神様メール / Le Tout Nouveau Testament

神様メール / Le Tout Nouveau Testamentのレビュー・評価・感想

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神様メール / Le Tout Nouveau Testament
7

自分の死期がいつかわかったらあなたはどうしますか?

人間の運命は神様がブリュッセルのアパートでパソコンを使って遊びで決めていた。人の不幸も神様がこうすれば面白いだろうと自分勝手な都合で決められる。
神様の家族は監禁に近い状態で過ごしていた。
人々を可哀想と思う気持ちと父親への反骨心から神様の娘・エアは、ある日神様の目を盗んでパソコンから全世界の人に自分たちの死期をメールでいつか知らせることにした。エアからすれば、死期になるまではどうしたって死なないのだから好きに生きてほしいという親切心だったが、人々は自分の余命を急に知らされ大パニック。
エアはこの混乱を治めるために、兄のキリストから6人の使徒を探すようアドバイスを受け、街に出る。そして、そのあとを追って大激怒の神様もエアを探しに街にでてくる。
世界では自分の余命を知り嘆き悲し者、自暴自棄になる者、死期が近い者を憂う者と様々な思いが溢れる。そんな世界でエアは使徒たちに出会い奇妙な奇跡を起こしていく。
殺し屋は絶対死なない美女に出会い、貴婦人はゴリラと恋に落ち、会社員は鳥を追っかけるために北極まで旅立つ。そのなかで出会った最後の使徒の少年は、死期がすぐそこまで迫っていた。残り余命僅かの人生を少年は自分が本当にしたかったことをして過ごしていたがエアに出会い心を通わせていく。そんな中少年の余命最後の日がくる。そこでエアが起こした奇跡とは…。