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leina19y6のレビュー・評価・感想

恋は雨上がりのように / 恋雨 / Koi wa Ameagari no You ni
8

爽やかさ。繰り返し観たくなる作品

私は実写映画版しか観ていないんですが、よく「原作のストーリーとは少し違う」というレビューを見かけました。なので原作推しの人にはオススメできるか分からないですが、一度は観てほしいと思います。
冒頭から完結まで「爽やかさ」が目立つ作品だと思いました。陸上部に所属する主人公・橘あきら(小松菜奈)は怪我で部活から遠ざかっていましたが、冒頭の走って登場するシーンを見て元は走るのが大好きで、得意な子だったんだというような描写。その走りから、躍動的・真っ直ぐな性格を知ることができます。
怪我で挫折してしまうんですが、そこで救われるように出会ったファミレス店長45歳(大泉洋)は、まさに女子高生が憧れる年上男性像に近いと思います。
ここで店長に恋してる橘あきらに対して店長の対応が《良い》と思うのは、店長がガツガツしないタイプだというところ。女子高生相手にカッコつけるわけでもなく、演出なしの等身大のおじさん(大泉洋が役者してるから良いってのもあるかもだけど…)で、ちょっと世の中に悲観的な中年っていうところがリアル。
また、ストーリーの中では恋愛ばかりに重きを置かず、あきら自身の挫折から復活に至るまでも簡単ではなく、怪我への周りの反応や本人の葛藤・他者とのいさかいを通じて成長していく。そっちの青春もしっかり描かれている。
怪我での挫折という少し重たいながらに、それを上回る爽やかさ。定期的に観たくなる作品だと思います。

僕のヒーローアカデミア / ヒロアカ / My Hero Academia
10

作画が良い

漫画のころからアニメ風な作画や色の塗り方だった為、アニメでも違和感なく見ることが出来ます。そして、アニメ・漫画ともに作画が崩れることがありません。これは読者にとっては嬉しいことだと思います。
漫画だと一巻から最新巻までにかなり作画が変わっていくものがあります。しかし「僕のヒーローアカデミア」はそうではありません。確かに最新巻では絵の迫力はあります。でも登場人物をひとりひとり丁寧に描き上げられているのは一巻から変わりません。
いきなりキャラデザインが変わる、なんてこともありません。なので映画だけを見るひと、アニメだけ、漫画だけというひとはぜひ別の方向からも見てみてもらいたいです。本当に原作と何も変わらない作画が見ていて安心できます。
生徒のコスチューム変更はもちろんあります。しかしその変更点もアニメでも細かく描かれています。愛読者からするとその点も嬉しいことです。
他にもたくさんある作品を否定するつもりは全くありません。しかしこの作品の作画が崩れないという点は自信をもってたくさんの人に伝えたいと思います。少しでも「僕のヒーローアカデミア」に興味を持って、これからもたくさんのひとから愛される作品になって欲しいなと思います。

ジョーカー / Joker
10

あまりに悲しい

あのジョーカーの過去がわかるというのでとても楽しみでした。思った以上にかわいそうな過去で悲しくなりました。お母さんが病で、自身も精神?神経の病で笑いたくなくても笑っちゃって苦しいし、なのにお金はないし、医療援助は減らされるし、ととても苦しい生活です。そんな中で、人に絡まれたり、バカにされたりしたら、誰だって切れてしまうと思います。彼が人を殺してしまったり、狂気に走るのを誰が批判できるでしょうか。でも、このお話が事実としたら、おかしいところは多々あります。私の理解ではブルース家の人はいい人だと思うのですが、なんかこの映画のアルフレッドとかひどいです。それに、ジョーカーて何かがあったからああなったのではなく、何もない、意味もなく、怖いという人である方がいいと思います。ですので、この映画の物語はジョーカーが語る嘘か真かわからない、過去話の一つと思うことにしました。ダークナイトでも、ジョーカーは傷の理由をいろいろ語っていたし、この映画の終わりのほうも、セラピストにジョーカーが語ってるみたいなかんじだったので、無理のない解釈だと思います。そう思ってみると、バッドマンファンも納得のいく映画なのではないでしょうか。