tofu8@tofu8

tofu8
tofu8
@tofu8
5 Articles
3 Reviews
0 Contributions
0 Likes
tofu8

tofu8のレビュー・評価・感想

BLACKPINK / ブラックピンク / BLΛƆKPIИK
10

最もかっこいい女性像 BLACKPINK

「BLACKPINK」、通称「ブルピン」は、YGエンターテイメントから「2NE1」以来7年ぶりにデビューした4人組のアイドルグループです。
ジス・ジェニ・リサ・ロゼの4人で構成されていて、一番練習生期間が長かったのはジェニで約6年間、練習生をしていました。
ジェニは留学していて英語が話せて、リサ・ロゼも英語が話せます。
リサはYGで練習生になる為タイから一人でやってきました。
ロゼもオーストラリアから一人でやってきました。
ジスは高校を卒業してからYGに入る事になりました。ジスは容姿端麗でYG非公開練習生でした。
その為ほかの事務所からのスカウトも多くあったと言っています。
ジェニは10歳からニュージーランドへ留学していて、両親は韓国、ジェニは一人でニュージーランドに住んでいましたが、
YGのアーティストになりたいという思いで帰国してからYG練習生になったそうです。
練習生になるなら絶対にYGだと決めていたそうです。
韓国でアイドルになるには練習生になって過酷な練習生生活をしてからデビューとなります。
月末評価という事もやっていて、グループを組んだりソロで社長たちの前でパフォーマンスを披露しますが、
いいことばかり言ってもらえるわけではなくかなり精神的にくるものだったそうです。
今でもブルピンのメンバーで練習生時代の話をすると泣き出していまうメンバーがいるぐらいなのでかなり過酷だったのでしょうね。
YGはガールズグループをデビューさせると何回か予告していましたが、いつも白紙になっていたのでやっとデビューできて本当に嬉しかったと思います。
しかし、きっとデビューメンバーもコロコロ変わったりしていたので、デビューを待ちきれずに退所してしまった人も何人かいたそうです。
デビューしてからどのアイドルグループにも言える事なのですが、パート割の問題があって、
あの子ばかり多い、あの子ばかり少ないというのがどのメンバーにもあるのですが、ブルピンにはそれがありません。
ジェニは、パート割が不平等ではいけないと前に話していたこともあり、本当にちゃんと平等にみんなの見せ場があります。
そこがブルピンが大好きな点でもあって誰一人浮いていないんです。
これはNetflixのリアリティー番組でも語られていたのですが、今までいろんな人たちと組んで、
もっと私のパートが欲しいなど色々あったけどこの4人で組んだ時にそういうのが一切なく自然にやれたと語っています。
本当に相性がいい4人なんだと思います。
YGの社長もデビューさせる時、「本当は7人グループだったけど一番仲が良かった4人でデビューさせることにした」と語っていました。
デビューしてからは勢いしかなく、アイドルという枠ではなくアーティストだなと何度も思わされます。
韓国では毎日のように音楽番組がやっていて、新曲を出すことを、カムバック・カムバと言います。
ブルピンに限らずYG所属のアーティストはカムバの頻度がかなり遅いことで有名で、デモが起きたこともあるぐらいです。
しかし社長は、「カムバが遅いのはいい曲を作っているため待っていてほしい」と言っています。
実際いつもカムバする曲は本当にいい曲ばかりなんです。
なので私たちファンは待つしかないですが、韓国でアイドルが活動する期間は契約期間約7年と決まっているので、
カムバを早くしてほしいというファンの気持ちも痛いほどわかります。
4人グループですが個人個人ソロでも活躍できる力を持っていて、本当に才能の塊です。
可愛い系ではなくかっこいい系で、まさに憧れの女性像です。
「何度も辞めようと思った」とメンバーが言っていて、本当に練習生期間を耐えてデビューしてくれた4人には感謝しかありません。
そんな4人を知っている人もいるかもしれませんが、もっと深く知ってもっと深く好きになってほしいです。

ヨルシカ / Yorushika
8

他とは一線を画すなんだか懐かしいピアノロック

女性ボーカリストとコンポーザーの二人組ユニットというアーティストの形はもしかしたら制作の効率としては一番良いのかもしれません。
ヨルシカ・YOASOBI・ずっと真夜中でいいのにの3組を並べて「三大夜アーティスト」などと聞いたことがありますが、これらのアーティストはボーカリストとコンポーザーが手を組み、シンガーソングライターでもなくバンドでもなく一番効率良く小回りの利く形で創作活動に臨めているのだろうと想像できます。世界的に有名なBillie Eilishもそのような形をとっていますね。

DAWと呼ばれる音楽制作ソフトが充実したことにより、音楽はほとんど一人でハイクオリティな制作ができてしまいます。
本来であればわざわざ譜面を作って演奏家を雇ってリハーサルをしてやっとレコーディングとなりますが、その工程を全てすっ飛ばすことができてしまいます。
それもそのはず、このコンポーザーたちは元々「ボカロP」として活躍していたため、ボーカリストが初音ミクから人間になったというだけでやることとしては特に変わっていないんですね。Billie EilishのコンポーザーのFinneasはどうか知りませんが。

前置きが長くなりましたが、その中でも私がヨルシカをオススメする理由は「バンドサウンドにこだわっていること」です。
生演奏のドラム・ギター・ベース・ピアノという至ってシンプルなバンド編成で時折スパイスとして無機質な電子音を使うことはあっても基調としているのはがっつりとしたバンドサウンドです。

曲調は2000年代に流行した『君の知らない物語』や『メルト』などで有名なボカロPのsupercellを髣髴とさせる疾走感のあるピアノロック。
意外とこういう曲調を持つアーティストって他に例えようがないくらい少ないんですよね。けっこう好きなんですけど。
あまり他と比べるのは野暮だとは思いますが、他の同系統のアーティストを聞くといかにも電子音がごちゃごちゃと詰め込まれているのに対して、かなり爽快感と哀愁のあるバンドサウンドなのでとても聞きやすいです。

グレイテスト・ショーマン / The Greatest Showman
10

「自分が今、ここにいる」それが大切で素晴らしい と思わせてくれる、そんな映画でした。

主人公は、社会的に地位の低い家庭で育った男性。
子供の頃、裕福な家庭の少女と心を通わせながらも、引き離されてしまいます。
人生の逆転を信じ大人になった男性は、心を通わせ続けた少女と結婚し、貧しいながらも幸せな家庭を気づきますが、リストラに…再び再起をかけようとした矢先、「見た目」が「他の人とは違う」と世間から虐げられていた彼らに会うのです。
多少傲慢に見える前向きさで、影に隠れて生きていた「他の人と違う」彼らを誘い、メンバーに加え見せ物小屋の様なショーを開いて行こうとしていた主人公。
傲慢とも思える主人公の前向きさは、評論家や一部の人達には受け入れられず、反発も起き、トラブルも起きてしまいます。
しかし、彼らの歌やダンス、空中ショー等の才能は素晴らしく、好奇の目で見ていた観客をも巻き込み一大サーカスへと発展して行きます。

この映画のなかでは、多くの歌が歌われますが、自分達の見た目だけでなく、才能を認め、受け入れて拍手をくれる人達に支えられ、サーカスの中に初めて「自分の居場所」を見つけた「他の人と違う」仲間たち。そこで歌われる「This is me」は心を打ちます。「どんな言葉を向けられても、それを跳ね返して前へ進む 輝ける場所を探して これが私達なんだ」言葉は足りないかも知れませんが、この歌を聴くと力強く、「いまここにいる自分を認めて、前に進もう!」と勇気を貰えます。
音楽や歌が好きな方はもちろん、自分に自信を無くしかけてしまったり、これで良いのかな…と思い、悩んだりしている人が居たら、一度は見て、何かを感じて頂きたい作品でした。