moboo1@moboo1

moboo1
moboo1
@moboo1
7 Articles
5 Reviews
0 Contributions
0 Likes
moboo1

moboo1のレビュー・評価・感想

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

人間と鬼の悲しくも優しさを訴えた物語

主人公の竈門炭治郎は鬼に家族を殺され、唯一生き残った妹の禰豆子も鬼に変貌を遂げてしまった。炭治郎は鬼殺隊に入隊し、鬼となった禰豆子を人間に戻すために鬼と戦うことを決意する。鬼滅の刃の良さは、一人一人のキャラクターの背景をしっかりと描けているところです。また、語り掛けるような文章が多く、他のジャンプ漫画とは違う一面を持っていることも特徴です。人間という生き物の尊さと儚さを描き、反対に鬼となってしまった人間の背景も丁寧に描かれています。漫画を読んでいて優しい気持ちになれたり、悲しくて泣いてしまうといったことは普段ありません。人間としての感情を出せるという意味でも鬼滅の刃は一度読むことをお勧めします。原作は既に完結していますが、最後まで読んでも何度でも読み返してしまうほど忘れられなくなる作品です。人間と鬼という非現実的な話と、大正時代という舞台から人気が出ているのではないかと感じます。アニメや映画が放送されるたびに人気が戻ってくる作品はそうないです。鬼滅の刃は人の想いというテーマをもとに作成されているので、話の本質が読み解けたときに作者の意図がわかると思います。日本昔話の桃太郎をモチーフにされているといわれており、日本の昔話がここまで面白い作品になるのだと驚かされる作品です。

Days Gone / デイズ ゴーン
7

ストーリー性があるのがすきな方向けのゲーム「DAYS GONE」

主人公はディーコンセント・ジョンという男で、世界がゾンビで溢れその中で生き抜くといった内容である。移動手段はバイクで燃料の確保も重要になる。バイカー仲間とのアジトがあり、生存者用のキャンプを見つけ資材などを確保していく。
信頼度を上げ武器の強化をしていき、ストーリーを進めていくため、メインストーリーの他サブストーリーも進めなければ、むやみに先に進んでも武器が弱すぎるため即死することになる。徐々に敵の数が増え、敵の強さも変わるため序盤は強化することに務めるべきだと思う。マップはかなり広く、やりごたえがある内容になっている。しかし、先程もいったように序盤に信頼度を上げキャラクターの強化をするため、ストーリーがかなりあり、少しややこしい印象だ。
この作品の中でのゾンビは「フリーカー」と呼ばれ、フリーカーは巣をもっているので巣を焼き払ったりする。巣の場所を探し殲滅することでも信頼度が上がるため、ストーリーを進める際には重要になる。手に取ったときに感じた印象よりも、実際にやってみた方がハマる要素もあり自分的にはおすすめできる作品だ。
終盤になると大量のフリーカーを殲滅しなければならず、やりこみ度は高い。

不滅の恋/ベートーヴェン / Immortal Beloved
8

第九はすばらしい

ベートーヴェンの秘密の恋人を探る話です。
ベートーヴェンの恋文が残っているのは知っていました。
あなたは私の分身だ、私はあなただみたいな、とても甘い文だったと思います。
その手紙をもらったのは誰なのか、ベートーヴェンの人生はどのようなものだったのか、とても気になります。
見てみると、耳が聞こえないことを隠していたり、イライラしている人だと思われていたのには理由があり、とても悲しい人だったんだなと思いました。
もちろん、彼のために、遺品を整理し、秘密の恋人を探そうとしてくれる秘書みたいな人もいるし、多くの女性と恋愛をしたし、その中には恋が終わっても彼のことを友達として思ってた人といたように思いますが、音楽をしているのに耳が悪くなるなんて、どんなに辛かっただろうと思いました。
それでも、頭の中には音楽が流れてて、それを楽譜におこして演奏すればすばらしいなんて、さすがです。
映画ではいろんな音楽を演奏します。
月光を演奏するところは、すごくかっこいいし、第九はほんとにすごいです。
第九といえば、大晦日に演奏するものとして定番ですが、改めていいと思いました。
ベートーヴェンの曲を全て聴き直したいと思わせてくれる作品でした。

Angel Beats! / エンジェル ビーツ
8

泣けるアニメの登竜門

この作品のジャンルは学園・恋愛にあたり、世界観は死後の世界をテーマにしたもので、最初はその世界観に入っていけない人やアニメの作画でオタクの人が見るような作画だという偏見を持つ人もいるとは思います。私もその1人ではあったんですが、そんな偏見はすぐに捨て去った方が良いです。世界観にもすぐに慣れます。
主人公は突然記憶のない状態で目覚めます。場所は学校のグラウンドの様な前で、そこには銃を構えた「ユリ」という制服を着た女子とその照準の先にいるもう一人の「天使」と呼ばれている女子。この時点で視聴者の私の頭の中はついていけてませんでしたが、中盤からちゃんと面白なります。
綺麗な学校の校舎に大人がほとんどいない世界が綺麗に描写され、徐々に見入っていきます。
とにかく最後まで見てもらうと涙が止まりません。私が号泣しました。
この作品の良いところは、音楽とキャストの豪華さにもあります。
音楽に関しては、最初ただ普通のOP、EDだと思っていたのですが、作中に出てくる「Girls Dead Monster」略してガルデモが歌っており関心が高まります。
キャストは「進撃の巨人」のリヴァイ役・神谷浩史や「〈物語〉シリーズ」の千石撫子役・花澤香菜、『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジ役・緒方恵美等々の豪華声優陣が勢ぞろいしてるので、アニメ好きな方は必見ですね!

Dr.STONE / ドクターストーン
9

人類滅亡の危機から少年たちが科学史200万年をかけあがる。凝縮された人類の物語。

Dr,STONEは「週刊少年ジャンプ」にて2017年より連載されている少年漫画だ。マンガ大賞第2位、小学館漫画賞少年向け受賞など様々な功績を残している。

<あらすじ>(以下引用 出典Dr.STONE公式サイト:https://dr-stone.jp/story/)
全人類が、謎の現象により一瞬で石化して数千年——。超人的な頭脳を持つ、根っからの科学少年・千空が目覚めた。文明が滅んだ石の世界を前に、千空は、科学の力で世界を取り戻すことを決意。新たな仲間を集め『科学王国』をつくりあげる。
火、鉄、電気、ガラス、ケータイ……石器時代から現代文明まで、科学史200万年を駆け上がる千空たち。
しかし、そこへ霊長類最強の高校生・獅子王司が率いる『武力帝国』が立ちはだかる。人類浄化を目指す司は、強大な武力によって、科学の発展を阻止しようとするのだったーSTONE WARS、いざ開戦!

石器時代から現代に至るまで日本は文化、文明を目覚ましく発展させてきた。その中心に科学の存在があったことは疑う余地がないだろう。
その知識、経験が全て失われた世界で、1人の天才少年が現代へと階段を一気にかけあがる。科学を利用しようとする人、科学に救われる人、科学だけでは成し遂げられないこと…。
人類の歩んできた葛藤、感動が一挙に凝縮された超大作!大人も子供もその壮大なストーリに圧倒されること間違いなし。