グッドナイト・マミー

グッドナイト・マミーのレビュー・評価・感想

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グッドナイト・マミー
7

底のない闇の中、炎が揺らめく様な

仲の良い双子の兄弟、でも少し違和感が…。
顔を包帯で覆った母親。どこにでもあるありふれた家庭だが、やはりおかしい…。
最初から最後までずっと拭えない不安感、子供の視点から物語が進んでいく。
あの人は、本当に僕たちの”お母さん”なの?
ある日、急に生活を共にすることになった自らを”貴方たちのお母さん”と名乗る人物。
知らない人と一緒に暮らさなければいけない恐怖。
これは一体どんな状況?お母さん、帰ってきて。
双子の兄弟は必死に祈るがそれさえも叶わず。
本当のお母さんが無事に帰ってくるまで、この状況を2人で乗り切るんだ!2人で手分けして徐々に探りを入れていく兄弟。しかし、ヒステリックになった正体不明の女により暴力もエスカレートしていき状態が悪化する。
遂に決定的証拠を見つけた2人は、母親をベッドに縛り付け”本当のお母さん”の居場所を問いただすのだが…。
そこに待っているのは、この前まで一緒に暮らしていた優しいいつもの2人のお母さんか、はたまた別の者か。
クライマックスでまさかの、全てが覆るような展開が待っています。全て見終わったあとにもう一度見直すと、初見とはまた違った見方ができる作品です。見直すたびに新たな発見がある面白いつくりになっています。