アベンジャーズ/エンドゲーム / Avengers: Endgame

アベンジャーズ/エンドゲーム / Avengers: Endgame

『アベンジャーズ/エンドゲーム』とは、2019年に公開されたディズニー配給・マーベル製作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の続編である。本作は、宇宙最大のパワーを持つ6つの石”インフィニティ・ストーン”を集めたサノスがアベンジャーズのメンバーを含む、全宇宙の生命の半分を消滅させたところから始まる。人類を守るため、”キャプテン・アメリカ”や”アイアンマン”を筆頭に最強ヒーローたちが再び立ち上がり、史上最凶最悪の敵・サノスに逆襲(アベンジ)する。

putihaha6のレビュー・評価・感想

アベンジャーズ/エンドゲーム / Avengers: Endgame
9

マーベルシネマティックユニバースの最高到達点

アベンジャーズシリーズの第4作で、大団円となる完結編です。前作で敵サノスから全宇宙の人口を半分に減らされ、窮地に立たされるアベンジャーズ。前半では非常に重い空気が流れていました。サノスの居場所を突き止め、サノスを倒した後も、絶望的な状況は変わりませんでした。変化をもたらしたのは、量子世界に迷い込んでいたアントマン。過去に戻り、サノスが人口を半分にするのを防ぐため、各アベンジャーズメンバーが各グループを組んで、それぞれのミッションを実行していきます。しかしながら、過去に戻ってのミッションは、シリーズを追いかけてきた我々からすると、過去のシリーズの印象的なシーンの追体験であり、いわばご褒美のようなシーンの連続でした。途中でナターシャが亡くなり暗い影を落とし、ようやくこぎつけたサノスとの決戦シーンでも途中絶望的なシーンが幾度となく見られましたが、それを乗り越えて、アベンジャーズが全員集合するシーンはもう感動モノでした。そこからサノス軍との戦いを経ての終盤、アイアンマンがで指を鳴らし、自らを犠牲にしながらもサノス軍を倒すこととなるシーンは名シーンと言わざるを得ません。そのあと、キャプテンアメリカに、彼にとって理想的な退場シーンが用意され、このシリーズを支えた立役者たちがシリーズから去っていくこととなります。寂しい気持ちはありますが、それ以上に、このような類を見ない映画シリーズに対して、心から感謝の意を述べ、またシリーズを見返したくなる、そのような大映画でした。