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kawasima-022のレビュー・評価・感想

ふたりはプリキュア / ふたプリ / プリキュア無印 / Pretty Cure
6

変身ヒロインの新たな境地を開いたシリーズ第1作

2004年よりに放送され、2023年に20周年(厳密にいえば20作目なのですが…苦笑)を迎え、戦闘ヒロインアニメの代名詞としても広く認知されている東映アニメーション制作の記念すべき第1作です。
光の園からやってきた妖精と出会ったふたりの女子中学生が不思議な力で伝説の戦士「プリキュア」となり、悪のドツクゾーンとの闘いに巻き込まれるあらすじとなっています。同じ東映アニメーション制作で一世を風靡した「セーラームーン」との類似性をよく指摘されるものの、「女の子だって暴れたい」をモットーに、容易に男性キャラに頼ることなくヒロイン達が自力で困難を打ち砕いていく姿や、戦闘時は同じ時間帯に放送されてる仮面ライダーや戦隊のように肉弾戦を中心とするなど大きく差別化され、以降の(作品によっては大きく変更されることもありますが)作品でも徹底して貫かれている方針になっています。
また、オールスター映画の影響もあり初代=最強というパターンが独り歩きしてる感があるものの、実際に本作を視聴した際、全体的にそこまで恐れ多い感じではなく、むしろ等身大の女子中学生の姿が丁寧に描かれていて、地に足の着いたヒロイン像になっている印象です。
1作目ということもあり、手探り感も含めて以降の作品にはないパターン化も見当たらないのが逆に新鮮に感じられるかもしれません。

赤ちゃんと僕 / 赤僕 / Baby & Me
7

「赤ちゃんと僕」作品紹介

「赤ちゃんと僕」は、1991年から1997年まで「花とゆめ」で連載された羅川真里茂先生作の少女漫画で、小学館漫画賞受賞作品である。

主人公は交通事故で母を亡くした小学5年生の榎木拓也(えのき たくや)。
拓也には弟・実(みのる)2歳と父・春美(はるみ)がいる。
毎日学校が終わると保育園に実を迎えに行き、パパが帰るまで一人で弟の面倒を見たり、一緒にあそんだり、パパを助けながら実のお世話をしている。
そんな榎木家3人とご近所さんや学校の友達、パパの会社の人々との日常を描くほのぼのとしたお話も多いが、
時に日常の深刻ないじめ、家族との確執を含む家庭問題なども取り入れた物語だ。
赤ちゃんと僕は1話から数話完結のオムニバス形式で構成されている。
季節ごとの内容に伴い拓也と実の成長、拓也たちを取り巻く人々に焦点を当てたストーリー等と途中から読んでも問題はない。
そんな中で「どんなに僕が頑張ったってママにかなうわけない… 僕はお兄ちゃんなのに」とつぶやくシーンがある。
実が保育園で他の男の子を殴ってしまい拓也が実を怒るが、 拓也の怒りは落ち着かず夜になってもなかなか許すことができなかった。
すると実が泣き出してしまい、「まんま…」とつぶやいた時に拓也が思い詰めて心に思ってしまったシーンは心揺さぶられるだろう。
そしてなにより実の可愛さも見どころの1つだ。目はくりくり、顔はぷにぷに、体はぼてっとしていて、まさに赤ちゃん!
表情もとても豊かで、笑顔も泣き顔も可愛い。とにかく可愛いのだ!

羊文学
9

個性的でエモい雰囲気のバンド

羊文学はオルタナティブ・ロックバンド(ロックのジャンルですね)です。
羊文学の名前の由来は、英語でも日本語でも「羊」という言葉が入っていたら格好良い気がするため、そして音楽だけではない大きな世界観を表現するために「文学」を繋げたと塩塚はインタビューで答えています。
塩塚もえか、河西ゆりか、ふくだひろあの3人からなるバンドです。当初は5人バンドでしたが、メンバーの脱退や加入を経て、2017年から今の3人バンドの形となりました。
個人的に一番羊文学の中でおすすめしたい曲は「あいまいでいいよ」。この曲はちょうど暖かくなったこの時期に聴きたくなります。とくに伸びやかなボーカルの高音と、切ないメロディラインが特徴です。
聴く人の環境に合わせてくれて、テンポも穏やかで、耳馴染みの良いのが特徴です。
どの曲も聴けば聴くほど心地よく、何度も聴きたくなるバンドです。よくいるすぐに売れるバンドって感じじゃなく、ゆっくり世間に馴染んでいく、そんな感じのバンドな気がします。いい曲はその曲のイメージとか背景が浮かび上がってくる感じがします。
羊文学は大きな音で聴くといいです。透明感と芯の強さが共存するボーカルの声が、グランジ(ロックのジャンル)っぽい音に乗るのがいいんです。