うまくいかないこともあるけど
モンスターズ・インクのマイクとサリーの大学時代の話です。モンスターズ・インクの怖がらせ屋になることを夢見て大学に入ったマイクは、成績も抜群だけど、怖くないということで怖がらせ学部をクビになります。同期だったサリーも勉強しなくてクビになり、怖がらせ学部復帰のために怖がらせ大会での優勝をめざすというものでした。マイクは頭もいいし、努力もしているけど、元がかわいらしいので全然怖くありません。こればっかりはどうしようもないです。見たら分かるのに、それでもマイクは気がつかなかったってところが現実的だなと思いました。やっぱり体験しないとわからないことってあるよねと思いました。それでも、他の人の能力を引き出すのはうまいし、モンスターズ・インク会社にも怖がらせ屋の秘書みたいな職はあるし、最初からそっちを目指せば超エリートっぽいのに、ほんと人生はうまくいかないなて感じです。この話のいいところは、結局主役は夢が叶うとか、怖くなくても希望の職につけるとかがなくて、うまくいかないこともあることを描いている点です。その上で、遠回りだけど、憧れの会社に入って、コンビで怖がらせの仕事についたマイクとサリーはすごいと思うし、教育的にもすごくいいと思います。