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putihaha6のレビュー・評価・感想

高橋孝汰
8

他にはない低音と渋みの合わさった声が素晴らしい有望なアーティスト

高橋孝汰さんは主に高知県で活動しているシンガーソングライターで、アコースティックギターでの弾き語りをしています。彼の作り出すオリジナル曲はどこか暗いようなネガティブな歌詞のものが多く、そのメロディーやコード進行はプロの歌手にも負けず劣らず惹きつけられるものがありかなりクオリティーが高いです。
曲の題材は恋愛に関する物が多く、特に失恋経験のある方には響く内容が多いです。全体的に切ない雰囲気が魅力的で、例えば代表曲のひとつである「Rainy Day」では女性目線で失恋の苦しさを切実に歌い上げています。そのアンサーソングとも言える「雨男」では、「Rainy Day」の男性目線からの後悔ややりきれぬ想いが語られており、合わせて聴くことでより曲の背景がわかり世界観に引きこまれます。他にも「言葉はジャックナイフ」という曲は一風変わり、言葉の内在的な攻撃性など影響力の強さを力強く歌い上げた良作となっています。
生きていると感じずにはいられない人生の儚さや空しさを様々な観点からまとめあげ、村下孝蔵さんのような深みのある厚い歌声で歌う様は静かながら底深い情熱を感じられます。年々重みを増していく魅力的な歌声は渋みを増してパワーアップし続けています。

アベンジャーズ/エンドゲーム / Avengers: Endgame
9

マーベルシネマティックユニバースの最高到達点

アベンジャーズシリーズの第4作で、大団円となる完結編です。前作で敵サノスから全宇宙の人口を半分に減らされ、窮地に立たされるアベンジャーズ。前半では非常に重い空気が流れていました。サノスの居場所を突き止め、サノスを倒した後も、絶望的な状況は変わりませんでした。変化をもたらしたのは、量子世界に迷い込んでいたアントマン。過去に戻り、サノスが人口を半分にするのを防ぐため、各アベンジャーズメンバーが各グループを組んで、それぞれのミッションを実行していきます。しかしながら、過去に戻ってのミッションは、シリーズを追いかけてきた我々からすると、過去のシリーズの印象的なシーンの追体験であり、いわばご褒美のようなシーンの連続でした。途中でナターシャが亡くなり暗い影を落とし、ようやくこぎつけたサノスとの決戦シーンでも途中絶望的なシーンが幾度となく見られましたが、それを乗り越えて、アベンジャーズが全員集合するシーンはもう感動モノでした。そこからサノス軍との戦いを経ての終盤、アイアンマンがで指を鳴らし、自らを犠牲にしながらもサノス軍を倒すこととなるシーンは名シーンと言わざるを得ません。そのあと、キャプテンアメリカに、彼にとって理想的な退場シーンが用意され、このシリーズを支えた立役者たちがシリーズから去っていくこととなります。寂しい気持ちはありますが、それ以上に、このような類を見ない映画シリーズに対して、心から感謝の意を述べ、またシリーズを見返したくなる、そのような大映画でした。