uek0267@uek0267

uek0267
uek0267
@uek0267
3 Articles
2 Reviews
0 Contributions
0 Likes
uek0267

uek0267のレビュー・評価・感想

神さまの言うとおり
9

「神さまの言うとおり弐」を購読しての感想

「神さまの言うとおり」シリーズのシーズン2である今作でしたが、一作目の『神さまの言うとおり』が5巻で中途半端に終了したこともあり期待が大きくあった作品でした。単刀直入に評価を申し上げると非常に面白く周りの人にオススメしたい作品でした。デスゲーム作品ということもあり、仲間たちの死亡シーンなどが多く、読む人を選ぶ作品となっていますが、巻数が進むとともに作者の絵のタッチが変わり読み応えのある作品となっています。
それに加え、デスゲーム自体のクオリティもゲームが進むにつれ上がっていき何度も読み返すことで様々な楽しみ方を味わえました。『神さまの言うとおり』と『神さまの言うとおり弐』の本編どうしが合流し、二代主人公が協力し始める展開は非常にワクワクさせられました。また、各主人公の相棒である二人がそれぞれの強さを見せるシーンは少年心をグッと掴んでくれました。
強いてこの作品に欠点があるとするならば、仲間の死亡シーンでしょうか。今作のコンセプトが「高校生の日常が突然壊れる」であるため話の構成上、全国の高校生を巻き込んでデスゲームをさせています。その結果死亡シーンが多いために中盤あたりは仲間が死んでもあまり驚かなくなりました。それでも序盤や終盤は死んでほしくない仲間が次々に死んでいくので驚きは大きかったです。そういった刺激の強い漫画が好きだという方にはオススメできる作品でした。ぜひ、一作目や次作品の『神さまの言うとおり零』とともに読んで見てください。

神様メール / Le Tout Nouveau Testament
7

自分の死期がいつかわかったらあなたはどうしますか?

人間の運命は神様がブリュッセルのアパートでパソコンを使って遊びで決めていた。人の不幸も神様がこうすれば面白いだろうと自分勝手な都合で決められる。
神様の家族は監禁に近い状態で過ごしていた。
人々を可哀想と思う気持ちと父親への反骨心から神様の娘・エアは、ある日神様の目を盗んでパソコンから全世界の人に自分たちの死期をメールでいつか知らせることにした。エアからすれば、死期になるまではどうしたって死なないのだから好きに生きてほしいという親切心だったが、人々は自分の余命を急に知らされ大パニック。
エアはこの混乱を治めるために、兄のキリストから6人の使徒を探すようアドバイスを受け、街に出る。そして、そのあとを追って大激怒の神様もエアを探しに街にでてくる。
世界では自分の余命を知り嘆き悲し者、自暴自棄になる者、死期が近い者を憂う者と様々な思いが溢れる。そんな世界でエアは使徒たちに出会い奇妙な奇跡を起こしていく。
殺し屋は絶対死なない美女に出会い、貴婦人はゴリラと恋に落ち、会社員は鳥を追っかけるために北極まで旅立つ。そのなかで出会った最後の使徒の少年は、死期がすぐそこまで迫っていた。残り余命僅かの人生を少年は自分が本当にしたかったことをして過ごしていたがエアに出会い心を通わせていく。そんな中少年の余命最後の日がくる。そこでエアが起こした奇跡とは…。