神さまの言うとおり

神さまの言うとおりのレビュー・評価・感想

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神さまの言うとおり
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「神さまの言うとおり弐」を購読しての感想

「神さまの言うとおり」シリーズのシーズン2である今作でしたが、一作目の『神さまの言うとおり』が5巻で中途半端に終了したこともあり期待が大きくあった作品でした。単刀直入に評価を申し上げると非常に面白く周りの人にオススメしたい作品でした。デスゲーム作品ということもあり、仲間たちの死亡シーンなどが多く、読む人を選ぶ作品となっていますが、巻数が進むとともに作者の絵のタッチが変わり読み応えのある作品となっています。
それに加え、デスゲーム自体のクオリティもゲームが進むにつれ上がっていき何度も読み返すことで様々な楽しみ方を味わえました。『神さまの言うとおり』と『神さまの言うとおり弐』の本編どうしが合流し、二代主人公が協力し始める展開は非常にワクワクさせられました。また、各主人公の相棒である二人がそれぞれの強さを見せるシーンは少年心をグッと掴んでくれました。
強いてこの作品に欠点があるとするならば、仲間の死亡シーンでしょうか。今作のコンセプトが「高校生の日常が突然壊れる」であるため話の構成上、全国の高校生を巻き込んでデスゲームをさせています。その結果死亡シーンが多いために中盤あたりは仲間が死んでもあまり驚かなくなりました。それでも序盤や終盤は死んでほしくない仲間が次々に死んでいくので驚きは大きかったです。そういった刺激の強い漫画が好きだという方にはオススメできる作品でした。ぜひ、一作目や次作品の『神さまの言うとおり零』とともに読んで見てください。

神さまの言うとおり
6

超豪華キャストが贈るデス・ゲーム

福士蒼汰さんや神木隆之介さんや染谷将太さん等、芸能界の第一線で活躍されている方々が多く出演されていると聞いて鑑賞しました。原作マンガは未読です。
内容としては、ここ数年とても流行っているデス・ゲームもので、高校生が命をかけたゲームに強制参加させられ、
答えを間違ったり、ルールを破ったり、タイムオーバーになったりすると見るも無残な殺され方で死んでしまうというストーリーです。ミスの許されない緊迫したシーンが多く、こちらまで生きるか死ぬかを掛けたピリピリとした空気を感じるような演出に加え、
演技の上手い女優・俳優の方々が数多く出演されているのもあり、「これはヤバイぞ!」という雰囲気はデス・ゲームものの作品では最高クラスだと思います。
各ゲームのゲームマスターを務めるキャラクター達も非常に個性があり、ちょっと笑えるようなキャラクター性があります。
登場人物の中でも神木隆之介さん演じる、天谷武という不良少年のサイコパス感は凄まじかったです。
しかし、何故高校生だけがデス・ゲームに選ばれたのか、そもそもこのゲームの目的は何なのか?テレビで中継された意味はあるの?等、細かい部分が目についてしまい、ストーリーが後半へ展開して行くにつれて、ちょっとダレてきてしまった感があります。とはいえ、キャストの皆さんの演技はとても素晴らしいのでオススメです。