ミニミニ大作戦(2003年の映画)

ミニミニ大作戦(2003年の映画)のレビュー・評価・感想

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ミニミニ大作戦(2003年の映画)
8

わかりやすくてテンポよし。痛快クライムアクション映画「ミニミニ大作戦(2003)」ネタバレなしレビュー

・ストーリー
主人公は泥棒グループのリーダー、チャーリー。グループのメンバーと共に、イタリアのベネチアで大量の金塊を盗み出すことに成功しましたが、メンバーの一人、スティーヴの裏切りにあいます。金塊は全て奪われ、更にはチャーリーが慕ってきた存在、ジョンの命までもが奪われてしまいます。
1年後、チャーリーは亡きジョンの愛娘・ステラに接触。一流の錠前屋として働くステラに、彼女の父・ジョンを殺した憎き相手・スティーヴを見つけたこと、そして彼に奪われた金塊を奪い返す計画があることを伝え、仲間になってくれと誘います。悩むステラでしたが、仲間になることを決意。
こうして、裏切り者にやり返す、泥棒たちの大作戦が始まったのでした。

・この映画のここが面白い!
>テンポのいいストーリー進行
この映画の面白いポイントは、テンポ良く進むストーリーとアクションでしょう。
主人公であるチャーリーの考える金塊再奪取計画は面白いようにハマっていき、テンポよく成功していきます。
また、その過程で繰り広げられるアクションもテンポ抜群。派手な銃撃戦こそありませんが、ミニ・クーパーを用いたカーチェイスは必見。小さなボディでパワフルなアクションを見せてくれます。

・この映画のここがいまいち
>悪役に魅力がない
本作の悪役は、裏切り者のスティーヴ。しかしながら、作中で見られる限りではカリスマ性や突出した技能などは感じられません。小悪党ぶりが魅力というわけでもなく、悪役としてのインパクトは薄いと言わざるをえないでしょう。

・まとめ
気軽に見られるクライムアクション映画です。直接的な描写のあるセクシーシーンや必要以上にグロテスクなシーンなどもなく、家族で見るのにもおすすめ。
楽しい時間を過ごしたいという方は、是非見てみてください。

>この映画はこんな人におすすめ
気軽に見られる映画が見たい人
>この映画はこんな人にはいまいち
残された謎や伏線を考察するのが好き、という人