメ 鬼滅の刃』をオススメする理由は、三つあります。
一つ目は、映像が綺麗だということです。
ufotableはFateシリーズなど、人気作品を世に打ち出してきた大手のアニメ制作会社です。とにかく映像が綺麗なことで有名ですが、特にこの『鬼滅の刃』では際立っています。例えば、主人公である竈門炭治郎が打ち出す必殺技は、細部まで色遣いやカット割りが徹底されています。観ていて作品の中に引き込まれていくような錯覚すら、覚えるでしょう。
二つ目は、声優の演技が迫真であることです。
主役級に花江夏樹からはじまり、サブ役に花澤香菜まで、ザ・プロ声優な方々が揃っています。そのため、真剣なシーンや笑えるシーンに至るまで、非常に感情移入しやすくなります。声優の迫真の演技に、ぜひ注目して下さい。
三つ目は、家族愛な物語に泣ける点です。
主人公である竈門炭治郎は、鬼になってしまった妹の禰豆子を助けるために奮闘します。そのひたむきな姿には、繋がりが薄くなってしまった現代において、非常に心の琴線に触れるものがあります。また、内容も原作に忠実なので、原作からのファンも納得して楽しめる内容となっているでしょう。
以上の理由から、『アニメ 鬼滅の刃』をオススメします。

ゼルダの伝説 夢幻の砂時計 / 夢砂 / The Legend of Zelda: Phantom Hourglass
10

DSのゼルダといえばこれ

「風のタクト」の続編ですが、DSのタッチペンの機能をとてもうまく使っているので、ボタンで操作するのが苦手な初心者プレイヤーも楽しめる出来になっています。
もちろんボタンも使えるのですが、タッチペンでリンクを動かしたり剣を振るのも矢を射るのもすべてタッチペンが使えるところがとても画期的です。
しかしそれでゲームの難易度が極端に落ちることもないところが、この作品のバランスの良さだと思います。

「風のタクト」と同じく海原を船で航海するところは一緒なので、前作を遊んだ人はゲームハードが違っても不思議と同じ感覚で遊べるようになっています。
釣りをしたり、海底の宝を引き上げたり、的当てをしたりともちろんミニゲームもしっかり遊びこめるようになっています。
ためたルピーで船のパーツを買うことで、船の耐久度を上げられるようになっていて、ちゃんと船の外装も変わるようになっているので、ルピーを貯めまくって船を豪華にしてみるのも面白いです。

しかしこの作品の醍醐味は通信プレイでしょう。
同じソフトを持った友達同士で、一人がリンク、もう一人がファントムになって、トライフォースを奪い合う対戦ゲームがあるので、ゼルダシリーズによくある一人で黙々と遊ぶ方法以外に、二人プレイを楽しめる珍しいゲームになっています。

DSのソフトなので、DS本体を充電すれば外や車の中で遊べるので外出先で遊ぶこともできる作品です。

モンスターズ・ユニバーシティ / Monsters University
9

うまくいかないこともあるけど

モンスターズ・インクのマイクとサリーの大学時代の話です。モンスターズ・インクの怖がらせ屋になることを夢見て大学に入ったマイクは、成績も抜群だけど、怖くないということで怖がらせ学部をクビになります。同期だったサリーも勉強しなくてクビになり、怖がらせ学部復帰のために怖がらせ大会での優勝をめざすというものでした。マイクは頭もいいし、努力もしているけど、元がかわいらしいので全然怖くありません。こればっかりはどうしようもないです。見たら分かるのに、それでもマイクは気がつかなかったってところが現実的だなと思いました。やっぱり体験しないとわからないことってあるよねと思いました。それでも、他の人の能力を引き出すのはうまいし、モンスターズ・インク会社にも怖がらせ屋の秘書みたいな職はあるし、最初からそっちを目指せば超エリートっぽいのに、ほんと人生はうまくいかないなて感じです。この話のいいところは、結局主役は夢が叶うとか、怖くなくても希望の職につけるとかがなくて、うまくいかないこともあることを描いている点です。その上で、遠回りだけど、憧れの会社に入って、コンビで怖がらせの仕事についたマイクとサリーはすごいと思うし、教育的にもすごくいいと思います。

マリオパーティ スーパースターズ
10

マリオパーティ スーパースターズが面白すぎる!

任天堂から2021年に発売された『マリオパーティ スーパースターズ』。
NINTENDO64のボード5種類を完全リメイクし、これまで発売されてきたマリオパーティシリーズの中から厳選された100種類のミニゲームで遊ぶことができる、マリオパーティの集大成といった作品になっている。
これまでのマリオパーティと大きく違う点は、オンラインで世界中の人々とパーティーやミニゲームを楽しめることだ。
フレンドと遊ぶモードもあるが、フレンドになっていなくても遊ぶことができるため、「野良マリパ」とも呼ばれている。
一人で遊ぶ際にも、CPU相手ではなく人と遊べることができるのはとても嬉しく、さらにパーティモードでは多種多様なスタンプを送り合うことができ、離れていてもコミュニケーションを取りながらゲームを楽しむことができる。
また、ミニゲームモードではサバイバルという世界中の人と競いあい1位を目指すというステージもあり、やり込み要素にも申し分がない。
懐かしさを感じるミニゲームの楽しさは変わらず、グラフィックの大幅な向上によりゲームに没入して最高に楽しめる作品となっている。
初めてマリオパーティを遊ぶ人にも、子どもの頃に遊んできた人にも自信をもっておすすめできるタイトルである。

ミニミニ大作戦(2003年の映画)
8

わかりやすくてテンポよし。痛快クライムアクション映画「ミニミニ大作戦(2003)」ネタバレなしレビュー

・ストーリー
主人公は泥棒グループのリーダー、チャーリー。グループのメンバーと共に、イタリアのベネチアで大量の金塊を盗み出すことに成功しましたが、メンバーの一人、スティーヴの裏切りにあいます。金塊は全て奪われ、更にはチャーリーが慕ってきた存在、ジョンの命までもが奪われてしまいます。
1年後、チャーリーは亡きジョンの愛娘・ステラに接触。一流の錠前屋として働くステラに、彼女の父・ジョンを殺した憎き相手・スティーヴを見つけたこと、そして彼に奪われた金塊を奪い返す計画があることを伝え、仲間になってくれと誘います。悩むステラでしたが、仲間になることを決意。
こうして、裏切り者にやり返す、泥棒たちの大作戦が始まったのでした。

・この映画のここが面白い!
>テンポのいいストーリー進行
この映画の面白いポイントは、テンポ良く進むストーリーとアクションでしょう。
主人公であるチャーリーの考える金塊再奪取計画は面白いようにハマっていき、テンポよく成功していきます。
また、その過程で繰り広げられるアクションもテンポ抜群。派手な銃撃戦こそありませんが、ミニ・クーパーを用いたカーチェイスは必見。小さなボディでパワフルなアクションを見せてくれます。

・この映画のここがいまいち
>悪役に魅力がない
本作の悪役は、裏切り者のスティーヴ。しかしながら、作中で見られる限りではカリスマ性や突出した技能などは感じられません。小悪党ぶりが魅力というわけでもなく、悪役としてのインパクトは薄いと言わざるをえないでしょう。

・まとめ
気軽に見られるクライムアクション映画です。直接的な描写のあるセクシーシーンや必要以上にグロテスクなシーンなどもなく、家族で見るのにもおすすめ。
楽しい時間を過ごしたいという方は、是非見てみてください。

>この映画はこんな人におすすめ
気軽に見られる映画が見たい人
>この映画はこんな人にはいまいち
残された謎や伏線を考察するのが好き、という人

ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~
8

絡み合う人間関係に導かれる、大人の恋のストーリー

爽(さやか)は優しい夫と二人暮らし。そろそろ子どもが欲しいけれど、子作りをしない夫にその悩みを打ち明けることができません。そんな爽の悩みを聞いてくれるのは、年下の友人・瑠衣(るい)。行きつけのバーで話を聞いてもらいながら、爽は夫に気持ちを打ち明ける決心をします。しかし爽にとって癒しの存在である瑠衣には、実はもう一つの顔があって……。
もしも自分の鞄の中にGPSが仕込まれていたら、自分ならだれを疑うだろうか……身近な存在からの裏切りや、主人公・爽の心に変わらず存在するものがストーリーを発展させていきます。

この作品では、誰でも一度はあこがれる「大人の恋」がリアルに描かれています。主人公・爽の生い立ちもこの作品のストーリーには欠かせない重要なポイントです。決して幸せとは言えなかった子ども時代。そして現在の母との関係。親の恋愛の仕方が子どもにどう影響を与えているのか?そんなリアルな疑問にもこの作品は触れています。
子作りをしない夫に孫を急かす姑がいるのも、現実感が増しているポイントです。
結婚したら恋愛は終わり。トキメキは忘れてしまった。そんな人に新たな問題を投げかけてくれる、おススメの作品です。