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tomo5のレビュー・評価・感想

Fate/stay night [Unlimited Blade Works] / Fate/stay night [UBW]
10

主人公の葛藤に涙

問おう、貴方が私のマスターか。でお馴染みfate作品。
七人の魔術師が各々の大願成就の為に殺し合うデスゲーム系統のアニメだ。とは言っても実際に戦うのはサーヴァントと呼ばれる古今東西無双の力を振るったかつての英雄豪傑達。つまり、fateはSFバトルもので、かっこいい演出やキャラが魅力的な作品ということだ。
しかし、それはあくまで表面的な話。というのも、この作品の何よりの見どころは作中をとして描かれる主人公衛宮士郎の葛藤なのだ。町一帯を覆うほどの大火の中、両親、周りの人間が次々と死んでいく中、自分だけが生き残った。そんな士郎は自分を救ってくれた義理の父親衛宮切嗣のような正義の味方になることを夢見る。自分の身を削ってでも、誰かの為になるならば、とどこか歪な善性を持った士郎が偽善の果てにたどり着く答えとは何か。そして、ラストシーンは涙なくしては見られないほどの最高の演出。
アニメ鬼滅の刃を手掛けたことで有名なufortableによる素晴らしい作画、豪華声優陣による圧倒的な演技力、各シーンごとにマッチしたBGM。どれをとっても超一流で、感動必至なので、おうち時間が増えた今こそ是非ご覧になってみてはいかがだろうか。

私というパズル
9

私の愛する香り

ボストンで暮らすマーサは出産間近。
夫ショーンのサポートも得て、自宅出産を強く望んでおり、その準備も整えてある。
しかしある日突然、『それ』はやって来た。

激しい陣痛。
しかし、どうも様子がおかしい。
激痛が伴い、明らかな難産だ。
それでも自宅出産にこだわるマーサはすぐ助産師を呼ぶが、手配していた助産師は別の出産に立ち会っており、代わりに助産師のイヴがやってきた。
ここから、壮絶な出産が始まるのである。
絶対に、体調が悪い時に見ないで下さい!
見てるこちらの体力が持っていかれるくらいの熱演。
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』や『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』などに出演していたヴァネッサ・カービー。
今作は間違いなく、彼女の代表作となるだろう。

地獄の痛みを乗り越え、やっと出会えた愛娘。
しかし、産まれたばかりの我が子の様子がおかしい。
イヴはすぐさま応急処置し、救急車も駆け付けるが、愛娘と一緒に居られた時間は無情なくらいほんの束の間だった。

生きる事は不条理で、時にはどうにもならない事もある。
しかし、それらのピースが私というパズルの完成させるのだ。

ワンパンマン / One-Punch Man
10

ワンパンマンを読んでほしい理由!!

『ワンパンマン』というタイトルを聞いたり、読んだことはないけど主人公が最強ということだけを知っていて、「また主人公が最強系の漫画か~」と思っている人が何人かいると思います。私もその一人でした。しかし友達の勧めで読んでみるとどっぷりはまりました。

内容としての理由は、主人公が最強系漫画にもかかわらず周りのサブキャラにスポットライトが当たっているような書き方になっている点です。もちろん主人公の激熱シーンや感動するシーンもありますが、それ以上にサブキャラの成長や胸熱シーンがたまりません、、、笑。ネタバレをしたいのですが読んで感動していただきたいので漫画の構成については以上です。

次に作画の良さについてです。こちらは画像検索をしていただくのが一番分かりやすいです。正直私は度肝を抜かれました。やばいです、、笑。

また、漫画を読むのが苦手な方や、初めて漫画をしっかり読んでみようという方にお勧めの作品でもあります。
理由としては、バトル漫画なのもあって文字数が少なく、ギャグも多めの作品となっており気軽に読むことができるからです。

これらのことから、一味違う主人公最強漫画に興味を持った方、作画に手が込んでいる作品を読みたい方、初めて漫画を読む方にお勧めとなっている漫画だなと感じました。

グッドナイト・マミー
7

底のない闇の中、炎が揺らめく様な

仲の良い双子の兄弟、でも少し違和感が…。
顔を包帯で覆った母親。どこにでもあるありふれた家庭だが、やはりおかしい…。
最初から最後までずっと拭えない不安感、子供の視点から物語が進んでいく。
あの人は、本当に僕たちの”お母さん”なの?
ある日、急に生活を共にすることになった自らを”貴方たちのお母さん”と名乗る人物。
知らない人と一緒に暮らさなければいけない恐怖。
これは一体どんな状況?お母さん、帰ってきて。
双子の兄弟は必死に祈るがそれさえも叶わず。
本当のお母さんが無事に帰ってくるまで、この状況を2人で乗り切るんだ!2人で手分けして徐々に探りを入れていく兄弟。しかし、ヒステリックになった正体不明の女により暴力もエスカレートしていき状態が悪化する。
遂に決定的証拠を見つけた2人は、母親をベッドに縛り付け”本当のお母さん”の居場所を問いただすのだが…。
そこに待っているのは、この前まで一緒に暮らしていた優しいいつもの2人のお母さんか、はたまた別の者か。
クライマックスでまさかの、全てが覆るような展開が待っています。全て見終わったあとにもう一度見直すと、初見とはまた違った見方ができる作品です。見直すたびに新たな発見がある面白いつくりになっています。

着信アリ
6

大げさすぎる演出がちょっと

自分の携帯に電話がかかってきて、死ぬという話です。大体の人が携帯を持つようになったころに作られた映画で、みんなの身に起きそうなこともあって流行ったのかなと思います。留守番電話に残っている自分の音声と同じことを言うと死ぬみたいなことだったのですがそれに気がついてるのに、同じことを言ってしまうところとか、なかなかこわい演出だなと思いました。呪いの正体は、貞子よりも若い、というか子どもの美々子ちゃんでした。妹をわざと傷つけたり、よくないこだったけど、それは母親の愛情を求めてのことだし、適切なカウンセリングを受けさせるべきだったのに母親がひどいなと思いました。貞子といい、美々子ちゃんといい、切ない過去の持ち主が怨霊になるという展開も悲しいし、彼女らが成仏するという最後も作ってほしいなあと思いました。なんかうかばれないなと思ってしまいました。あんまりなところもあって、葬儀屋がなんか人の死体に詳しすぎてこわいし、失礼だし、柴咲コウの友達の死に方がちょっとダイナミックすぎて嘘くさかかったです。映画の盛り上がりとして、いろいろおおげさにするのもわかりますが、もっと現実ちっくにした方が怖かったと思います。