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kagetan04308のレビュー・評価・感想

ボヘミアン・ラプソディ / Bohemian Rhapsody
9

ライブに参加したみたい

伝説のロックバンドQUEENのボーカル、フレディ・マーキュリーの生涯の話です。
映画の最後は、LIVE AIDのパフォーマンスを20分丸々やるのですが、そこが素晴らしいです。
本作は、芸能人がよく良かったと言っていますが、やはり人前に立つ立場の人が見ると、特にミュージシャンとか芸人みたいにライブをする人が見ると、あのライブ前の高揚しているメンバーとか、ライブ中の客との一体感とか、やっぱフレディ、すげえなと思ってるスタッフやメンバーとかを見ていると、どこか共感できたり、ああこういうライブしたいなと思ったりするから、私達より感動できるのかもなと思いました。私は客としてしかライブに参加したことはありませんが、ライブはやはり客も参加者の気がします。
本作を見ると、本当にライブに参加した気になります。
フレディは、本当にパフォーマーとして、最高です。そんな彼がどんな人生を送ったのか、いつも楽しく派手に生きてたと思いきや、孤独を抱えていたのではないか、それが分かって良かったです。
本作が描いたことがフレディの真実とも思えません(実際はもっとハッチャケて、あまり気にしてなかった気もする)が、そういう面もあったと思います。
真実と違うからダメな映画ではなく、これはこれで真実なのだと思います。

この世界の片隅に / In This Corner of the World
10

泣ける。

戦争の時代に生きた普通の生活を描いた作品です。他の戦争映画と違い、戦争中の日常生活を描いていて、どこかほのぼのしているのですが、やはり悲しい、切ないところが出てきます。昔の、親の決めたところに嫁に行かなきゃいけなかったすずが、それでもいい婚家にめぐまれて、にこやかに過ごしてたり、優しさに触れたりというところがあるかと思いきや、空襲があって、家に帰りたいなと思ったり、地雷で姪がなくなったりと、とても悲しい話でもありました。最後には広島、長崎にげんばくがおち、戦争が終わります。そのときのすずの咆哮には、なんのために今まで辛い目にあってきたのだ、戦争に意味があったのかとの思いがあり、とても胸にきました。そのご、戦争で子をなくした義姉の泣きとか、すずの泣きとか涙腺が崩壊でした。兵隊さんたちが辛い目にあったのはもちろんですが、普通の人々も辛くてしんどくて、不自由な暮らしをしてきたのだなと思い、戦争がどんなに悲しいものかがわかりました。最後の戦争孤児の話も悲しいです。でも、全体的にはほのぼのとしていて、見ていてしんどいということはなく、素晴らしい作品だと思います。すず役ののんの声も、のんびりとしたすずの性格にとても合っています。