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mk38547のレビュー・評価・感想

さよならくちびる
10

ハルレオの魅力から抜け出せません

ハルとレオはもうすぐ解散することを決めている。ハル役の門脇麦とレオ役の小松菜奈は目を合わせることもないままで、三人でいてもマネージャーの成田凌がひとりで喋っているようですらある。ふたりがなぜ険悪なムードなのか、説明はないまま物語は続く。
この映画は説明が少なく、観ている人の想像に任せている部分が多い。答えは分からないけれど、そもそも若い頃に仲間にイラ立つなんてハッキリとした理由がないことも多いと思い知らされる。
ライブが始まると、たちまち映画を観ている人までハルレオの虜になってしまう。美しいメロディーと、ふたりの歌声。ぴったり合ったふたりの旋律と透明感が耳に心地良い。歌詞もやけに心に残るなあと思っていたが、それもそのはず、「秦基博」「あいみょん」が主題歌と挿入歌を担当しているとのこと。
菅田将暉さんとの結婚が決まった小松菜奈さんの魅力を、存分に引き出している映画だと思う。ミステリアスな部分と、少女のような部分のバランスが天下一品である。
門脇麦の歌声は初めて聞いたが、申し分ない。思わずハルレオの音楽をダウンロードしてしまった。何回リピートして聞いても耳に心地良く、ずっと聞いていたいとまで思う。
映画そのものだけでなく、音楽も良い一本でした。

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland
8

独特な世界観に引き込まれていった

のどかな孤児院から話は始まります。その孤児院は子供ながらにテストなどが読み手からすると少し妙な感じがします。そこまでは平和な物語なんだなと誰もが思うと思います。ですが里親が見つかって孤児院を出ていく子がのちに忘れ物をしていったことにこの物語の主人公、エマとノーマンが気づき、入ってはいけないといわれているトンネルに届けに行きます。そこで彼らが見たものはさっき出て行った子供の死体と見たこともないような化け物(通称鬼)と呼ばれるものを見てしまい、頭の良かった二人はすぐこの孤児院の正体に気が付きました。ただの孤児院の物語だと思っていた私にとってはいい意味で裏切られたと思いました。孤児院の正体に気付いたエマ達がとった行動はここを逃げるというものでした。エマ、ノーマン、レイは運動神経抜群で頭もいい最年長組ということもあり逃げる計画はこの3人が話し合っていました。逃げる方法、人数、作戦を考えていく中での3人の衝突や物語の展開の仕方はとても面白く1話見終わると早く次が見たいと思ってしまうほどでした。アニメでは3歳児以下を残してエマ達は逃げることに成功します。エマ達の頭の切れの良さが見ていてすごいなと感じる作品でどの話を見ても引き込まれて行ってしまいます。

MYST
8

超難解アドベンチャーゲーム

世界中で一世を風靡した謎解きアドベンチャーゲーム。一時はその人気からディズニーランドに導入される寸前までいったと言われている。このゲームは何となくやっていればなんとなく話が進んでゴールまで到達するような一般的なアドベンチャーゲームではない。とにかく尋常ではないくらい難しいのだ。

まず、主人公(プレーヤー)がMYST島に迷い込んでしまったところからゲームは始まる。
主人公は全く何もわからない状態でMYST島に放り出されるのだ。島の隅から隅まで動き回り、少しずつ謎を解き明かすことで、徐々に自分の置かれている状況を把握し、最終的には島からの脱出を目指す。

ゲーム中のMYST島は非常に美しい映像で描写されており、静寂な不思議な世界が広がっているところもこのゲームの見どころである。その美しく静寂な世界に主人公たった一人しかいないのだから、いつの間にかゲームの世界に夢中で没頭してしまう。

おそらく攻略本なしでは何度も挫折しながら進めていくような作品。挫折しながら一つ一つクリアしていくことに快感を覚えること間違いない。難しい脱出アドベンチャーゲーム好きにはたまらない作品である。

続編の「RIVEN」やMYSTシリーズの「OBDUCTION」もあるのでMYSTが気に入ったらぜひこの作品も楽しんでほしい。

バキ
9

マンガ『バキ』

この作品は格闘技マンガです。実際にいる人物を登場させていたりもします。キャラクターの数が大量なので、愛着がわくキャラクターが一人は出てくるはずです。メインエピソードとなるこのマンガ以外でも、主人公以外のキャラクターを主人公にした外伝作品などが販売されています。
自分が推しているキャラクターが勝った時、負けた時の感情移入がすごいです(私だけでしょうか)。
シリーズ化しているものなので題名が変わっています(『範馬刃牙』、『刃牙道』、『バキ道』など)が、コミック数でいうと100冊以上は出ています。男子は必ず通る(見る)マンガです。
人類最強の親父を持つ子供が主人公で、親父を超えたいがためにトレーニングしたり強い相手との戦いを経て成長していきます。格闘マンガはどれも似ていて、強い敵が出てきて倒したらまた次、さらに次…という展開になりますが、親父だけがチート級で負けません!
周りに様々な人物が出てきており、某国大統領なども出てきます。
このマンガの良いところは、非現実的な設定(空を飛んだりビームが出たり)が無く、実践できる戦い方をするところだと思います。