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two_lightzp2のレビュー・評価・感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 / 俺ガイル / My Teen Romantic Comedy SNAFU
10

複雑な心情心理が物語の魅力を引き立てます。

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」は、青春ラブコメジャンルにおける傑作アニメの一つとして多くのファンに愛されている作品です。
まず、このアニメの最大の魅力は、登場人物たちの魅力的なキャラクター設定と、その成長を描いたストーリーです。主人公の比企谷八幡は、シニカルで冷静な性格を持ちながらも、根は優しく、他の登場人物たちとの関係を通じて徐々に変わっていく姿が描かれています。彼の相棒である雪ノ下雪乃も、複雑な心情を抱えながら成長していく姿が印象的です。
物語は、学園生活を舞台に、人間関係や友情、恋愛について探求しています。登場人物たちの言葉のやりとりや心の葛藤が、視聴者に共感を呼び起こす要因となっています。また、コミカルな要素も多く取り入れられており、笑いと感動が絶妙に組み合わさっています。
美術やアニメーションの品質も高く、キャラクターデザインや背景の美しさが視覚的な楽しみを提供しています。音楽も劇中で効果的に使用され、シーンの雰囲気を引き立てています。
一方で、物語は複雑で、時折理解が難しい要素が含まれているため、一部の視聴者にとっては挑戦的かもしれません。また、ラブコメ要素が強いため、ジャンルに興味のない人には魅力が薄いかもしれません。
総括すると、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」は、キャラクターの魅力、感動的なストーリー、コミカルな要素、高品質の制作など、多くの要素が見事に組み合わさった素晴らしいアニメです。青春ドラマやラブコメが好きな人には、是非とも見ていただきたい作品です。

異世界居酒屋「のぶ」
7

異世界居酒屋「のぶ」

アニメ化、ドラマ化されており、まずはこちらから入ることがオススメである。
主人公とヒロインが居酒屋を経営しており、店の入り口が異世界と繋がってしまったところから始まる。舞台は中世のヨーロッパを参考にしていると思う。

話はある衛兵が同僚を給料日に居酒屋「のぶ」に連れて行く。寒暖地域が故に保存食、ジャガイモなど毎日同じようなものしか食べれないため、同僚は店に対してあまり期待はしていなかった。しかし、入店してすぐ見慣れない店内聞いたことがないメニューに少しずつ興味を持つようになる。

友人の勧めで”とりあえず生”つまり、生ビールを注文する。冷えたビールとお通しの枝豆に感銘を受ける。同僚は枝豆とビールのループにはまり危うくこれで満腹になるところだった。
続いておでんを勧められ注文したが同僚はこれを見て失望する。なぜなら、それは幼少期からずっと食べていたじゃがいもであった。

それを見た主人公はとりあえず食べること勧めてみた。ホクホクで味の染みたじゃがいも、それは今まで彼が食べたことがないものであった。その姿を見たヒロインと主人公は、さらに冷酒と牛すじをサービスで提供する。おでんと冷酒のループで彼はこの店にはまりやがて料理人を目指すようになる。

基本1話完結の話が多い。登場人物が多いため覚えるのに少し苦労するが、温かくほっこりする話が多い。

Friday the 13th: The Game
6

良くも悪くも

このゲームはタイトルの通り、映画『13日の金曜日』を原作としたサバイバルホラーゲームです。カウンセラー側は殺人鬼ジェイソンから逃げ回り、生き残るのを目的とし、ジェイソン側はカウンセラーをなるべく多くキルする事が目標です。
ステージも原作の舞台がメインとなっており、忠実にマップが再現されております。マップの各所には様々な要素があり凝っています。また原作ではジェイソンを3回倒したトミー・ジャービスも登場します。
13日の金曜日ファンにとっては満足なゲームとなっていると思います。
しかしこのゲームはバグが多く、色々なバグが直されず放置された状態です。
またこのゲームは誰かがホストを担当するのですが、ホストとなるプレイヤーは回線に関係なくラグい、動作が重いという問題点もあります。他にもホストが抜けちゃうとゲームが終了する、マッチに時間がかかる、ジェイソンに早々にキルされたカウンセラーは次のマッチが始まるまで暇になる等が挙げられます。
故に一長一短のゲームではありますが、友達とチャットを繋いでワチャワチャとプレイすると面白さは倍増するでしょう。操作方法もシンプルで、特段難しい操作が要求されるという事もありません。
百聞は一見に如かず、百閒は一触に如かず、興味があれば遊んでみては如何でしょうか?価格もオプション抜きなら2189円と手頃な価格になっていると思います。

イエロー・サブマリン(映画)
9

往年のビートルズがアニメ映画に曲を寄せて歌をうたったという名作

『イエロー・サブマリン』は1968年に公開されたアニメーションミュージカル冒険映画で、その着想はビートルズの音楽から得ています。監督はアニメ製作者のジョージ・ダニング、製作はユナイテッドアーティストとキング・フィーチャー・シンジケイト。最初のメディア報道ではビートルズが実際に声優出演するとされていましたが、作曲と歌を除いては、実際のビートルズが出演したのは映画のクロージング場面だけ。アニメキャラのビートルズメンバーは本職の声優が声をあてました。映画は批評家と観客から好意的な反応を幅広く獲得しました。それはビートルズ出演の前作『Magical Mystery Tour』とは対照的な反応です。ピクサーの共同創立者で前チーフ、クリエイティブオフィサーのジョン・ラセッターは真面目なアート形式よりもアニメの方が観客の興味を惹き付けたからだとコメントしています。スマッシュヒット作に大化けしたと評するのは『Time』誌。この作品の公開から半世紀を経ても、本作はなおアニメーションの基準作であるとみなされています。後にジョン・レノンはこう言っています。「偉大な映画だと思う。ぼくの大好きなビートルズ映画で、今や息子のショーンも好きで、小さな子供はみんなこの映画のことが好きなんだ。」と。

新宿スワン / Shinjuku Swan
9

貫く強さ

講談社から出版の全38巻『新宿スワン』。
テレビドラマや映画にもなっているほどの大ヒット作品のひとつ。
この物語はある1人の貧乏でどうしようもない男が【真虎】というスカウトマンに出会ったことをきっかけに物語が始まっていく。
主人公、白鳥タツヒコ19歳の波乱万丈な成り上がり人生を描いている作品である。
白鳥タツヒコは純粋であるが故に、仲間に裏切られ利用され時には死に直面するようなことが起こってしまう。
それでもその中にあるわずかな希望の光を追い求め続けていく、そんな彼の魅力にどんどん引き込まれていってしまうことだろう。
自分の気持ちに正直に泣き、笑い、時には感情を剝き出しにして怒り、こんな馬鹿正直なタツヒコに心を鷲掴みにされる読者も少なくないだろう。
こんなにもリアルに山あり谷ありな人生に痛感させられる作品も珍しい。
ラストシーンではまさかのという思わぬ展開も見どころ。ラストのオチが今まで読んだ漫画の中でも最高に素晴らしい。
最後の最後までハラハラさせられ、まるでサスペンス映画を観ているかのような気持ちにさせられることだろう。
人の心境や環境、常に移りゆく街並みに吞まれながらも必死にもがいて生きていこうとするその姿に熱く胸を打たれながらぜひ読んでもらいたい作品のひとつである。