sigM1@sigM1

sigM1
sigM1
@sigM1
2 Articles
2 Reviews
0 Contributions
0 Likes
sigM1

sigM1のレビュー・評価・感想

ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風 / ジョジョの奇妙な冒険 第5部 / Golden Wind
10

アニメ『黄金の風』を見ない人は損をしている

『黄金の風』のアニメを見ていて驚くことは、とにかくアニメオリジナルのエピソードが多く追加されているということです。
アニメ第一話の出だしからしてすでに原作の漫画に厚みを与えるようなエピソード用意されており、製作スタッフの「絶対いい作品を作る!」という意気込みがとても伝わって来ます。
例えば、主人公の『ジョルノ・ジョバァーナ』には、『女性に道を教える』『子供にアイスをご馳走してあげる』といったエピソードがアニメでは追加されています。
原作漫画のジョルノにはない一面が窺えることで、ジョルノへの親しみが湧き、より『黄金の風』の物語に没入することが出来ます。
また、他に特筆すべきアニメのオリジナルエピソードは、ジョルノ達に立ち向かう敵の『暗殺者チーム』についてのことです。
原作の漫画では、あくまで彼らの持つ『スタンド能力』などといった最低限の情報しか描かれていなかった暗殺者チームですが、アニメではなんと『暗殺者チーム』とサブタイトルを冠し、丸丸一話をかけて暗殺者チームの各メンバー達について掘り下げられた回が存在します。
彼らが何をどのように考えてジョルノ達に挑んで来るのかということを読み取ることが出来るこの回は、物語をより濃厚なものとしてくれました。
アニメで新たに追加されたエピソードが多い一方で、原作の漫画の見せ場、名シーンも魅力を損なうことなくバッチリ描かれています。
『黄金の風』の有名なエピソードのひとつに、敵である『チョコラータ』に強い怒りを見せたジョルノが漫画の7ページ分途切れることなく必殺の『無駄無駄ラッシュ』を繰り出し続けるシーンがあるのですが、アニメでもジョルノは台本3ページに渡ってビッシリ描かれた「無駄無駄…」を叫び続けながら攻撃を叩きこみ、チョコラータを成敗してみせてくれました。このシーンは、コアなファンである『ジョジョラー』からも納得のいく場面に仕上げられており、喝采を浴びせられています。
これらのように、逆に「ここが良くない」という箇所を見つけることの方が難しい傑作アニメがこの『黄金の風』です。アニメの歴史に残る、まさに『黄金』の作品を見ないまま人生を過ごすなんて、損をしていると思いますよ!

フリオ・イグレシアス / Julio Iglesias
10

魅惑の人物

フリオ・イグレシアスの魅力は何といってもハンサムな顔立ちに、甘い愛の歌を歌うことにあります。ビギンザビギン、黒い瞳のナタリーなどラテンのナンバーを歌う彼の姿は世界中の女性の心を惹きつけて止みません。特にそのスペイン語の歌詞を和訳するとこんなに激しい愛の歌は日本語では照れくさくて歌えないといえるぐらいの物です。ナタリーはフリオ・イグレシアスのベスト10に入る名曲です。やはりスペイン語版で歌っている歌が一番良いです。その甘い歌声はたとえスペイン語が解らなくても聞き惚れてしまうぐらいで、男性ファンでさえメロメロになってしまうほどです。
そして、私は高校生からフリオ・イグレシアスの曲を聞いていますが、ラテンナンバーの古典から新曲までどの曲も愛にあふれているのです。そして、ナタリーの愛ゆえの悲しみを歌わせると彼の右に出る者はいません。そうかと思えばビギンザビギンのような陽気なナンバーまで彼の甘い歌声は留まるところを知りません。
彼は青年の頃サッカー選手を目指していましたがケガで挫折し、その時にギターに出会いリハビリとして歌っていました。そしてコンテストに出場してその後、世界中に愛の歌を響かせることになったのです。彼の声は甘く切なくノスタルジーにあふれています。それは、ラテンの古典曲がただ単に優れているからだけではなく、彼が歌うことによってさらに哀愁を増したのです。彼はサッカーだけでなく法学の大学も出て溢れる才能があるなか、あえてラテンの歌を歌うことに決めたのです。その選択は正しく、世界中のファンが彼の歌う姿に憧れ、想いを寄せています。彼は彼独自の世界をラテンミュージックの中で確立し今では息子たちがその後を継いで歌手として歌っています。