non0321@non0321

non0321
non0321
@non0321
1 Articles
4 Reviews
0 Contributions
0 Likes
non0321

non0321のレビュー・評価・感想

かまいたちの夜
8

戦慄の殺人事件を解決!チュンソフトのかまいたちの夜

冬のある日彼女とともに雪山のペンションにやってきた主人公が突如殺人事件に巻き込まれ、解決に導く推理ミステリーゲーム「かまいたちの夜」は1994年11月25日に発売された第一弾弟切草に続くサウンドノベルシリーズ第二弾です。
ゲームは小説を読むように進んでいき特定の場面で主人公の会話を選択できるという形で進みます。選択肢によって事件解決及びグッドエンドのものもあれば真犯人がわからないまま終わるなどのバッドエンドが複数用意されています。
主人公を含む登場キャラクターはシルエットで表現されてプレイヤーが顔などを想像しやすいのもこのゲームの魅力のひとつだと思います。また真犯人が最初から分かっていてもきちんとした手順を踏まなければベストエンディングを見ることはかなり難しいゲームとなっております。
ミステリー仕立ての本編をクリアすると悪霊編、Oの喜劇編などバラエティに富んだシナリオをプレイできるようになりこうしたシナリオの多さも魅力の一つといえるでしょう。
ミステリー編の謎解きがかなり難しいため途中でやめてしまったという方も多いと思う今作ですがしっかりプレイしていればかならず解けるトリックなのでこれからプレイする方はぜひ事件解決まではプレイしてほしい作品です。

2分の1の魔法 / Onward
5

オチがどんでん返しではない

なんか、衝撃のラストとかうたっていましたが、別にどんでん返しではありませんでした。そこが一番がっかりでどんなことが起きるのかなとワクワクして見ていたので、これ?別に普通の話なんだけどと思いました。でも、感動的ではあります。兄が弟を思う気持ちがよくわかって感動しました。特に親が亡くなってたりすると、おれは親父のこと覚えてるけどあいつは…とかなって、より弟を大切に思うのかもしれません。彼らの母親ローレルの息子を見る目もすごく愛に満ちていて、素敵なキャラクターでした。
いろいろいいところもあったのですが、前述のラストの件と、魔法世界なのに、魔法が廃れたっていう設定がよくわからなくてのれないところがおおかったです。なんか、すごいことできるし、科学が発達しても魔法はなくならないと思うんですよね。魔法がなくなるとかってどっちかっていうと、みんながそれを信じなくなったからみたいな、ピーターパンで語られているロジックのほうがすんなりきます。それに、ドラえもんの魔法の世界にする映画では魔法といえどもすぐには使えなくて勉強がいるって話になってたし、ハリー・ポッターだってそうです。なんか簡単に魔法思い出し過ぎちゃう?と思ってしまいました。おもしろいけど、いろいろと惜しい作品だなと思います。

ELLEGARDEN / エルレガーデン
10

10年の時を経て尚支持され続ける伝説のバンド

1998年に千葉で結成された4ピースバンド。2年後にメジャーデビューを果たすとバンドブームの波に乗り、瞬く間にパンクバンドシーンのトップに君臨。全国各地をツアーで巡りながら各地の大型野外フェスの常連となり、結成9年目には幕張メッセでのワンマンライブを成功させるまでに成長。
ただ、作品に込めた想いのズレにより、結成から10年となる2008年に活動を休止。
しかし、その10年後となる2018年。約10年ぶりに活動を再開する。
活動再開時のライブでは、チケットの熾烈な争奪戦が繰り広げられ、転売、ダフ屋が横行するなどの問題も起こりつつも、会場外での音漏れを狙う大勢のファンたちが詰めかけるなど、話題を呼んだ。
そして、リーダーの細美武士はELLEGARDENを再開した後も、ELLEGARDEN休止後に始めたバンド、the HIATUS、MONOEYESと3つのバンドを掛け持ちし、それぞれ違ったジャンルに特化した音楽を奏でている。

コロナ禍によりエンタメ業界が不要不急の存在にあげられる中、2020年夏にはアコースティック編成による無観客配信ライブを敢行。
いまなおYouTubeにアップされているアーカイブ映像は再生回数が増え続けており、人気の高さが伺える。

リトル・ミス・サンシャイン
7

考えるより先に実行しようと思える作品

作品のタイトルは可愛いらしくて、「何だか楽しそうな映画かな」なんて思いきや、しっかり背中を押してくれる映画でした。
州の美少女コンテスト「リトル・ミス・サンシャイン」を目指す主人公の女の子。ラッキーな事に繰り上がりで次のコンテストに進めるようになります。喜び大興奮の女の子を中心に家族としての関わり、子供や親、兄弟、夫婦間に対して「色々問題はあるけど、時間が解決してくれる。まぁ大丈夫でしょう」などと見て見ぬ振りしてることが「やっぱり!」「また?」「どうして⁈」と言いたくなる結果になってしまう様な、登場人物達が織りなす物語。
つまらない固定概念の塊だらけの大人達とは正反対に主人公の女の子は純粋にリトル・ミス・サンシャインに選ばれる事だけを考え、懸命に毎日ダンスの練習に励みます。
だれしも自分の家に不満や不安、何らかの問題を抱えていると、外に出て社会や学校に行ってもなかなか上手くいかないでしょう。それは解決すべき問題に立ち向かっていないからで、家族でそのカルマに挑み本音でぶつかって始めて相手を知り、心にゆとりが出来て、またお互いの違う意見を受け入れられる様になったりします。「解決すべきはそこだったんだ」と自分の足元をしっかり見る事の出来る映画です。
「ふざけた事をしているなぁ」なんて思いつつ、皆そこには愛があって、ただそれが上手く伝わらないだけ…。動かず悩むより、今出来ることをすぐにでもやろうと思えました。