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kou1208xy9のレビュー・評価・感想

AAA / トリプル・エー
9

男女混合+多様性=これからの社会の理想のモデル

AAA(トリプルエー)は2005年デビューの男女混合ダンスボーカルユニットで、紅白歌合戦への出場や4大ドームツアーを行っていることから知名度もあると思います。
しかし、彼らの魅力はまだまだ一般リスナーに伝わりきっていないのでは? もっと評価されてもいいはず!
彼らのデビュー13年目にして「ハマった」筆者が考える、歌唱やダンスだけじゃない彼らの魅力、それは「多様性」です。
男性5人と女性1人というメンバー構成なので紅一点の宇野実彩子さんの存在が際立って見えますが、なにも彼女だけが「他の人と違う」存在ではないんです。
AAAはavex所属ということで、いわゆる「パリピ」なイメージかと思いますが、メンバーの中にいわゆる「オタク」がいます。末吉秀太さんです。詳細は省きますが、彼は同じオタクの筆者から見ても完全にオタクです……。それに対して與真司郎さんはかなりの「陽キャ」です。一時ロサンゼルスに在住し、休日はビーチバレーやホームパーティーを楽しんでいたようです。ラップを主に担当する日高光啓さんはSKY-HIとしても知られているかと思いますが、彼はRap詞をすべて自身で手掛けています。SKY-HI名義での楽曲に至っては作詞、作曲はすべて彼です。リーダー・浦田直也さんは2019年秋の時点では活動をお休みされていますが、6人の中で誰よりも「歌手」です。西島隆弘さんはNissyとしてあちこちのメディアに取り上げられることも多いですね。彼はライブのMCではハイクオリティな変顔やオネエキャラを繰り出す「ちょっと変な人」です(笑)
性格も活動スタンスも、よくよく聞けば違う(もしくは正反対)なところも多い彼らなのですが、その多様さをお互いに許容し共存しているところがスゴイんです。
2018年以降は全員ソロアーティストとしても活動しており、「1人きりでもステージに立てる人」が6人集まっているモンスター級のグループになっています。
AAAはメンバーの個性と多様なキャラクターも魅力ですが、もちろん楽曲も多彩です。
これまでにいろいろな作家からの楽曲提供を受けていますので、小室サウンドからアニメタイアップまでなんでも歌いこなします。
また、男性ボーカルと女性ボーカルが共存しているので、1曲の中に2つの視点が存在したり掛け合いのように聴ける部分があったりと、奥行きがあります。男性だけ、女性だけのグループでは実現できない広がりのある楽曲になっていると感じます。
「男女混合」にとどまらず、ありとあらゆる要素を含み多様な世界観を見せてくれるAAAは、音楽性だけではなく、大げさですが「男女共生社会」の良いお手本なのかもしれない、と思います。

マスカレード・ナイト
6

展開が同じ

東野圭吾さん原作の「マスカレード・ホテル」の続編とのことで、前作を観ていなかったのですが、映画館の予告で興味を持ったため前作を見てから「マスカレード・ナイト」を観てみました。
まず観た感想として、前作よりも登場人物が多いため、名前や登場人物同士の関係性を一致させるのが少し大変でした。
また、全体的な流れが前作とほぼ同じだったところが非常に残念です。
1番最初に怪しいと目をつけられた人物が、途中で心の内を話すことで犯人ではないと思わせる→物語終盤でまた出てきて、結局その人が犯人で、ホテルマンの山岸(長澤まさみ)の命が危険に晒されたところを刑事の新田(木村拓哉)が助けるという構成が同じなので、特に観終わったあとの感動もなく終わってしまいました。
しかし、物語の舞台となるカウントダウンパーティーのシーンは仮装をした大勢の客の姿がすごく華やかで素敵でした。この御時世でなかなか大勢が集まるところでパーティーはできないので、まるで異世界を見ているかのような不思議な感覚に陥りました(笑)
出演している俳優陣も超有名な人ばかりなので見ていて飽きないですし、それぞれの役どころも見応えがあって良かったです。
「マスカレード・ホテル」の世界観が好きな方にはおすすめできる映画だと思います。