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tomonori0526のレビュー・評価・感想

ゴーストバスターズ
9

いつ見てもおもしろい

1984年の作品ですが、いつ見ても全然面白いです。最初、こいつらが何をするのかわからない、ただの日常(なんか、催眠術研究みたいな)シーンで、すでに面白かったので、こいつらキャラのバランスがいいのだなと思いました。ビル・マーレイとかそんなかっこいいとも思えないけど、プレイボーイっぽく見えるから不思議です。他の二人も真面目系とおとぼけ系で、これぞトリオって感じです。シガニー・ウィーバーやその隣人役の役者さんも個性的なかおをしているし、キャスト陣からいっても、コメディ要素たっぷりだなと思います。お化けたちはあんまり怖くなく、でも作り物すぎず、幽霊に見えるっちゃあ、見えるし、それを掃除機みたいなので吸い取るとか楽しそうな仕事だなと思いました。なんか、お化けとはこういうもんだというイメージ通りのお化けなので、この映画がみんなのイメージを作り上げたのではないかなと思いました。最後に出てくるマシュマロマンも、さすが、映画史に残るシーンだけあって、ユーモラスだけど不気味で、ある意味怖いなって感じでした。あの場面がくるといつも笑っちゃうし、私なら何を思い浮かべるだろう?とか考えちゃいます。ちょっと長めの作品なのですが、何度も見てしまう、面白い映画です。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム / Spider-Man: No Way Home
10

蜘蛛の糸で繋がる歴史!スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームに込められたシリーズへの敬意

2021年12月15日の各国の最速公開から遅れること約3週間を経て、ようやく日本でも公開された本作は『スパイダーマン:ホームカミング(2017年)』、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019)』に続く3作目となる作品ですが、その本質は2002~2007年に展開したサム・ライミ監督が手掛けた映画『スパイダーマン』3作の続編、そして2012~2014年に展開されたマーク・ウェブ監督が手掛けた『アメイジング・スパイダーマン』2作の続編とも言えるものでした。

前述した2シリーズは様々な事情からその続編が作られる可能性は限りなくゼロであり、『マーベル・シネマティック・ユニバース』(以下、『MCU』)にて新生したスパイダーマンの活躍に多くの人が期待を寄せていましたが、ここに来てなんと最新作の過去の2シリーズの世界から現れたヴィランが登場!まさかのオリジナルキャストと共に復活した懐かしのヴィラン達にファンは騒然となりました。

映画の内容は他世界より呼び寄せてしまったヴィラン達を本作の主役スパイダーマンであるピーター・パーカー(トム・ホランド)が、元の世界に戻す前に更生させようとするのですが、それぞれが複雑なバックボーンや個性を持つヴィラン達が互いに及ぼす影響ややり取りは旧作ファンを喜ばせ、時に唸らせてくれました。まるで彼らの前に拓かれた新たな可能性の道にファンならば誰もが上映中に心躍ったのではないでしょうか。

そして映画の後半、予想を遥かに超えた素晴らしい展開が視聴者を待ち受けます。彼らヴィランが居た世界より来たるそれぞれの世界のスパイダーマン達……並び立つ3人のピーター・パーカーの奇跡のような映像は本作に至るまでのスパイダーマンシリーズを追い掛け続けてきた人たちには言葉に出来ないほどの感動があったのではないでしょうか。

彼らがそれぞれの世界で救えなかったヴィラン、恋人との悲しい過去、今も抱く過ちへの念……再びそう言ったものに対峙する機会が与えられた本作はまさにサム・ライミ版の『4』であり、マーク・ウェブ版の『3』であったとも言えます。これまで映画史におけるスパイダーマンの歴史を築き上げて来た2作への敬意を払い、その力を借りつつ、今のスパイダーマンを未来に繋げていくその美しい繋がりは、さながら芸術的に編み上げられた蜘蛛の糸のようでもあったのです。

本作は『MCU』として27作目にあたる作品ですが、もしこれから視聴するのであれば是非映画の歴史に名を刻んだ2つのスパイダーマンシリーズを視聴した上で臨まれる事を強くオススメします。

パスピエ
8

【パスピエ】ポップロックバンドの鬼才

みなさんはロックバンド「パスピエ」をご存じですか?卓越した音楽理論で活動を続けている4人組のバンドです。
今回はおすすめのアルバムをレビューしていきたいと思っています。ぜひ皆さんもパスピエの世界に入り込みましょう♪
おすすめアルバムその1「&DNA」
あんどでぃーえぬえーと読みます。なんとこのタイトル、実は回文なんです。ジャケットはボーカルと、作詞を担当する大胡田なつきさんが描き下ろしました。独特なイラストですが、かわいいですね!このアルバムにはたくさんの楽曲が収録されていますが、なんといってもおすすめの曲は「おいしい関係」です。まずタイトルがとってもかわいいですよね!メロディーも、かわいい印象を裏切らない、木管の打楽器のようなかわいい音がたくさん鳴っていて聞きやすいです。しかし、気になるのは、この曲の歌詞です。「だって 仕方がないのよ わかっちゃいるけど でも やめられない 止まらないの」という歌い出しは、かわいらしく明るいメロディーに反してちょっと不安。あのお菓子を彷彿させる歌詞も、おいしい関係というタイトルに合っていますね。
続いては「OTONARIさん」というアルバムです。「正しいままではいられない」という楽曲は、疾走感ある楽しいメロディーとメッセージ性のある歌詞は必聴です。
パスピエには、かわいらしい曲からメッセージ性のある曲まで様々な楽曲があります!ぜひとも聞いてみてください!

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
10

漫画を読んでいまいちハマれなかった人、アニメを観ろ!すげぇぞ。

『呪術廻戦』は、正直マンガだけでは戦闘シーンの動きなどが分かりにくいので、アニメを見ることをお勧めします。
0巻から読むと、まだキャラの書き方が安定していないこともあり、1巻からのストーリーとは別軸で話が進むので分かりにくいかもしれません。アニメでは、マンガではよく分からなかった部分もキャラクターの動きやセリフによる説明でとても理解しやすくなっています。
あと、作画が神です。MAPPA(制作会社)さん流石です!
アニメでありがちな、「第◯話は作画良いけど、あとはあんまり…」が全くなく、隙がないです。

キャラクターにぴったりハマる声優さんの声も良いです。
七海建人(ナナミン)役の津田健次郎さんはもう本当にピッタリです!!!
津田さんの出演しているアニメを見たことがある人はハマること間違いなしです。
アニメ後半からではありますが、アニメ好きを名乗っていて嫌いな人はいないであろう釘宮理恵さんも、西宮桃役で出演しています。
そして、呪術師最強の五条悟役は中村悠一さん!呪いの王、両面宿儺役は諏訪部順一さん!!
これは見ない理由がありません。

ちなみに、2話くらいしか出ない敵キャラに山口勝平さんを起用するという、まさに才能の無駄遣い(※褒めています)。

アニメ版では、毎話ごとにマンガのカバー裏に描かれていたものとは別の「じゅじゅさんぽ」が収録されており、こちらも本編に負けないクオリティでめちゃくちゃ面白いです。