不滅の恋/ベートーヴェン / Immortal Beloved

不滅の恋/ベートーヴェン / Immortal Belovedのレビュー・評価・感想

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不滅の恋/ベートーヴェン / Immortal Beloved
8

ベートーヴェンという人がどんな人なのか知った

ベートーヴェンが手紙をあてた不滅の恋人を探す話です。この映画を見て、ベートーヴェンがプレイボーイだったことを知りました。あんな素晴らしい曲を作ってて、耳が聞こえなくなっていったなんて、どれだけ辛かっただろうと思うし、その破天荒な生き方がとても興味深かったです。主演のゲイリー・オールドマンさんはさすが、カメレオン俳優って感じで、もうベートーヴェンにしか見えませんでした。女性と関わるときのプレイボーイな感じ、耳が聞こえないことを隠してる感じ、いろんな表情を見せてくれて、かっこよかったです。一番好きな場面は、彼が月光を弾く場面で、ピアノに耳をつけて弾いている姿がなんともせつなくてよかったです。彼が最後まで想ったのは誰だったのか、その謎を追っていく話だったのですが、どの女性ともそれぞれいろいろあっておもしろかったし、誰が相手なのか最後までわからなかったです。ベートーヴェンの意思をかなえようと恋人を探す彼の秘書もすごく頑張ってて、ベートーヴェンみたいな変り者の秘書なんてすごく大変だったろうに、彼のことを愛してたんだなってのが伝わりました。そしてもちろん、お話をかざるベートーヴェンの楽曲の数々がたまりません。こうして聞くと、第9がどれだけすごい曲なのかがよくわかりました。

不滅の恋/ベートーヴェン / Immortal Beloved
8

第九はすばらしい

ベートーヴェンの秘密の恋人を探る話です。
ベートーヴェンの恋文が残っているのは知っていました。
あなたは私の分身だ、私はあなただみたいな、とても甘い文だったと思います。
その手紙をもらったのは誰なのか、ベートーヴェンの人生はどのようなものだったのか、とても気になります。
見てみると、耳が聞こえないことを隠していたり、イライラしている人だと思われていたのには理由があり、とても悲しい人だったんだなと思いました。
もちろん、彼のために、遺品を整理し、秘密の恋人を探そうとしてくれる秘書みたいな人もいるし、多くの女性と恋愛をしたし、その中には恋が終わっても彼のことを友達として思ってた人といたように思いますが、音楽をしているのに耳が悪くなるなんて、どんなに辛かっただろうと思いました。
それでも、頭の中には音楽が流れてて、それを楽譜におこして演奏すればすばらしいなんて、さすがです。
映画ではいろんな音楽を演奏します。
月光を演奏するところは、すごくかっこいいし、第九はほんとにすごいです。
第九といえば、大晦日に演奏するものとして定番ですが、改めていいと思いました。
ベートーヴェンの曲を全て聴き直したいと思わせてくれる作品でした。