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lololo0のレビュー・評価・感想

東方永夜抄 〜 Imperishable Night.
10

東方永夜抄

東方projectは1996年に発売された弾幕系シューティング、ファンタジーPCゲームです。
東方project第8弾・「東方永夜抄」(とうほうえいやしょう)は2005年に発売されました。
異なる性能を持つ二種類の自機を場面に応じて使い分けるシステムになっています。

あらすじ
ある晩夏の満月の日、幻想郷で異変が起こりました。本来ならば満月であるはずの月はほんの少しだけ欠けており、完全な満月とは言えるものではなかったです。それは人間たちにとっては全く問題の無いことではあったが、月の光に依存する妖怪たちにとっては死活問題でした。
月の異変に気付いた妖怪たちは、人間のパートナーを引き連れて調査にでかける。また、原因を突き止める時間を稼ぐため、夜の進行を止めた。このため後の幻想郷の人間の間では、この異変は「夜が明けなかった」異変(永夜異変)として記憶されています。
主人公たちは幻想郷を駆け巡るうちに、竹林に隠された館「永遠亭」にたどり着く。ここで、真の満月を隠していたのは、月の姫の蓬莱山輝夜とその従者の八意永琳であることが明らかになります。
罪を犯して地上で隠遣生活を送っていた輝夜と永琳は、月から逃げてきた玉兎の鈴仙・優曇華院・イナバを匿っていました。鈴仙を通じて得た月の情報から、満月の晩に月の使者が訪れると知った二人は、罪人である自分たちが使者が自分たちのところへたどり着けないようにしていたのだった。
永琳と輝夜との交戦の後、幻想郷に真の満月が戻りました。
また、幻想郷自体が強力な結界に守られているために、月を隠さずとも使者は訪れないことを知った輝夜ら永遠亭の住民は竹林にこもる事やめ、幻想郷の住民として暮らすようになりました。

ハイスクール・ミュージカル / High School Musical
9

アメリカの高校生

バスケットボールに青春をささげた男子高校生が、たまたま一人の内気な女子高校生とカラオケでデュエットすることになり、それをきっかけに仲良くなって、その後の高校生活が展開していくというシリーズ3部作。
この作品はタイトルの通りにミュージカル調でストーリが進んでいき、その時々の主人公やヒロインの心情が歌の歌詞の中に表れ、ストーリーを重厚感のあるものにし、見る者の心を揺さぶっていく。なおかつ歌が、バラードありアップテンポなダンスミュージックありと、どれも名曲で身に染みるので、映画を見終わった後も、何度もヘビロテしても色褪せない楽曲となっている。そして何と言ってもボーカルの主人公、ヒロインの歌が上手くて、さすがアメリカのミュージカル出演者はレベルが高いなと思う。
ストーリーは、アメリカの高校生を扱うドラマとしては定番なものではあるが、揺れ動く高校生カップルの心情を全編を通して丁寧に描き、それを支える仲間との友情など見るべき点は多々あって面白い。そしていつも最後はハッピーエンドで締めくくられ、壮大な曲で締めくくられるので感動の余韻が最後まで響き渡る。
この作品は社会人になってからの展開も可能であり、続編も期待されるが、一方で、輝きある高校生活で終焉させてしまうことでより一層その輝きの強さが映えるのではないかと思うので、続編はなくてもよいかとも思う。

人狼ゲーム ロストエデン
9

人狼ゲームシリーズ初のドラマ作品

「人狼ゲーム インフェルノ」の前日譚です。映画やマンガ、ノベライズで人狼ゲームが描かれることはありましたが、連ドラ化もしたとは!シリーズの人気の証拠だと思います。
ドラマで前日譚をじっくり描くことにより、人間関係等が説明不足に陥りがちだった映画版をカバーできていて、面白さが倍増していると思います。
さらに今回は、人狼ゲームに参加させられているメンバーだけでなく、外部から人狼ゲームを事件として追う刑事達の姿と、今まで勝たられなかった人狼ゲームの運営側の人間も登場する等、これまでで1番人狼ゲームの世界を掘り下げた深みのある作品になっています。
今回人狼ゲームに参加させられるメンバーは、同じ学校の同じクラスメイト達という、過去作の無作為に集められたメンバーとは違います。
誰がなんの役割か?人狼は誰だ?と推理するのももちろん面白いですが、どちらかと言うと、人狼ゲームが始まるまでにあった出来事等のドラマ色の方が強く、推理よりもそちらが気になります。
その場での行いだけでなく、普段の素行や考え方でも釣られてしまう原因になるため、知らない同士でやっていた人狼ゲームよりも難易度が高いと思います。
劇場版へパスされるラストの展開は見事なものです。劇場版も続けて見たくなること間違いなしのドラマでした。

君が僕らを悪魔と呼んだ頃
10

主人公が異常だけどかっこいい

主人公の斎藤悠介は学生時代にありとあらゆる悪行を尽くし、失踪。
裸で発見された斎藤悠介は記憶を無くし、真っ白な人間になった。
目を覆いたくなるような悪行を重ね、友人ですら悪魔と呼ばれた斎藤悠介だが彼には何か人を引き付けるような魅力を感じました。
同級生の中でも一番ひどい目にあわされた一ノ瀬も、彼を殺してしまいたい衝動を持っているのにも関わらずなぜか斎藤悠介から離れられない…私も作品を読みながら、被害者の屈辱と加害者、斎藤悠介の償いについてとても深く考えさせられる作品でした。
登場人物も個性がかなり強く、悪行を重ねているにも関わらず正当な発言をする会澤も、おちゃめな雰囲気から一変し人を委縮させてしまうほどの話術を持っていてかっこよさを感じました。
人によっては被害者を思うと気分を害する作品かもしれません。それが本能なのか、偽善なのか…そんなことですら考えさせられる作品です。
やったらやられる、さらに強い力で制圧すると周囲にまで復讐の手が及ぶ事態に、記憶を失った主人公が生涯をかけてどう償うか。
復讐と恐怖の波にのまれそうな主人公が自分の意志で決断した道を阻害しようとする人物まで現れてしまいハラハラドキドキの作品です。
続きが気になって徹夜で読み切ってしまいました。