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tw-27265060764のレビュー・評価・感想

BANANA FISH / バナナフィッシュ
10

これはアニメ化大成功!

こちらの作品の原作は漫画で、1985年~1994年まで少女誌で連載されていた作品です。今回のアニメ化にあたって、作品の舞台を現代(スマホ出現以降)に置き換えるという斬新かつ大きな試みをした訳ですが、これがなんといっても大成功!
原作よりもキャラデザや服装がお洒落になり、若い世代や原作を知らない世代の方々にも受け入れられやすいビジュアルになっています。
80年代のアニメや漫画にもそこにしかない独特の魅力があるのですが、今回はファン層を広めるという点と、既存のファンにも新鮮な気持ちでアニメに魅入って貰うという点で、かなり良い働きをしました(私も現代風に生き返ったアッシュと英二が見れて幸せでした!!)。
続きまして、内容について。ネタバレを避けて簡潔に説明しますと、舞台は現代ニューヨークの裏社会です。マフィアのボスである若き少年・アッシュ(17歳)が純粋無垢な日本人観光客・奥村英二(19歳)に出会うところから物語は始まります。ジャンルとしてはハードボイルドですが、場所を移動したりコメディタッチなシーンがあったりと、ロードムービーや日常系の要素も入っています。とにかくどんな展開になるのか予測が全くつかないので、毎話観ていてとても楽しめます。
迷っている方は、是非一話だけでも観てみてください。映像もとても美しくて、何より音楽が素敵。サントラ購入したくなっちゃいます。原作は少女誌ですが、男女どちらにも確実に刺さる内容だと思います。ブロマンス(男同志の友情)を描いた作品に、性別の垣根は無いなと。
何より、物語に惹き込まれます。個人的には、ここ数年で一番心に残った作品かも知れません。

幸子、生きてます
8

不幸せな幸子の日常

金も幸も子もない金子幸子、市役所勤務、33才独身、婚活中の金子幸子さんの日常話です。
ロマンを求めて、社交ダンスを習いにいったら老夫婦の教室だったり、元彼にもらった魚拓を持って旅に出たりと、不幸な話なのですが、なんか楽しそうに見える、そういう不思議な作品です。
幸子さんの近場には幸子さんと気のあいそうな図書館勤務の男性がいて、その人とお蕎麦を食べにいったりしているのですが、互いにタイプじゃないんでとか言っちゃって、ひっつかないところがまたおもしろいです。
幸子には飲み仲間の2人の女友達がいるのですが、その二人も強烈でいいです。
一人は処女拗らせ女で、何かと言うとその話になるし、幸子にも元彼がいるじゃんとからんできます。
もう一人は学生時代には幸子らが近づけなかったAクラスの女で、今は不倫していて、独身になり、幸子らと友達になった女です。
彼女は別れましたとかいいながら、また不倫に戻りそうで幸せになれそうにありません。
あと、市役所の面々もほんわかしていて、見ていてほっこりしました。
私が好きな話は、幸子が年2回、絵馬と七夕の短冊で見かける、顔も知らない中津川拓也に淡い恋心を抱く話です。
それでしか知らないと、それだけでいろいろ妄想して勝手にいい人認定してしまいますよね。
すごく共感できる話でした。

キャプテン・マーベル / Captain Marvel
7

アメコミヒーロー映画感想

今年3月に公開されたマーベルコミックのキャラクターをクロスオーバーさせるMCUシリーズの第21作目にあたる作品で、「アベンジャーズ・インフィニティウォー」でその存在が示されていた女性ヒーロー「キャプテン・マーベル」の実写デビューを飾った作品になりました。
記憶を失い、地球人ながらも超人的な戦闘能力を身に着けていたキャロル・ダンヴァースがその失われた記憶を辿っていき、最終的にキャプテン・マーベルを名乗るまでを描いていく流れで、MCUでは珍しいミステリーものの要素も入ったストーリーになっています。
舞台が1995年の過去の出来事になっていて、そこでS・H・I・L・D捜査官だった若き日のニック・フューリーや新人時代のフィル・コールソンの姿が描かれ(共に役者にCG技術で25歳若返った姿を演出しています)、キャロルと共に事件にかかわっていく中で、後のアベンジャーズ結成のきっかけが描かれ、アベンジャーズ誕生以前の物語にもなっているのが特徴です(余談ながら若き日のフューリーの現在のキャラとのギャップがかなり激しい笑)。
当初は敵と思われたスクラル人が実は宇宙難民で、最終的にキャロルが彼らの新天地を求めて旅立ったためそれまで不在だったという、どんでん返し的な展開もさる事ながら、敵側にガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのヴィランだったロナンも生前という事で再登場してるのもMCUファンにはポイントの一つと言えます。
最も本作最大の謎は一見可愛い猫に見えて実は…なグースかもしれません(笑)。

探偵はBARにいる
5

シリーズの中で一番地味な作品でした!

「探偵」シリーズ1、2と観てきたのですが、割とアクションが派手であったり、個性的なキャラクターが躍動していたので楽しく見ていたのですが、シリーズ3は思っていた以上に作りが小さくなり、評価としては平均の5点となります。リリー・フランキーさんや北川景子さんなど豪華俳優が出ていただけに、期待値も高かったのですが、実際見てみると、ストーリーもありきたりな感じで、特に大きく展開することもなく、淡々と観ているだけで終わってしまいました。強いていうのであれば、今回も北海道の雄大な大地を拝めたので、観るたびに旅行にいきたくなるのですが、やはり全体を通して少し物足りなかったです。探偵&高田のコンビは今作品でも絶妙な掛け合いで引き立っていたので、安心してみることができました。コメディ要素も健在していたので、今までやってきた歴史が積み重なってきているのか、良い雰囲気での撮影が行われていると観ていて感じることが出来ました。シリーズとしてはハードボイルドな印象があるので、そこをもう少し入れて欲しかったのですが、アクションシーンなどはやはり映画の方が見応えがあるので、今後も次回作があればしっかり入れ込んで、ドラマと差別化して欲しいと思います。