tanu33382@tanu33382

tanu33382
tanu33382
@tanu33382
2 Articles
3 Reviews
0 Contributions
0 Likes
tanu33382

tanu33382のレビュー・評価・感想

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland
10

ドキドキが止まらない心理戦の連続

『約束のネバーランド』は週刊少年ジャンプに連載された人気作です。物語の舞台は孤児たちが住む孤児院から始まります。主人公はジャンプには珍しい女主人公「エマ」。ほかにメインキャラクターとして「ノーマン」、「レイ」という少年たちが登場します。この孤児院では赤子から11歳までの子どもたちが世話役のママと共に幸せに暮らしています。子ども達は皆等しく12歳の誕生日までに里親が決まり、里子に出されていました。
ある日、コニーという6歳の少女の里親が決まり、みんなと別れを済ませた後、ママに連れられ外へと通じる門へと向かいます。見送り終わったエマが食堂を訪れると、そこにはコニーが大切にしているウサギのぬいぐるみが置き去りにされていることに気づきます。そこで、ノーマンと共に門へとぬいぐるみを届けに行くことになり、そこでこの孤児院とママの秘密を知ってしまいます。なんと、外の世界には異形の姿をした鬼が住んでおり、ここに住む子ども達はその鬼の食料として育てられていたのです。そして、ママは鬼への協力者であることも発覚しました。この事実を知ったエマとノーマンは全員でここから脱走することを計画し始めるのです。
この物語で目を引くのは、頭脳明晰な子どもたちによる巧みな心理戦です。子ども達は毎日勉強の時間があり、高度な問題が次々と出されるテストをこなしています。そのテストで毎回フルスコアを取るのは、エマ、ノーマン、レイの三人でした。この三人の目線を中心に物語が進んでいくのですが、中でもママとの駆け引きは圧巻です。思わず手に汗握る心理戦の連続でハラハラしつつも、話が面白くページをめくる手が止まらないこと間違いなしです。
心理戦が好きな方、ファンタジーが好きな方ははまること間違いないです。

ムーンライト(映画) / Moonlight
8

目が同じ

1人の黒人に焦点をあて、少年時代、青年時代、大人時代の3つの時代に分けて、彼の人生の苦しみを描いていました。
少年時代はいじめです。この描写はとてもつらかったです。
まだ、自分の性的マイノリティもよくわかってない時にいろいろ言われるのは嫌だったろうし、家族にも問題があって、心休まるときなどなかったのだろうなと思うとつらいものがありました。
周りにいろいろ言われても、家族が認めてくれたらそれでOKなのに、彼にはそれがありません。
彼が風呂でひとり泣いている描写は見ていてとてもつらかったです。
成長して変わっていったように見えるけど、やはり根底には昔のいじめのことがあってという感じがして、いろいろ考えさせられました。
もう差別はないとか昔よりはマシになったと言われますが、やはり簡単に差別や生きづらさはなくならないのだなと思いました。
映像はとても綺麗で、とても重たい話なのに、きれいなんて不思議な感じです。
主人公の3つの時代が出てくるのですが、どの俳優さんも目が同じというか、眼差しが似ていて、同じ人物と言われても違和感がなかったと思います。
いいキャスティングをしたなと思いました。地味な映画ではありましたが、面白かったと思います。

コードギアス 反逆のルルーシュ / Code Geass: Lelouch of the Rebellion
10

最高のアニメ

私がアニメにハマるきっかけとなった、最高の作品です。
キャラクターデザインをCLAMPが手掛けており、とてもかっこいいです。アニメは1期と2期合わせて50話あり、それを3つの映画に再編成したバージョンもあります。
私が一番好きなキャラクターは、やはり主人公のルルーシュです。キャラクターボイスは福山潤さんが担当しています。主人公が母の仇をうち、妹のナナリーが幸せに暮らしていくために、ギアス(1度だけ誰にどんな命令でもできる)という特殊な能力を使って世界一の大国・ブリタニアを相手に戦うストーリーです。
その中でのルルーシュの戦略的な行動や大胆な作戦などは、見ていてとても面白かったです。最後の作戦であるゼロレクイエムでは、自らの命を犠牲にして“話し合いという1つのテーブルにまとめる”ことによって世界平和をもたらしたのですが、このシーンは本当に感動して涙が止まりませんでした。
この作品では架空の人型兵器(ランスロットなど)が登場するのですが、戦闘シーンも迫力満点で見ごたえがありました。機体ごとの性能が異なるのも面白いです。戦闘シーンばかりでなく高校の文化祭の行事などが行われているエピソードもあり、笑えるところもたくさんありました。笑いあり、涙ありで本当によかったです。3回ぐらい見直しています。