かまいたちの夜

かまいたちの夜

『かまいたちの夜』は1994年にチュンソフトにより発売されたゲーム。当初はスーパーファミコンのゲームであったが、その後様々な機種に移植されている。作家の我孫子武丸にチュンソフトのスタッフが働きかけ、作品が作られることとなった。サウンドノベルの形式をとっていて、背景に文章が表示され、そこに現れる選択肢を選んでいくことでストーリー展開が変化していく。
内容はミステリーであり、主人公の透とヒロインの真理が真冬のペンションに閉じ込められ、そこで起きた殺人事件を解決していく。人物はシルエットで表示され、プレイヤーの想像力が刺激される構成になっている。メインストーリーは「ミステリー編」であるが、クリア後のアナザーストーリーとして、「悪霊編」「スパイ編」が存在する。
スーパーファミコン版、PlayStation版ともに高い評価を受けている作品であり、ファンも多い。続編として『かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄』、『かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相』、『真かまいたちの夜 11人目の訪問者』が発売されている。

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かまいたちの夜
8

戦慄の殺人事件を解決!チュンソフトのかまいたちの夜

冬のある日彼女とともに雪山のペンションにやってきた主人公が突如殺人事件に巻き込まれ、解決に導く推理ミステリーゲーム「かまいたちの夜」は1994年11月25日に発売された第一弾弟切草に続くサウンドノベルシリーズ第二弾です。
ゲームは小説を読むように進んでいき特定の場面で主人公の会話を選択できるという形で進みます。選択肢によって事件解決及びグッドエンドのものもあれば真犯人がわからないまま終わるなどのバッドエンドが複数用意されています。
主人公を含む登場キャラクターはシルエットで表現されてプレイヤーが顔などを想像しやすいのもこのゲームの魅力のひとつだと思います。また真犯人が最初から分かっていてもきちんとした手順を踏まなければベストエンディングを見ることはかなり難しいゲームとなっております。
ミステリー仕立ての本編をクリアすると悪霊編、Oの喜劇編などバラエティに富んだシナリオをプレイできるようになりこうしたシナリオの多さも魅力の一つといえるでしょう。
ミステリー編の謎解きがかなり難しいため途中でやめてしまったという方も多いと思う今作ですがしっかりプレイしていればかならず解けるトリックなのでこれからプレイする方はぜひ事件解決まではプレイしてほしい作品です。