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rarukuraのレビュー・評価・感想

ミッション:インポッシブル / Mission: Impossible / M:I
10

アクション映画が好きな方に是非見てほしい作品

トム・クルーズの代表作でもあるひとつ。有名なシーンでいうと、「変装マスクを脱ぎ捨てるところ」といったら多くの方に伝わるだろうか。
自分では想像もできないようなスケールの計画を考え出し、実行に移していくキャラクター達に心を奪われる人が多くいるこの作品。誰もが「大丈夫なのか」と息をのむような、ギリギリのラインを攻めていくその様子はハラハラドキドキし、スリルを味わうこともできる。

あらすじとしては、CIA工作員の情報漏洩が発覚したことにより、主人公”イーサン・ハント”のチームが悲劇に見舞われてしまう。しかもその悲劇の背後には二重スパイがいることを知った時には時すでに遅く、自分が容疑者になってしまったイーサン・ハント。その容疑や悲劇の無念をを晴らすべくチームで協力をし、作戦を練り二重スパイに立ち向かっていく…!
そしてその壮大な作戦の内容とは…!?
このようにひと言で表しきれない程内容のギュッと詰まった1時間50分となっている。

最新作が2023年7月、2024年6月に2作品公開することが決定している。現在は6作品あるので、今までに見たことがある方はもちろん、見たことがない方もお家時間に是非チェックしてみてはどうだろうか。

天 天和通りの快男児
8

中年の星になった神域の男の生きざまに刮目せよ!天 天和通りの快男児 レビュー

麻雀漫画の金字塔「アカギ」
アニメ化までされた本作があまりにも有名になってしまった為、知らない人も多くなってしまいましたが、元は別の漫画の人気脇役だったキャラクターを主役に持ってきたスピンオフ作品でした。

その元ネタとなった麻雀漫画こそ、「天 天和通りの快男児」です。

理詰めの麻雀を好む学生、井川 ひろゆきが無頼の麻雀打ち天貴史と出会うところから始まったこの物語は、当初一話完結の人情モノでした。

しかし徐々に心理戦による本格闘牌麻雀漫画に移行。
作品の半分を占める東西のトップ麻雀打ちによる一大決戦へと進んでいきます。
そのターニングポイントとなったのが天とひろゆきの前に、赤木 しげるが現れた回でした。

「アカギ」の時代から約30年後、神域の男と呼ばれ、伝説の麻雀打ちとなっていた赤木しげる。
このおっさんになった赤木がとにかくめちゃくちゃカッコいい!

常にニヒルでクールだった若い頃と比べると「ちょっとゴルフがしたくなった」と仲のいいツレに声をかけて思い付きでハワイに行ってみたり、結構茶目っ気のあるところも見せつつ、いざ麻雀勝負になると、敵味方含めた最強キャラとしてひたすら頼りになります。
更にその若さと繊細な感性ゆえに悩み迷うひろゆきに対して東西戦を通じて、要所要所で助言をして導く師匠ポジションでもある。

「俺の暗刻はそこにある…」「そういうこざかしいことと無関係の所に…強者は存在する」など痺れる名言も山盛りで、読んでいくうちにどんどん赤木に心酔すること請け合いです。

また終盤に描かれた通称「通夜編」では麻雀漫画雑誌連載作でありながら全く麻雀をせずに、死を前にした赤木と周囲の人たちとの会話劇が繰り広げられますがこれがまたアツい!物語の最後、飛散した赤木を語る天とひろゆき。
寂しくもあり、どこか清々しくもある。そんな気持ちを読者も共有できるのでは無いでしょうか。

13年に及ぶ長期連載の中で、人情漫画家からギャンブル漫画家、そして人間心理を描く第一人者として覚醒した福本 伸行先生の成長の記録としても貴重な本作。
皆さんも、伝説の男の生きざまを追体験してみてはいかがでしょうか?

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
8

少年ジャンプらしい主人公の成長バトル漫画

単行本の累計発行部数は軽く1億冊を超え、劇場版の興行収入が300億円を超える等、社会現象を巻き起こした作品です。
家族を鬼に殺された少年が鬼を退治する物語、そう言ってしまうと現代版の桃太郎の様にも思えますが、そこはさすが王道のジャンプ漫画。特に主要キャラクター達の設定がよく出来ています。
主人公の少年の竈門炭治郎(かまど たんじろう)は、家族のためによく働き妹や弟に優しいごく普通の少年。
しかしある日、正体不明の鬼に妹の竈門禰󠄀豆子 (かまど ねづこ)以外の家族全員を殺害され、唯一生き残った禰󠄀豆子も鬼にされてしまいます。
炭治郎は家族を殺した鬼への復讐と、鬼になった禰󠄀豆子を人間に戻す方法を探る為、鬼を退治する組織である鬼殺隊に入隊して戦いに身を投じていく物語です。
鬼滅の刃の一番の魅力は主人公の炭治郎がどこにでもいるごく普通の少年という点です。
特に強いわけでもなく、何かに秀でているわけでもない普通の少年なので、読んでいて共感できる点が多いです。
性格はとても素直でまっすぐで人に優しい、正義感が溢れるけど無理を言わないというところも魅力です。
また炭治郎だけではなく、妹の禰󠄀豆子や物語がすすむにつれて登場してくるキャラクターもとても魅力的に描かれています。
是非一度手に取って読んでいただきたい、おすすめの作品です。