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kuroking555のレビュー・評価・感想

D.A.N.
10

バンドサウンドとクラブサウンドの相乗効果

このアルバムを端的に表すのなら、「夜」という言葉が一番しっくりとくるのではないかと思う。
このバンドのサウンドはいくつものレイヤーが積み重なり、そしてその残響音に体を無意識に揺らされるのである。
D.A.N.というバンドは三人組からなるバンドである。そんな彼らは様々なアーティストからの影響を受けている。
オルタナティブやクラブシーンからの影響を受けているのは言わずもがなであるが、宇多田ヒカル、KIRINJIなどのポップスなどからも影響を受けている。
ボーカル櫻木大悟の織り成す歌詞は非常に情景描写などの表現に優れていると感じる。状況変化を端的に表すことでD.A.N.のアーバンなサウンドを決定づけてくれるのだ。

アルバムの収録曲は全8曲である。すでにミニアルバムなどに収録されている「POOL」、「Ghana」に加え新録の6曲で構成されている。
最初に記述したように、レイヤー層の厚さがあるのにも関わらず、音数の多さは感じないシンプルな構造で、リズム隊の素晴らしい演奏を深く感じることができる。それでいてどこかに怪しさを感じるシンセサイザーやボーカルによって、現実世界からの乖離をこのアルバムを聴いている間は体感できるのである。

甘城ブリリアントパーク
10

潰れかけの遊園地を再建!腹から笑いたい人におすすめ!

甘城ブリリアントパークはファンタジー要素が多めのコメディアニメとなっております。腹からギャグで笑いたい人、だけど少し恋愛要素も欲しい、けど恋愛要素とコメディ要素があるアニメにありがちな主人公がダメダメは嫌だそんな方におすすめできるアニメです。
主人公である可児江西也はある日転校してきた千斗いすずという美少女にマスケット銃を突き付けられます。それはデートの強制的な誘いでした。デート先に可児江が連れて行かれたのは閉園寸前の遊園地「甘城ブリリアントパーク」でした。そこで支配人のラティファ・フルーランザに出会い支配人代行になる事を依頼されます。
2週間で10万人の来客を達成するという中々の無理難題を突きつけられ帰ろうとする可児江であったが、最終的に見捨てる事が出来ず支配人代行になる事を決意、可児江は甘城ブリリアントパーク人気遊園地にする事を決意し動き出す。無事人気遊園地にする事が出来るのか。
といった内容になっています。平たく言えば潰れかけの遊園地をもう一度復興させようというアニメです。ただ遊園地を復興と聞くと全く面白く聞こえませんが、主人公の可児江は非常に優秀で支配人代行としての素質がピカイチでした。その敏腕っぷりには視聴者の我々も憧れてしまうほど。
また、様々な遊園地のキャラクターが登場するのですが中身がおじさんなマスコットキャラ、踊りが下手なパフォーマー達などあげだしたらキリがないほど個性豊かなキャラクターで溢れています。その個性豊かなキャラクターをどの様にまとめ上げ人気遊園地にしていくのか非常に見所です。自分だったらこうするな、だとかマーケティングな面もあり決してギャグだけでは終わらない様なアニメです!
聞いただけでは中々実感が湧かないかと思いますが是非1話を見てみる事をおすすめします!

TETRIS 99
10

ひとりでコツコツorみんなでバトル!

1番得意なゲームであり、人生で1番遊んだゲームです。
まず世界の99人と対戦できるところが楽しいです。
ただテトリスをプレイしてるだけでは駄目で、対戦プレイヤーに攻撃をしたりと戦略を練るのもワクワクします。
テトリス99の上位になるとテトリミノの落下速度もとても早くなるので、対戦プレイヤーにどういう攻撃を仕掛けるか迅速な判断と迅速なスティックさばきが必要になってきます。
テトリス99 VIPはテトリス99で1位になった人しか入れない部屋なのですが、こちらは猛者揃いです。
テトリミノの落下速度は最初から早いし、CPUまでもが強いです。
ただ、こちらはCPUが多めの印象です。
テトリス99の方はCPUはいません。
ひとりでコツコツやっていく999ラインも楽しいです。
レベル99になるとテトリミノの落下速度はMAXで、ゴーストをつけていてもほぼ見えません。
一瞬で落ちてきます。
なぜかTスピンの回数が多くなりますね。
テトリミノが早すぎて固定するまでに回転させたりするからでしょうか。
ある研究結果によると、テトリスはダイエットの効果もあると発表されています。
確かにテトリス99や999ラインの最後のほうになると脳をめちゃくちゃ使ってる感じがして、呼吸も忘れてしまって、歯もすごく食いしばってるのがわかります。

ソランジュ / Solange
9

自然で洗練されたサウンド、正直な歌に感動

ソランジュの「Cranes in the Sky」を聴いたとき、感動して涙腺が熱くなるのを感じました。
音楽を聴いてそんな気持ちになることは、ずいぶん長い間なかったので、ソランジュに感謝したい想いです。
ソランジュはありきたりでないサウンドを好み、R&B/ソウルという枠組みの中で、実験的な音楽を作ってきた人です。
DIY精神を感じさせ、商業的な成功よりも、音楽表現において自分の望むものを追求することに重きを置いているように感じます。
2000年代に出した二枚のアルバムでは、まだそれほど完成度が高くありませんでした。
サウンドは荒削り。悪く言えば雑な印象です。
歌については、ただ音程をとって歌っているだけで、心が入っていないように感じます。
この頃はソングライティングに力を入れていて、歌うことにまで気が回らなかったのかもしれません。
しかし、2016年の『A Seat at the Table』で状況は覆されます。「Cranes in the Sky」が収録されているアルバムです。
このアルバムで、それまでのアンバランスで散漫としていたものがひとつにまとまり、美しい芸術へと昇華させられました。
自然で無理がなく、正直に発せられる言葉。洗練されたサウンド。そして、何よりソランジュの歌声が素晴らしく、囁くような美しいウィスパーボイスに、豊かな表現力がのせられています。
続く2019年の『When I Get Home』でも、同じようなスタイルが踏襲されています。このアルバムからは、各曲のミュージックビデオが繋げられた、40分程の映像が配信されています。前作でも、コンセプチュアルで美しい映像が制作されていますが、『When I Get Home』の映像も素晴らしく、見ごたえがあります。
YouTubeのソランジュのチャンネルで視聴できますので、是非チェックしてみてください。